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企業ニュース
2000年3月21日
ホンダ運転負荷軽減システム
「HIDS
(ホンダ・インテリジェント・ドライバー・サポートシステム)
運輸大臣認定を取得、商品化に向けた公道テストを実施



 本田技研工業(株)は、かねてから技術開発を進めてきた運転負荷軽減システム 「 HIDS(HONDA Intelligent Driver Support System)」が、運輸大臣認定を業界で初めて取得し市場適合性の検証を目的とした 公道テストを実施、商品化開発を展開すると発表した。

 ホンダは安全を車づくりの最重要課題の一つとして位置づけ、常に現実に即した総合的観点から技術開発を行ってきている。安全は技術上いくつかのステージがあり、運転者の教育・啓蒙を主としたゼロ次から、衝突を未然に防ぐことを主とする一次、そして、衝突時の傷害軽減を主とする二次安全などに分けて考えられる。

 「HIDS」は、ホンダASV(先進安全研究車)研究の一環として世界に先駆け開発した運転支援システムであり、高速道路における運転負荷の軽減によって、快適性と同時にドライバーの疲労による“うっかり、ぼんやり”といった認知判断の低下を補い、衝突の未然防止につながる技術の一つとして 安全に寄与することを目的としている。

 また、このシステムは、先行車の検知により自車の速度を制御し車間距離を保つ縦方向の制御と、自車の走行車線を検知してそれに沿った走行を維持・支援する横方向の制御を総合的に行うもので、これまでの公道テストの結果、システムがドライバーの運転時の操作軽減や、緊張度減少に大きく貢献することが実証されている。

HIDS公道テスト車両

HIDS公道テスト車両



<HIDS の概要>

1) 車速/車間制御
主な機能
先行車がない場合、一定の速度で走行する。
先行車がある場合、設定速度内で追従する。
先行車がなくなった場合、設定速度まで加速する。
遅い先行車を発見した場合、減速し、さらに危険な車間距離と判断した際警報を発する。
システムの概要
レーザーレーダーで先行車との車間距離を測り、自車の走行状態を検出する車速センサー ヨーレートセンサーによって、同一車線内の先行車両を絞り込む。
先行車との車間が狭まってきた場合は、主としてスロットルによる減速に加え、ブレーキによる減速を併用し、適切な車間距離を保つ。さらに、危険な車間距離に近づいたら警報装置によるドライバーに注意を促す。
先行車との車間が開いていく場合は、通常のクルーズ・コントロールとして機能する。


機能原理図

機能原理図


機能動作概要 <アクセルとブレーキ操作>

機能動作概要



2) 車線維持制御
主な機能
走行車線の中央を維持する為、最適なステアリング・トルクをアシストする走行維持支援。
システムの概要
車線を維持するための横方向の制御は、ホンダ独自の画像処理システムによって道路上の車線を正しく認識する。破線や二重破線、黄色車線などの車線も認識することが可能である。
CCDカメラで捉えた画像から線分の特徴として検出されたものを線の幅、長さ、連続性などを処理することによって、車線であるかどうかの判断・評価を行い、道路上の走行車線として認識することが可能になった。
画像処理システムによって得られたデータをECUによって演算、車線中央の維持をアシストするのに必要なステアリング・トルクを算出。電動パワーステアリングの電流制御を行い、車線維持支援を実現している。
このシステムにより、ドライバーによる車線維持のためのステアリング操作頻度、操舵角を大幅に軽減できるようになり、また、急な横風などの外からの影響に対しても走行安定性を高めた。

3) 車線逸脱警報
走行中の車線から逸脱する可能性がある場合、車線逸脱警報を発しドライバーに注意を促す。

機能原理図

機能原理図


機能動作概要 <車線維持制御>

機能動作概要



4) ヒューマン・インタフェース
ドライバーに先行車や車線の状況、システムの動作状況を的確に伝えるため、スピードメーター内に専用表示を設定。さらに、アラーム音を適切な時に発生させることで、目と耳、両方から動作状況を把握し易くした。

ヒューマン・インタフェース



システム構成図

システム構成図



先行車および車線を検知し追従するイメージ

先行車および車線を検地し追従するイメージ



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