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ホンダの情報
1999年10月5日
1999年度 本田賞
スロヴェニアの国際化学研究センター理事長
コルンハウザー教授へ本田財団が授与

 本田財団(理事長・川島廣守)では、1999年度の本田賞をスロヴェニアの化学者で、リュブリャナ大学・国際化学研究センターの理事長であるアレクサンドラ・コルンハウザー教授(73)に贈ることを決定した。コルンハウザー教授は、本田賞 第20回目の授賞で女性として初めての受賞者となる。

 コルンハウザー教授は、働きながら定時制学生としてスロヴェニアのリュブリャナ大学で化学を専攻し、博士号を取得した。教授は40年以上にわたる研究活動の中で、天然産物とエコ・テクノロジーに焦点をあてた。独自の取り組み方法により、毒性を低減した農薬を初めとして、環境面での技術の改善、有害廃棄物の管理などにより、生産工程および製品の清浄化技術開発の先駆者となった。その結果は、農産物や食品の生産工程や、化学、薬品、および印刷業界などにおいて適用された。

 教授は、化学情報処理の研究を通して、有害産業廃棄物の発生の抑制および管理のための統合情報システムを立案・構築し、多くの国々がそれを適用するうえで指導的な役割を果たした。これにより有害廃棄物の管理および発生の抑制、さらに清浄化技術開発の促進に大きく寄与した。

 コルンハウザー教授は、1980年にリュブリャナに国際化学研究センターを設立。このセンターの設立により、世界中から数百人の科学者を受け入れ、清浄化技術の開発や有害廃棄物の管理、工程および予防に関する活動の初歩を教授することを可能にさせた。これによって、多くの国々の環境保護運動推進に大きく貢献した。
 教授は、数多くの国際的な委員会や学会において重要な役割を担当しており、また、エコ・テクノロジーの開発に貢献した若い研究者を表彰するプロ・ナチュラ賞の創設者でもある。

 コルンハウザー教授のこれらの一連の活動は、本田財団の提唱する「人間活動を取り巻く環境全体との調和を図った真の技術=エコ・テクノロジー」の観点と合致するものである。教授は、本田賞の20人目の受賞者となり、副賞として一千万円が授与される。
尚、授与式は故本田宗一郎の誕生日である11月17日(水)に東京のホテル・オークラで行われる。

エコ・テクノロジー(eco-technology)
エコロジー(ecology:生態学)とテクノロジ−(technology:科学技術)とを組み合わせた造語。「従来の効率と利益のみを追求する技術でなく、人間活動を取り巻く環境全体との調和をはかった真の技術」としての今後の社会に求めるべき技術概念。

アレクサンドラ・コルンハウザー教授の略歴

アレクサンドラ・コルンハウザー教授
1926年 スロヴェニア、スコフィア・ロカで生まれる
1945−54年 学校教師、産業界での勤労
1955−65年 働きながらリュブリャナ大学 定時制学生として化学を専攻、65年化学博士号取得
1965−69年 リュブリャナの教育アカデミーの化学教授、アカデミー学部長
1969年− リュブリャナ大学 化学教授
1974−78年 スロヴェニア研究コミュニティ会長
1978−84年 国際科学組織評議会 科学教育委員会 副会長
1980−82年 欧州化学学会連盟 化学教育委員会 委員長
1980年− リュブリャナ大学 国際化学研究センターの理事長
1988−90年 ユーゴスラビア科学促進協会 会長
1993−96年 国連開発計画(UNDP)による環境と持続可能な開発に関する指導トレーナー
1998年− 国連大学 評議会メンバー
 
     受賞歴
スロヴェニア共和国・国家科学賞(最高の国民栄誉賞)
米国化学学会(ワシントン)ロバート・ブラステッド記念賞
薬学アカデミー(パリ)ローラン・ラヴォワジエ賞
オーストラリア化学学会・デービッド・メロール・メダル
     会員資格
アカデミア・ユーロペア創設会員
世界芸術科学アカデミー会員
第三世界科学アカデミー会員
     著書
研究、教育の分野、および知識の製造工程や製品の清浄化技術開発への応用などの分野で、200以上の出版物


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