ニュースリリース

2000年06月16日ニュースリリース

ホンダのハイブリッドシステムがインターナショナル・エンジン・オブ・ザ・イヤーを受賞

<ご参考>
本田技研工業(株)は、インサイトに搭載されているハイブリッドシステム「ホンダIMA(インテグレーテッド・モーター・アシスト)システム」が、英国のエンジン専門誌「エンジン・テクノロジー・インターナショナル」の主催する『2000年度インターナショナル・エンジン・オブ・ザ・イヤー』を受賞したと発表した。

この賞は、欧州、アメリカ、オーストラリアの著名自動車ジャーナリストおよび自動車産業の権威ある専門家34名が選考委員となり、運転時の印象、技術的な特徴、燃費性能などを総合的に評価して選ばれる。排気量別に8つの部門が設けられ、各部門賞を受賞したエンジンの中から最も優秀と認められたものに、『エンジン・オブ・ザ・イヤー』の名誉が授けられるほか、3つの特別賞も設定されている。ホンダIMAシステムは、最高位の『エンジン・オブ・ザ・イヤー』のほかに、『999cc以下』の部門賞および特別賞の1つである『ベスト燃費』の賞を同時に獲得した。

また、ホンダIMAシステム以外では、ホンダ S2000の2リットル DOHC VTECエンジンが『1800cc~1999cc』部門で、アコード(欧州仕様)の1.8リットル VTECエンジンが『1400cc~1799cc』部門でそれぞれ部門賞を受賞。結果として、ホンダ製エンジンは、『エンジン・オブ・ザ・イヤー』のほかに、合計3つの部門賞と1つの特別賞を受賞した。
(2リットル DOHC VTECエンジンは、『2000年度インターナショナル・エンジン・オブ・ザ・イヤー』総合3位の座も獲得した。)

ハンブルグで開催された授賞式の場で、ホンダを代表して出席した(株)本田技術研究所専務取締役 鈴木久雄は、「ホンダが長年にわたり努力を重ねることで実現できたIMAシステムがこのような形で認められたことは、大変喜ばしいことである。この受賞をきっかけに、より環境にやさしいパワートレーンの開発に専念したい。」と述べた。

ホンダIMA(インテグレーテッド・モーター・アシスト)システムの概要

エンジン

エンジン種類

水冷直列3気筒SOHC

総排気量

995cm3

最高出力

51kW[70PS]/5,700rpm

最大トルク

92N・m[9.4 kg・m]/4,800rpm

電動機(モーター)

電動機種類

交流同期電動機(薄型DCブラシレスモーター)

定格電圧

144V

最高出力

10kW/3,000rpm(5速マニュアル仕様)

最大トルク

49N・m[5.0 kg・m]/1,000rpm

燃料消費率(インサイト 5速マニュアル仕様)

10・15モード走行(運輸省審査値)

35.0km/L

60km/h定地走行(運輸省届出値)

48.0km/L