ニュースリリース

2000年07月21日ニュースリリース

汎用ガソリンエンジンの排出ガスクリーン化について

 本田技研工業(株)は、国内外で生産している汎用ガソリンエンジン*1を、世界で最も厳しい排出ガス規制である米国環境保護庁(EPA)のフェーズ2に順次対応させ、2001年末までに完了させる。フェーズ2の規制最終年はクラス1(100-225cm3)で2007年、クラス2(225cm3以上)で2005年であるが、ホンダは大幅な前倒しで対応を完了させ、汎用エンジンの排出ガス中に含まれるHCとNOxの排出量を1995年比で平均30%削減する。

なお、今後EPA規制をクリアした汎用製品には、汎用製品の環境対応技術を表す「e-SPEC」マークが記載された環境アピールタグが取り付けられる。

ホンダは汎用製品の生産を1953年より開始、小型汎用エンジンや発電機、芝刈り機など、人々の生活や各種作業を支援する商品群を扱っている。国内トップの生産台数である小型汎用エンジン*2など、昨年度は全世界で約406万台(前年度比118.9%)の汎用製品を販売、本年3月には累計生産台数4000万台を達成した*3。これらの汎用製品の開発にあたっては、高効率で環境に配慮した4ストロークエンジンを主体として取り組んでおり、すでに1999年末時点で全ての製品の4ストローク化を完了している。また、船外機については、すでに全てのモデルがEPAの定める排出ガス規制に対し、規制の最終年度である2006年の規制値を大幅に下回るレベルを達成している。

汎用製品の環境アピールタグ

ホンダ環境マーク(上)と汎用環境技術マークe-SPEC(下)により「豊かな自然を次の世代に」という汎用事業の環境対応の考え方を表現している。

汎用製品の環境アピールタグ

以上

  • *1低圧縮比エンジンと灯油を燃料とするエンジンを除く
  • *2陸用内燃機関協会調べ
  • *3ホンダ調べ