本田技研工業(株)は、高性能、低燃費、静粛性、クリーンな排出ガス等で好評の4ストローク船外機の全ラインナップ(BF2からBF130までの13機種対象)を1999年1月5日より日産自動車(株)にOEM供給する。
近年、日本のプレジャーボート市場では低公害、低燃費、静粛性、信頼性に対するニーズが高まってきており、(社)日本舟艇工業会も国内で販売する排出ガス削減の自主規制を決めるなど、とりわけ環境に対する配慮を求める声が高まってきている。クリーンな排出ガス、経済性に優れる4ストローク船外機に対する要望は年々高まってきており、特に50馬力以上のカテゴリーでは船外機と船艇とのパッケージ販売の比率が約70%と高く、これらの性能を満たしたホンダ船外機と日産自動車を含めた艇体メーカーの船艇とのパッケージ販売が増えてきている。
このような市場の状況を踏まえ、ホンダは船外機の全ラインナップをOEM供給することで日産自動車と合意した。今回のOEM供給は日本国内限定で、台数は年間800台レベルとなる見込みである。
ホンダは汎用事業において汎用エンジン、発電機など年間約3万台のOEM供給をおこなっている。