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2000年5月10日
ホンダ、傷害値計測が可能な第二世代歩行者ダミーを開発

本田技研工業(株)は、歩行者事故メカニズムのより詳細な解明と新たな歩行者傷害軽減技術の開発を目的として、衝突時の傷害値計測が可能な第二世代の歩行者ダミー「POLARII」を開発した。ホンダはこの歩行者ダミーを実験データと共に、要請に応じて関連機関に開示していく考えである。

ホンダは1998年に、クルマとの衝突事故における歩行者の頭部傷害軽減と、車体側の加害部位の特定を目的に衝突時の人体の挙動を再現する歩行者ダミーを開発した。今回の第二世代歩行者ダミーは、主に関節の構造を見直し人体により近い挙動を再現すると共に、頚部・大腿部など計8個所で、内蔵した計器により傷害値が計測できる。特に重傷事故の多い脚部については、ひざの半月板や靭帯の構造を模することによって、より人体に近いものに改良され、実際の事故状況に即した解析が可能である。

第二世代歩行者ダミー
<第二世代歩行者ダミー概略>
名称 POLARII
身長 175cm
体重 75kg
製造メーカー 米国(GESAC)ジーサック社
第二世代歩行者ダミー
 

また、コンピュータによる歩行者衝突シミュレーションも、ダミーの挙動を解析する歩行者ダミーFEMモデルを進化させ、傷害値の計測を可能なものとした。また、今回新たに人体の下肢部の骨格を再現する人体脚部評価FEMモデルを開発し、歩行者の脚部傷害の詳細な解析に役立てる。 このようなシミュレーション解析と実際のダミーの衝突実験解析により、歩行者の脚部など他の部位への傷害軽減技術の確立を目指していく。

ホンダは混合交通社会に対応し、乗員の安全への取り組みだけでなく、交通弱者としての歩行者の傷害を軽減する研究を積極的に進めてきた。1998年には歩行者の頭部傷害軽減をめざした歩行者傷害軽減ボディを発表し、同年9月発売のHR-Vを皮切りに、軽シリーズ、オデッセイなどに適用を拡大、累計販売台数は2000年4月末で50万台を超えている。

FEM: 有限要素法。連続体を多くの有限の大きさを持つ要素に細分し、要素特性を組み立てて全体の系を分析する。(Finite Element Method)


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