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(ミシガン州デトロイト発 1月11日) アメリカン・ホンダモーターは、デトロイトにて開催中の北米国際自動車ショーにおいて、高級車チャンネル「アキュラ」の次世代スポーツユーティリティビークル(Sports Utility Vehicle = SUV)のコンセプトモデル「MD-X」を発表した。先進技術や高級装備を搭載しながら、スポーツセダンのパフォーマンスとSUVのオフロード走行性能や使い勝手を高い次元でバランスさせた「MD-X」は、今秋上市を予定している量産型SUVの方向性を体現するものとなる。
「MD-X」はSUVの未来形とも言える先進の技術とスタイルを提案する。環境に配慮した洗練のパワートレーンが、カリフォルニア州のULEV(Ultra Low Emission Vehicle 超低公害車)基準をクリアするレベルの排出ガスのクリーン化を実現すると共に、先進の四輪駆動システムがそのエンジンパワーを的確に路面へと伝え、オンロードでのパフォーマンスとオフロードの走破性能を両立させている。
「MD-X」のスタイリングは、アキュラの個性を表現するペンタグラム・フロントグリル、大径18インチホイール、専用ミシュランタイヤ、オープンエアを感じさせる大きな開口部を持つグラスサンルーフなどが更に際立たせている。
インテリアについては、広いグラスウインドウエリア、4人乗りバケットシート、3色のアースカラーを基調とした皮張りの内装、サイザル麻織フロアなどが開放的で快適な車内空間を構成している。前後席フットスペースのフラットフロア化によって余裕のカーゴスペースを確保している他、携帯電話インターネットアクセス機能付GPS衛星ナビゲーションシステムを装備する。
この秋北米にて上市予定の量産型アキュラSUVは、「MD-X」のコンセプトを基にホンダ・オブ・カナダ・マニュファクチュアリング(カナダ・オンタリオ州アリストン)で生産される予定である。高いパフォーマンスを備え、数多くの魅力を持つこのSUVは、これまでのSUVの概念を超えるものとなる。