ニュースリリース

1998年08月26日ニュースリリース

ホンダ2馬力4ストローク船外機「BF2」をフルモデルチェンジ

 本田技研工業(株)は、2馬力クラスで業界唯一の4ストローク船外機BF2をフルモデルチェンジし、9月30日よりホンダマリーン販売店から発売する。

BF2

BF2

 この「BF2」は、「人と地球にやさしく、経済的で軽量コンパクトな4ストローク船外機」をコンセプトに開発されている。エンジンは燃焼効率に優れたOHV(オーバーヘッドバルブ)方式の超小型4ストロークエンジン"GXV50"をベースとすることで、低公害・低燃費を実現している。 

 また、遠心クラッチ採用により、トローリングや作業時の超低速航行やアイドリング時の停船も可能としている。グリップスロットル仕様も設定されており、遠心クラッチとの組み合わせにより操作性が格段に向上するなどレジャーをはじめ、釣り、漁業等の幅広い用途の船舶のパワーユニットとして最適なものとなっている。 

 ホンダの船外機は全て4ストロークエンジンでクリーンな排出ガスと低燃費を実現しており、また2馬力から130馬力まで13機種のラインアップをそろえ、お客様の幅広いニーズに応えられるものとなっている。
 クリーンで燃費の優れたホンダ4ストローク船外機は、1998年度より、2006年度まで段階的に排出ガスの削減を求める米国環境保護庁(EPA)のマリーンエンジン排出ガス規制に対し、すでに最終年度の規制値を大巾に下回っているだけでなく、2000年から段階的に排出ガスの削減を求める(社)日本舟艇工業会の自主規制の最終年度である2006年の規制値を大幅に下回る排気ガスレベルを達成している。

4ストローク船外機「BF2」の主な特長

  • 2000年より2006年まで段階的に排出ガス中の炭化水素(HC)および窒素酸化物(NOx)を削減する(社)日本舟艇工業会の自主規制の最終年度を大幅に下回っている。
  • 遠心クラッチの採用により、ギアチェンジなしに前進、停船が可能となり、操作性が大幅に向上、また超低速のトローリングスピードを実現。
  • ハンドルにスロットルを配置したグリップスロットル仕様を設定し、遠心クラッチ機構とのマッチングで使いやすさが格段に向上。
  • スリーブレスユニブロックシリンダ、アルミ焼結コンロッドなど、新機構、新素材を採用し、エンジンの信頼性の向上と小型・軽量化を達成。

メーカー希望小売価格

(消費税含まず)

予備検査付

BF2D SCJ

78,000円

BF2D LCJ

82,000円

BF2D SCHJ

82,000円

BF2D LCHJ

86,000円

販売計画

300台/年

主要諸元

機  種  名 BF2D
エンジン型式 4ストローク単気筒立軸形ガソリン(OHV)
総排気量(cm3) 57
ボア×ストローク(mm) 45×36
全開時回転範囲(rpm) 5,000~6,000
最大出力(kW(PS)/rpm) 1.5(2)/6,000
冷却方式 強制空冷
点火方式 トランジスター式マグネット
始動方式 リコイルスターター
排気方式 水中排気
標準プロペラ(翼数-直径×ピッチ) 3-184×120
全長×全幅×全高(Lトランサム)(mm) 410×280×1,100
トランサム高(mm) S:418 L:571
乾燥重量(kg) SCJ:12.4 CJ:13 CHJ:12.7 LCHJ:13.3
燃料タンク容量(L) 1.0(内蔵)

(社)日本舟艇工業会の自主規制:(社)日本舟艇工業会が、日本国内で販売する船外機・PWC等マリーンガソリンエンジンの排ガス中の炭化水素(HC)および窒素酸化物(NOx)を段階的に削減する自主規制を決定した。2000年モデルイヤーより実施し、2006年モデルイヤーで現状の75%削減を達成する。