ニュースリリース

2000年01月19日ニュースリリース

大型二輪車「インターセプター」米国カリフォルニア大気資源局(CARB)の2008年排出ガス規制に適合

ご参考

本田技研工業(株)は、800ccの大型スポーツバイク「インターセプター」(日本、欧州での販売名称 VFR)が、米国カリフォルニア大気資源局(CARB)※1の二輪車排出ガス規制「Tier2」(2008年規制)に、世界で初めて適合し認可を取得した。

 CARBの排出ガス規制は、Tier1(2004年規制)、Tier2(2008年規制)と段階的に規制値を設定。インターセプターは、8年後の規制に先行し認可を取得した。

 インターセプターの排出ガス浄化システムは、PGM-FI(電子制御燃料噴射装置)や、未燃焼ガスを排気管内で再燃焼させるエキゾーストエアインジェクションシステムに加え、O2センサーを組み合わせた小型で軽量な円筒型の三元触媒システム「HECS3」※2を採用する事で、排出ガス中の有害物質を大幅に低減させている。
 このインターセプターは、米国、欧州、日本などの地域で、同一の排出ガス浄化システムを採用し販売する。(米国、欧州地域はすでに販売中。日本は1月20日より販売)

 ホンダは、地球環境保全を企業活動の重要課題のひとつとして位置づけ、低エミッション技術の開発・研究を積極的に行なっており、1992年に「ホンダ環境宣言」を制定している。
また、1993年に制定した「ホンダ 環境に関する取り組み計画」に基づき、二輪車の分野でも世界レベルで大気汚染問題や、地球温暖化防止のための取り組みを積極的に展開している。
尚、昨年の9月には、目標値として2005年までにホンダが世界で販売する二輪車総数の排出ガス中のHC(炭化水素)を、1995年レベルの約1/3に低減することを発表している。


  • ※1CARB:California Air Resources Board
  • ※2HECS3:Honda Evolutional Catalyzing System 3

「Tier2」の規制内容

  • 排気量が280cm3以上の二輪車を対象に、2008年に施行予定
  • CO(一酸化炭素)の規制値は12g/km
  • HC(炭化水素)とNOx(窒素酸化物)の合計が企業平均値0.8g/km