本田技研工業株式会社は、太陽光を集光・追尾する方式のソーラー発電システムの技術概要を発表した。
このシステムは、太陽光をレンズで集めることによって高倍率の光を高効率ソーラーセルに照射する方式を採用している為、ソーラーセルの使用量を大幅に低減させ発電コストを下げるとともに、常に太陽を追尾する機能により太陽光を効率よく利用出来るようにした。
ホンダは、環境にやさしいクリーンエネルギー関連技術の開発を積極的にすすめており、このシステムもその一環である。
この集光式ソーラーセルはアメリカ カリフォルニア州、サンパワー社製のもので、ホンダは同社へ出資をしている。
なお、この技術内容はツインリンクもてぎ内の『ホンダファンファンラボ』にて4月15日から公開される。また、「家庭用吸収式ヒートポンプエアコン」「ガスヒートポンプエアコン」「家庭用コージェネレーションシステム」やこの「太陽光発電システム」を組み込んだ“エコ・エネルギーコテージ”を現在建設中であり6月1日から公開の予定である。
発電出力 | 720W |
受光面積 | 5.0m2 |
総重量 | 150kg |
単位レンズサイズ | 255mm×255mm |
総レンズ数 | 72個 |
追尾機構 | 時角と仰角の2軸追尾 |