本田技研工業(株)は、1994年10月の発売以来、国内販売累計42万台*1を超えるベストセラーカーのオデッセイをフルモデルチェンジし、直列4気筒エンジン搭載車を12月3日より、V型6気筒エンジン搭載車を、2000年1月21日よりホンダ四輪全ディーラーから発売する。
2代目となる新型オデッセイは、上級セダンに匹敵する高性能な走りを具現化しつつ、さらなる快適性と使い勝手の向上を目標に開発された。特にインテリアではスペアタイヤの床下収納への変更や、3列目シートもシートピローを取り外すことなく一体での床下収納を可能にするなど、使い勝手の一層の向上を図っている。
Sタイプおよび最量販モデルであるMタイプ(FF車)については、安全・環境性能の向上とともに、各種装備の充実を図りながらも価格を据え置きとし、さらに、上級モデルであるLタイプ(FF車)についても、7インチワイドディスプレイ/TVチューナー付のホンダ・ナビゲーションシステムをはじめ、3列目ヒーターアウトレットなどを標準装備としながらも、従来モデルに対し、7万円高に押さえるなど、大変お買い得感のある価格設定としている。
*11999年10月現在(ホンダ調べ)
6,000台
(消費税含まず、単位:千円、7人乗りベンチシート仕様、6人乗りキャプテンシート仕様とも)
タイプ | エンジン | 駆動 | 東京 | 名古屋 | 大阪 | 福岡 | 仙台 | 札幌 | 沖縄 |
S※ | 直列 4気筒 2.3L VTEC LEV |
FF | 2,125 | 2,127 | 2,129 | 2,154 | 2,141 | 2,170 | 2,204 |
M | 2,275 | 2,277 | 2,279 | 2,304 | 2,291 | 2,320 | 2,354 | ||
L | 2,595 | 2,597 | 2,599 | 2,624 | 2,611 | 2,640 | 2,674 | ||
S | 4WD | 2,375 | 2,377 | 2,379 | 2,404 | 2,391 | 2,420 | 2,454 | |
M | 2,525 | 2,527 | 2,529 | 2,554 | 2,541 | 2,570 | 2,604 | ||
L | 2,815 | 2,817 | 2,819 | 2,844 | 2,831 | 2,860 | 2,894 | ||
VG | V型 6気筒 3.0L VTEC LEV |
FF | 2,675 | 2,677 | 2,679 | 2,704 | 2,691 | 2,720 | 2,754 |
VZ | 3,125 | 3,127 | 3,129 | 3,154 | 3,141 | 3,170 | 3,204 | ||
VG | 4WD | 2,925 | 2,927 | 2,929 | 2,954 | 2,941 | 2,970 | 3,004 | |
VZ | 3,345 | 3,347 | 3,349 | 3,374 | 3,361 | 3,390 | 3,424 |
注1) ※印が写真掲載モデル。
注2) プレミアムホワイトパール車は30千円高(Sタイプを除いて設定)。
注3) 主なメーカーオプションは以下。
新型オデッセイの主な特長
オデッセイのアイデンティティを継承しながら、低重心&ワイドスタンスを基本テーマに、確かな存在感のある力強さとともに空力性能を徹底追求し、上質感と安定感を併せ持つフォルムとした。
全タイプ、7人乗りベンチシート仕様と6人乗りキャプテンシート仕様を設定し、前・中・後席の3列それぞれの快適性を追求。また、前・後に380mmスライドが可能な2列目シート、ビルトインタイプのエアコンの採用、スペアタイヤの床下収納で快適さを増した3列目シートなどに加え、インテリアの素材・デザイン・仕上げにもこだわり、機能的で上質な深い安らぎを持てる快適な空間を創出した。
低速域から高速域に至るまで、「安心」をキーワードに高性能セダンと同等の滑らかな走りと快適な乗り心地を実現している。
直列4気筒2.3L VTECエンジン(S、M、Lタイプ)、V型6気筒3.0L VTECエンジン(VG、VZタイプ)の2種類を用意。環境に配慮し、高出力と低燃費の両立とともに、徹底した静粛性をも実現している。
*2、*3 10・15モード(運輸省審査値)
シフトレバーをセンターパネル内にレイアウトしたインパネシフトを採用。また、エンジン特性に合わせ、5速と4速の、2つの電子制御式オートマチックトランスミッションを用意。どちらもSマチック機構付とし、操る楽しさと軽快な操作性を実現している。
ホンダ独自のGコントロール技術に基づく、前面フルラップ衝突55km/h、前面オフセット衝突64km/h、側面衝突55km/h、後面衝突50km/hの衝撃に対応した世界最高水準の新・衝突安全設計ボディとするとともに、歩行者傷害軽減ボディ、および乗員頭部保護技術も採用。
全タイプ「HONDA LEV」とし、排出ガス中の有害物質(CO、HC、NOx)を大幅に低減。平成12年排出ガス規制値を50%以上下回るクリーン性能を実現するとともに、直列4気筒2.3L VTECエンジン搭載車は、全タイプ、平成22年燃費基準にも適合するなど、優れた燃費性能も達成している。