本田技研工業(株)は、米国の生産拠点であるホンダ・オブ・アメリカ・マニュファクチャリング(HAM)で生産する1,520ccの大型アメリカンカスタムバイク「ワルキューレ」に、リバースシステム(後退機構)を採用した'99年型モデルを10月14日より発売する。 
また、ワルキューレをベース車に、大型のウインドスクリーンとサドルバッグを採用した「ワルキューレ　ツアラー」をタイプ追加し11月10日より発売する。 

このワルキューレシリーズは、ホンダアメリカンカスタムバイクの最高峰モデルに位置付けられ、量産の二輪車エンジンとしては最大排気量のエンジンを搭載している。 
今回、両車種ともに排出ガス浄化システムとして、エキゾースト・エアインジェクションシステム(二次空気導入装置)を採用することで、'99年10月より国内で新たに導入される小型二輪自動車の排出ガス規制に適合させている。

シリーズ合計 ６００台

１，４９０，０００円

１，６４０，０００円

ゴールドウイングSEに搭載し、静粛性と力強さで定評の水冷・4サイクル・水平対向6気筒エンジン(総排気量1,520cc)を高出力化することによって、100PS/6,000rpmの最高出力を達成。大排気量が生み出す豊かでフラットなトルク特性を発揮させている。

排出ガス浄化システムとして、エキゾースト・エアインジェクションシステム(二次空気導入装置)を採用。このシステムは、空気を排気ポートに送り込み排出ガス中の未燃焼ガスHC、COを排気管内で再燃焼させるもので、HC、COの低減を図っている。'99年10月より国内で新たに導入される小型二輪自動車(250ccを超える排気量)の排出ガス規制に適合している機種は、「VFR」、「ゴールドウイング SE」に続き3機種目となっている。

車庫入れなどの狭い場所での方向転換に便利なリバースシステムを新たに両車種に採用。このシステムは、ゴールドウイングSEに採用し好評を得ているもので両車種ともに日本仕様車専用の装備としている。

ワルキューレをベースに、大型のウインドスクリーン(風防)と荷物の収納に便利なサドルバッグ(左右)を装備することで、ロングツーリングをより快適なものとしている。

落ち着きがありメッキの輝きを際立たせるブラックを採用

高級感にあふれるブラック×パールトワイライトシルバーのツートーンを採用