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1998年7月
ニュー・トレンド・スクーター


誕 生

1998年7月、ホンダは、新世代のトレンドを取り入れた、50ccのスクーター『Julio(ジュリオ)』を発表。『Julio』は、軽快な乗り心地とファッション性を両立させたニュー・トレンド・スクーターという位置づけで開発されました。若者が街で自分のスタイルを表現できる、オシャレなアイテム、それがニュー・トレンド・スクーター『Julio』です。  

【ニュー・トレンド・スクーターとは】

【『Julio』の開発コンセプト】

【『Julio』のデザイン】

【オシャレ度サイコーの『Julio』Newカラー】

【『Julio』の納得装備!】

【オシャレな『Julio』は環境にも対応】

ニュー・トレンド・スクーターとは】 Topへ

●原付バイク&スクーター市場の動向

図-1 原付バイクは人々の足として時代を問わず愛されてきました。
 1958年、ホンダは二輪の国民車的存在である50cc原付バイク「スーパーカブ」を発表。バイクの機動性とスクーターの親しみやすさを盛り込んだ製品として、世界各国で活躍することになりました。
 1976年、軽快な原付(50cc)バイク「ホンダ・ロードパル」が誕生。「ラッタッタ」のフレーズでソフィア・ローレンが登場したCM で、誰もが乗れる原付バイクの代名詞として一世を風靡。
 さらに1980年にはホンダ初の50ccスクーター「タクト」が登場し、始動が簡単なセル付で、足を揃えて乗ることができる便利なバイクとして、女性のバイク需要を大きく広げました。タクトはスタイリッシュなフォルムながら、大きな収納スペースを有し、その後もメットイン機構を採用するなど、時代を先取りした製品として、人気を博しました。
 1988年、ホンダが発表した「ディオ」は、ライフスタイルを表現するスポーティなアイテムとして若者にスクーターブームを起こしました。
現在でも、ディオ・シリーズ(6機種)合計で、年間20万台以上が販売されています。
 現在国内での二輪車の出荷数は全メーカー合計で年間約120万台、その7割に当たる約86万台が原付バイク、さらにその内の7割が50ccスクーター(1997年度データ)となっています。ユーザープロフィールを見ると、少子化が進む近年も若者の原付免許取得率は上昇しており(ホンダ調べ)、スクーターは、若者が注目する大きな市場であることがわかります。

●ファッション・スクーターの人気

図-2 ホンダがイタリアン・テイストの50ccスクーター「ジョルノ」を発表したのが1992年。若者の時代感覚を反映した高いファッション性を評価され、「ファッション・スクーター」というカテゴリーを注目させ、広く浸透させました。1996年、ホンダは「ファッション・スクーター」2番目の機種である、アメリカン・テイストの「ジョーカー」を投入し、市場は確実に成長を続けました。この後、各社がこの市場に新製品を投入し、市場はますます活性化。ファッション・スクーターは1998年には国内メーカー各社合計8万台を突破する市場となることが見込まれています。
 この結果、近年50ccのスクーターは、フロントフェンダー可動タイプでベーシックスタイルの「タクト」などに代表される「スタンダード系」、「ディオ」などに代表される「スポーツ系」、そして「ジョルノ」などファッション性を重視した「ファッション系」の大きく三つに分かれています。
 今や、若者達にとって車やバイクは自己表現グッズの「こだわり」の象徴として定着しています。
 また、時代の変化と共に、ファッションに求められるスタイルも変化し、当時流行の最先端といわれた製品が、時代と共に「スタンダード」製品として広く受け入れられるようになってきています。
 近年、若者が「原付バイクを選ぶ際に重視する点」として「デザイン」「価格」「色」を上位にあげ、ハード面におけるポイントを大きく上回る傾向があります。スクーターは、便利な移動ツールとしての機能はもちろん、さらにオシャレなアイテムとして、その需要が増え続けています。
 こういった市場背景とニーズをふまえ、「ファッション・スクーター」のフロンティアであるホンダが新しい潮流を切り開くべく、1998年7月、とびきりファッショナブルなニュー・トレンド・スクーター『Julio』を誕生させました。『Julio』は次世代のメイン・ストリームとなるスクーターとして、ホンダが自信をもって送り出す作品です。

図-3


【『Julio』の開発コンセプト】 
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●開発コンセプト

 『Julio』の開発に当たっては、流行に敏感な若者(18〜20代前半の男女)をイメージし、ターゲット層の若者を分析しました。その結果、彼らの思考として「無理をしない」「等身大の生活感覚を持っている」「シンプル is ベストと考える」といったキーワードが浮かんできました。周囲に適合しながらも自分の主張を持った、肩ひじを張らない感覚。彼らが感じている「ファッショナブル」とは、「自分なりにTPOに合わせて、様々なファッションを柔軟に工夫すること」「自然体で、自分らしいオシャレをたのしむこと」つまり「自分なりのオシャレ」を表現することでした。
 ホンダは、そんな彼らの生活を「マイペース・リラックス」というキーワードとしてとらえ、製品開発を開始しました。走っていても、止まっていてもスタイリッシュさを保ちながら、それでいて気楽にゆったり乗れる「ニュー・トレンド・スクーター」を徹底的に研究。開発に際しては、男性向け、女性向けと性別にこだわることはなく、ユーザーの使い勝手を重視し、乗り慣れた人のみならず、ビギナーにも乗りやすい様々なポイントに配慮しました。

●快適がいっぱい『Julio』

「自由度の高いシート&ボディ」
フラットなシート形状と、張り出しを少なくしたサイドのボディ形状は、デザインコンセプトと使い勝手を合致させ、自然で安心感のある足つき性を確保しました。また、ヒップポイントを決めつけない、自由度の高いシートポジションは、男女を問わず足の長い若者でもきゅうくつさを感じさせない気楽に乗れるライディングポジションを実現しています。

「レッグシールド」
どんな服装でも前方からの視線を気にせずゆったり乗れるフロント形状(レッグシールド)。

「フルフラット・フロアー」
広々とした足元スペースを確保できる「フルフラット・フロアー」を採用し、自由なライディング・ポジションを確保するとともに、靴を選ばないより自然な感覚で乗車できます。

「メーターパネル」
すっきりシンプルにまとまった、見やすいメーターパネル。速度や燃料の残量などがひと目でわかるうれしい親切設計です。

●『Julio』の心臓、エンジン・コンセプト

 『Julio』に搭載した「2サイクル単気筒エンジン」は、4月に発売された「ニュータクト」のエンジンをベースとし、『Julio』のコンセプトに合った出力特性としています。
 具体的には、・シリンダーポートタイミング
       ・マフラーエキゾーストパイプの諸元
       ・点火時期
の変更を施し、「おだやかな発進」と、「リニアな加速性能」に重点を置きました。車体との結合部の「エンジンハンガーリンク」には振動を低減するラバーを採用し、快適性を向上させ、マイペース・リラックスで走行できる『Julio』です。
 また、ディテールデザインにも配慮し、エンジン・サイドカバーは『Julio』専用デザインにしました。

●さらに快適走行のポイント、サスペンション

 「フロントサスペンション」は、路面の衝撃をソフトに吸収するトレーリングリンク式を採用。また「エンジンハンガーリンク」の改良やソフトな味つけのリアサスペンションが、優しく軟らかな乗り心地を実現しています。

●その他まだまだ快適がいっぱい

 寒い朝でもスムーズに始動できる「オートチョーク」。補水不要の「メンテナンスフリー・バッテリー」など、快適に使って頂くための装備を採用。
 様々な快適性と各部分のデザインを両立させ、1998年7月誕生したニュー・トレンド・スクーター第1号は、7月のデビューにちなみ、スペイン語で7月を意味する『Julio』と命名しました。


【『Julio』のデザイン】 Topへ

●新感覚のデザイン

 『Julio』は、ファッションのトレンドとして注目されている70年代のデザインソースをクロスオーバーさせ、現代風にアレンジしたデザインです。外観は「丸みをおびた四角」を基調とし、曲線を基調としているこれまでのファッション・スクーターとは一線を画した「スタイリッシュ・スクエア・フォルム」。これは最近、時計、靴、サングラスなどにも見られるニュー・スクエア感覚のトレンド・フォルムといえます。
 若者のファッション・アイテムとして使われるスクーターとして、自分流にREMIXする感覚を基本としながら次世代のスタンダードとして息の長い製品となるべくフォルムを作っていきました。当初からツートーンのカラーリングをイメージしながら全体のデザインを構築。他のスクーターとの違いを出すことを意識し、街で見かければすぐに『Julio』とわかるような個性を意識しています。
 昔の商品の持つ暖かみ、無骨さ、手作り感を持ちながら、新鮮さを感じる、それをスクーターに表現することで、今までのスポーツ系スクーターのもつ「速さ」を追求する流線形のフォルムと一線を画しています。『Julio』は柔らかいラインを基調としながらも、シート、フロアーなど各部で水平なラインを用いています。最も特徴的なのはこれまでにない個性を演出するフロントビュー。のんびり走ることが似合う、見る人を「ほっとさせる」愛嬌のある顔つきです。
 『Julio』はどの様なファッションで乗っても似合う、ニュー・トレンド・スクーターです。

●さらに注目!こんなデザイン

  • ツートーンを基調としたトータルのカラーコーディネート。ハンドルグリップの色使いにもこだわりました。
  • どこから見ても個性のきわだつシルエット
       フロント:愛嬌のあるほのぼのとした顔つき
       サイド :落ち着きと安定感のある水平基調のデザイン
       リ ア :シンプルでスリムな感覚を醸し出すリアデザイン
  • アクセサリー感覚のメッキパーツを細部にほどこし、スタイリッシュな輝きを演出
  • 豊富なオプションパーツで自分流のアレンジが可能

●デザイナーからのメッセージ

<こんなヒントで生まれた『Julio』>
 「身近な足であるスクーターを考えるデザイナーとして、「若者の足元」には以前より注目していました。開発に着手した当時、靴の形が「丸みをおびた四角」になってきていることに気がつきました。そのフォルムは、ファッショングッズのみならず、ベーシックなものにも使われるようになってきました。人とは違うものを求める、流行に敏感なユーザーに満足していただくためには、全ての商品が新しさを醸し出しながらも定番となることが重要と考えていましたので、新しいデザインコンセプトで、時代感を漂わせるスタイリングをこころがけました。」
<『Julio』、こんな風に乗ってほしい>
 「オシャレな若い男女が自分流に『Julio』に乗っている姿が、同世代に共感を呼び、それにあこがれた人々が『Julio』に乗る。ニュー・トレンド・スクーターでありながら、これからのスタンダード・スクーターとして、時代を経ても長く愛着をもって乗り続けてもらえるような、息の長い製品として定着してほしいと願っています。」


【オシャレ度サイコーの『Julio』Newカラー】 Topへ

 ツートーンの『Julio』は、どれも新鮮!3タイプのカラーにホンダ創立50周年特別限定色「モンツァレッド」も用意しました。

  • ボニーブルー(ボニーブルー×クラシカルホワイト)
    履きこんだジーンズのような、ちょっとカジュアルな雰囲気がバツグンにオシャレ
  • パールビーンベージュ(パールビーンベージュ×クラシカルホワイト)
    同系色での組み合わせがシックで上級なオシャレ感覚を表現しています
  • ヘビーグレーメタリック(ヘビーグレーメタリック×クラシカルホワイト)(9月1日発売)
    マシンエイジ(*)を思わせる渋いグレーは幅広いお客様に対応できるベーシックカラー
    (*)1950年代の機械化全盛期のイメージ。スチール製品が主流だった時代
  • モンツァレッド<限定発売/50thアニバーサリースペシャル>(モンツァレッド×クラシカルホワイト)
    目の覚めるように鮮やかなレッドが個性を引き立てます(9月1日発売)


【『Julio』の納得装備!】 Topへ

<メットイン・スペース>
 フルフェイス型のヘルメットはもちろん、A4サイズのノートも入る、うれしいメットイン・スペース。内部に張られた保護シートは、荷物のキズつきを防ぎます
<センタースタンドのロックイン>
 片手で簡単に操作できるホンダ独自の「ロックイン」機構を装備。直結始動防止回路と併せることで、盗難抑止効果があります
<燃料タンク>
 ゆとりの容量6.0Lだから、少し足を延ばしたおでかけにも安心です
<コンビニ・フック>
 ショッピングに便利なコンビニ・フックは、荷物の掛けはずれ防止に効果的なゴム製のフラップ付き
<豊富なオプションパーツ>
 これまでになく、豊富な専用オプションを設定。ユーザーのセンスでカスタマイズが楽しめます

  1. フロントフェンダーガーニッシュ
  2. メーターバイザー
  3. ヘッドライトグリル(10月発売予定)
  4. フロアサイドガーニッシュ(9月発売予定)
  5. エアアウトレットガーニッシュ
  6. サイドモールディング
  • ウインドシールド(9月発売予定)
  • インナーラック
  • メーターパネル(ウッド調、アルミ調)
  • サイドパネル(ウッド調、アルミ調)
  • ホンダクラシックスヘルメット(PVCレザー調):『Julio』とおそろいカラーのヘルメット
    ※オプションパーツ:(株)ホンダアクセス製


【オシャレな『Julio』は環境にも対応】 Topへ

 ホンダは企業として早くから環境問題に取り組んでいます。1998年2月発売の「リード」、4月発売の「タクト」に続き、『Julio』も「道路運送車両の保安基準」の改正に先がけて、新排出ガス規制と新騒音規制にいち早く対応。
<環境にやさしいクリーンなエンジン>
 『Julio』は、「タクト」と同様の手法で、キャブレターのセッティング変更を施し混合気を薄めに設定することで、燃焼過程で有害物質の低減を図っています。
 さらに今回、エアークリーナー内に配置した、エアージェットコントロールシステムを採用することで、ドライバビリティ(運転のしやすさ)の向上に寄与しています。
 そして、マフラー内部に酸化触媒装置(メタルキャタライザー)を設ける事で、従来の2サイクルエンジンに比べ排出ガス中の3つの有害物質は、
 ・炭化水素/HC:3分の1以下
 ・一酸化炭素/CO:2分の1
 ・窒素酸化物/NOx:2分の1に低減(当社製品比較値・当社テスト値)
また白煙の少ないきれいな排出ガスとしています。

●新排出ガス規制に適合:1998年10月より導入される、二輪車エミッション規制をクリア
●新騒音規制に適合:1998年10月より導入される、二輪車騒音規制をクリア
●さらに白煙を低減:1/10以下(光の透過量で測定、当社製品比較値。当社テスト値)

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