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2000年3月27日
ホンダ、世界初の全天候型「車対車」全方位衝突実験施設を完成

本田技研工業(株)は、屋内全天候型としては世界初の「車対車」全方位衝突実験施設を、研究開発を担当する(株)本田技術研究所 栃木研究所(栃木県芳賀郡)内にこのほど完成させた。従来行われている固定バリアを中心とした衝突テストに加えて、現実の事故形態により即した車対車の衝突テストを充実させることで、人を中心に据えたより高い次元での安全性向上に取り組んでいく。

総投資額約68億円、延べ床面積4万1千m2の新施設内には合計8本のコースが放射状に設けられており、これらを組み合わせることにより、正面衝突や側面衝突、追突まで、15°刻みで全方位からの衝突形態を再現することが可能となっている。また、異なる速度で2台の車を衝突させるテストや、一般的な乗用車同士の衝突だけでなく、例えば乗用車と大型車との衝突テストにも対応できる。さらに、四輪車同士の衝突のほか、四輪車対歩行者といった幅広い事故形態の分析を天候に左右されない屋内施設で行うことで、現実に即した交通環境下での人と車の共存安全をめざしていく。

ホンダはこれまでも、衝突時の人への傷害を軽減する「Gコントロール技術」の開発など、世界最高水準の安全技術を確立してきた。この度完成した衝突実験施設では、現実の混合交通での事故に着目し、より厳しい「車対車」という衝突形態における安全技術の早期確立を目指す。

車対車 全方位衝突実験施設 車対車 全方位衝突実験施設
車対車 全方位衝突実験施設

ホンダは安全を車づくりの最重要課題の一つとして位置づけ、運転者の教育・啓発を主としたゼロ次安全から、衝突を未然に防ぐことを主とする一次安全、そして衝突時の傷害軽減を主とする二次安全など、それぞれの分野で積極的に取り組んできている。具体的には、ドライビング・スクールの実施といった安全運転普及活動などのソフト面から、日本初の四輪アンチロックブレーキやSRSエアバッグシステム、また高速道路での巡航時の運転操作を補助しドライバーの負荷を軽減するHIDS(Honda Intelligent Driver Support system)といったハードの開発に至るまで、多方面にわたる展開によりクルマの総合的な安全性の向上に努めている。

<施設の概容>
延べ床面積: 41,000m2
衝突テスト棟の大きさ: 南北 272m
東西 178m
屋根高 15m
コース本数: 8本(0° 15° 30° 45° 60° 75° 90° 180°)
コース全長: 各コース130m
(組み合わせにより最長260mまで延長可能)
最大牽引速度: 80km/h(2台同時走行の場合)
総投資額: 約68億円

<施設平面図>
施設平面図


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