ニュースリリース

1999年12月06日ニュースリリース

軽二輪ネイキッド・ロードスポーツバイク「ホンダHORNET(ホーネット)」をマイナーチェンジし発売

    本田技研工業(株)は、軽二輪でありながらもクラスレスなボディに、ワンランク上の足廻りや、スムーズな出力特性の直列4気筒エンジンを搭載したネイキッド・ロードスポーツバイク「ホンダHORNET」をマイナーチェンジし、国内新排出ガス規制に適合させるとともに、カラーリング等を変更し12月7日より発売する。

HORNET

HORNET

    このホーネットは、「クラスを越えたインパクティブ・ネイキッド・ロードスポーツ」をキーワードに開発し、'96年2月に発売以来大変好評を得ているモデルで、今回エアインジェクションシステム(二次空気導入装置)と排気管集合部の酸化触媒等の採用によって国内新排出ガス規制に適合させている。

販売計画台数(国内・年間)

2,500台

メーカー希望小売価格

519,000円

(地域希望小売価格の一例:北海道は15,000円高、沖縄は9,000円高、その他一部地域を除く。) (参考価格。消費税を含まず。)

    エンジンは、水冷・4サイクル・DOHC直列4気筒・249ccを搭載し、今回排出ガス規制に適合させながらも、スロットルセンサーと中空二重構造の排気管の新採用によって、日常使用する機会の多い中・低回転域で力強い出力特性とするとともに、スポーツ走行に必要な高回転域でもスムーズで爽快な走り味を実現。
 フレームは、軽量・コンパクトなエンジンを無理なく配置でき、より幅広い走行状況で素直な乗り味が得られるモノバックボーンフレームを採用。しなやかさを活かしながらも剛性感のある操縦フィーリングとしている。
 足廻りは、重量車クラスで採用しているチューブレスの幅広ラジアルタイヤを従来同様装着し、大径(φ41mm)のインナーパイプを持つフロントフォークや、剛性の高いリアスイングアームにスムーズな減衰力特性を発揮するリアダンパーなどを組み合わせることで、優れた操縦性と乗り心地を両立させている。
 ブレーキは、フロントとリアに油圧式ディスクを採用し、フロントには強力な制動力が得られるフローティングディスクプレートに4ポットキャリパーを組み合わせ、リアにはシンプルなシングルディスクを採用することで優れた制動フィーリングを実現している。
 デザインは、燃料タンクからリアカウルへ至るラインを滑らかな曲線と面で構成したボリューム感のある形状としている。また、サイドカバーはスリムな形状とし、モノバックボーンフレームの採用によるシート形状の自由度の高さとあいまって足着き性の良い低めのシート高(760mm)を実現するなど実用性にも優れたデザインとしている。
 車体色は、力強さを強調するフォースシルバーメタリックとキャンディフェニックスブルーの2色を採用。
 また、今回ハザードランプや燃料計を新たに設定。2人乗り時に便利なグラブバーや、荷物の積載時に役立つ収納式の荷掛けフック、シート下部のユーティリティスペースの確保など、使い勝手にも配慮している。

*HORNET… 英語でスズメバチの意。 この車の持つデザインの力強さと軽快な走行フィーリングなどがスズメバチのイメージと合致していることからネーミングしている。

主要諸元

通称名 ホーネット
車名・型式 ホンダ BA-MC31
全長×全幅×全高(m) 2.045×0.740×1.055
軸距(m) 1.415
最低地上高(m) 0.170
シート高(m) 0.760
車両重量/乾燥重量(kg) 168/151
乗車定員(人) 2
燃料消費率(km/L)
60km/h定地走行テスト値
32.0
最小回転半径(m) 2.6
エンジン型式 MC14E(水冷・4サイクル・DOHC・4バルブ・4気筒)
総排気量(cm3) 249
内径×行程(mm) 48.5×33.8
圧縮比 11.5
最高出力(kW[PS]/rpm) 29[40]/14,000
最大トルク(N・m[kg・m]/rpm) 24[2.4]/11,000
キャブレター型式 VP05
始動方式 セルフ式
点火装置形式 フルトランジスタ式バッテリー点火
潤滑方式 圧送飛沫併用式
潤滑油容量(L) 2.7
燃料タンク容量(L) 16
クラッチ形式 湿式多板コイルスプリング
変速機形式 常時噛合式6段リターン
変速比 1 速 2.733
2 速 2.000
3 速 1.590
4 速 1.318
5 速 1.111
6 速 0.965
減速比(1次/2次) 2.966/3.214
キャスター(度)/トレール(mm) 25°40´/99
タイヤサイズ 130/70ZR16(61W)
180/55ZR17(73W)
ブレーキ形式 油圧式ディスク
油圧式ディスク
懸架方式 テレスコピック式
スイングアーム式
フレーム形式 ダイヤモンド(モノバックボーン)