ニュースリリース

2000年03月28日ニュースリリース

ホンダ 汎用製品 生産累計 4,000万台達成

本田技研工業(株)は、3月28日、汎用製品の累計生産台数が4,000万台に達したと発表した。ホンダは、1953年に農業用汎用エンジン(モデル名:H型)の生産を開始して以来、耕うん機、発電機、ポンプ等順次商品構成を広げながら、1969年に生産累計100万台、1985年に1,000万台、1992年に2,000万台、1997年に3,000万台を各々達成してきた。今回の4,000万台は、3,000万台達成後、わずか3年足らずの期間で達成したもので、ホンダの汎用製品の生産・販売の急成長ぶりを表すものとなった。

4,000万台の内訳は、汎用エンジン約2,160万台、発電機や芝刈機、耕うん機などの完成機が約1,840万台となっている。製作所別内訳は、浜松製作所 約3,962万台、熊本製作所 約38万台で、国内外販売の内訳としては、国内約400万台、海外約3,600万台となっている。

 ホンダ汎用製品は、耐久性や燃料経済性などにすぐれた小型・高性能の4ストロークエンジン技術を活かした汎用エンジン、耕うん機、発電機、芝刈機、船外機、ポンプなどの豊富な製品群で構成されており、現在19カテゴリー205機種を有している。
これらは、農業、土木、建築、レジャーなど世界中の幅広い分野で活用されており、ホンダにとって、四輪車、二輪車とともに事業の柱になっている。

 海外展開としては、1963年の耕うん機の輸出を皮切りに、海外市場の開拓を積極的に進めるとともに、1984年に米国で芝刈機、1986年にフランスで芝刈機・耕うん機、1995年に中国で発電機の生産を開始するなど、海外生産拠点の拡充もおこなってきた。現在では日本の浜松製作所、熊本製作所含め、世界11カ国12拠点で生産された汎用製品が156カ国で愛用されている。

ご参考

汎用製品 生産実績と主な歴史

年度 生産台数 累計台数 主な歴史
1953 3,340 3,340 ・汎用製品第1号 H型 汎用エンジン発売
1954 19,830 23,170  
1955 9,326 32,496  
1956 9,901 42,397  
1957 7,352 49,749  
1958 15,057 64,806  
1959 31,640 96,446 ・耕うん機(F150)発売
1960 25,497 121,943  
1961 19,545 141,488  
1962 21,380 162,868  
1963 83,668 246,536 ・輸出開始(フランス向け)
1964 70,854 317,390 ・超小型発電機(E40)、船外機(GB30)発売
1965 70,357 387,747 ・携帯発電機(E300)発売
1966 168,505 556,252 ・水ポンプ(W20/W30)発売
1967 165,590 721,842  
1968 162,090 883,932  
1969 136,950 1,020,882 ・生産累計100万台達成
1970 237,225 1,258,107  
1971 131,263 1,389,370  
1972 181,476 1,570,846  
1973 214,509 1,785,355 ・田植機発売
1974 314,632 2,099,987 ・生産累計 200万台達成
1975 218,542 2,318,529  
1976 332,805 2,651,334 ・熊本製作所設立
1977 414,283 3,065,617 ・生産累計 300万台達成
1978 576,719 3,642,336 ・芝刈機発売。発電機生産累計 100万台達成
1979 582,502 4,224,838 ・汎用製品専門の朝霞東研究所設立
1980 682,653 4,907,491 ・小型軽量耕うん機「こまめF200」発売
1981 932,175 5,839,666 ・生産累計 500万台達成
1982 1,007,646 6,847,312  
1983 1,198,909 8,046,221 ・浜松製作所 汎用機工場稼動
1984 1,352,927 9,399,148 ・米国 芝刈機工場稼動。乗用芝刈機発売
1985 1,413,957 10,813,105 ・生産累計 1,000万台達成
1986 1,308,684 12,121,789 ・フランス汎用機工場稼動
1987 1,411,134 13,532,923 ・タイで汎用エンジン、水ポンプ生産開始
・超小型ポータブル発電機(EX300)発売
1988 1,417,632 14,950,555 ・オ-ストラリアで芝刈機生産開始
・インドで発電機、汎用エンジンなどの生産開始
・小型ディーゼルエンジン発売
1989 1,389,920 16,340,475 ・生産累計 1500万台達成
1990 1,437,196 17,777,671 ・米国 芝刈機工場より歩行型芝刈機輸入
1991 1,299,720 19,077,391  
1992 1,435,551 20,512,942 ・生産累計 2,000万台達成
1993 1,754,995 22,267,937 ・浜松製作所 汎用機工場が「ISO9001」認証取得
1994 2,059,869 24,327,806  
1995 2,363,065 26,690,871 ・生産累計 2,500万台達成
・インホイールタイプモーター発表
・イタリアで芝刈機用エンジン生産開始
・中国で発電機生産開始
1996 2,691,156 29,382,027 ・インドネシア汎用・販売の新会社設立
1997 3,053,558 32,435,585 ・360°自在傾斜型4ストロークエンジン「GX22/GX31」発表
・浜松製作所 汎用機工場が「ISO14001」認証取得 
・生産累計 3,000万台達成
1998 3,390,019 35,825,604 ・静岡県に船外機総合テスト場がオ-プン
・次世代発電機 「GENE21」シリーズ発売
1999 3,210,861 39,036,465 ・電動四輪車いす モンパル「ML100」発売
2000(~3月) 963,535 40,000,000 ・生産累計 4,000万台達成

汎用製品生産累計台数の推移

汎用製品生産累計台数の推移