ニュースリリース

1997年02月10日ニュースリリース

超小型軽量4ストロークエンジンGX22搭載の背負式動力噴霧機 WJRシリーズを新発売

 本田技研工業(株)は、世界初の自在傾斜を実現した超小型軽量4ストロークエンジン GX22を搭載し、軽く静かで人と環境に優しい、背負式動力噴霧機「WJRシリーズ」 3機種を、4月22日(火)から、全国のホンダ汎用商品取扱店より発売します。 

4ストローク背負式動力噴霧機WJR2210

4ストローク背負式動力噴霧機WJR2210

 この「背負式動力噴霧機 WJRシリーズ」は、4ストロークガソリンエンジンとして 世界で初めて360°自在傾斜を可能とした、超小型軽量4ストロークエンジン「GX22」 を搭載し、2ストロークエンジンの約2分の1の実用燃費やクリーンな排気、メカニカル デコンプの標準装備による優れた始動性など、人と環境に優しい特性を実現しています。 さらに、高強度インジェクション樹脂フレームによるトップクラスの軽量性をはじめ、 低重心フレームや新設計の背負バンドの採用により背負い易く疲れにくい仕様としています。 

「背負式動力噴霧機 WJR2210/2215/2225」の主な特長

  • 圧力10kgf/cm2カスケードポンプの低圧タイプWJR2210、圧力15kgf/cm2プランジャーポンプの中圧タイプWJR2215、圧力25kgf/cm2プランジャーポンプの高圧タイプWJR2225の3タイプを設定。
  • 背負いやすく疲れにくい重量バランスを保持する新設計背負バンドの採用。
  • 軽量・高強度インジェクション樹脂フレームの採用により、トップクラスの軽量化を実現。
  • 噴霧のON/OFFはレバー操作のワンタッチとし、さらに高圧タイプには手元のダイヤル操作による圧力調整機構を採用。
  • ホンダ独自の超小型軽量4ストロークエンジンGX22の採用により、優れた始動性や疲労感の少ない騒音特性、さらには、窒素酸化物(NOx)を増加させることなく炭化水素(HC)を約85%低減し、排気煙も少ないクリーンな排気を実現。
  • 4ストローク技術による優れた燃費特性やオイル消費の低減、またメンテナンスの簡易化などにより、優れた経済性を発揮。
  • エンジンを降ろさずにポンプやクラッチの点検交換を可能とした抜群の整備性を発揮。

販売計画台数(年間・国内)

WJR2210/2215/2225 合計

4,000台

全国希望小売価格

(消費税含まず)

WJR2210

56,900円

WJR2215

66,800円

WJR2225

85,800円

主要諸元

機種名 WJR2210 WJR2215 WJR2225
全長×全幅×全高(mm) 365×410×560 365×410×560 365×420×595
乾燥重量(kg) 7.1 8.1 8.7
エンジン 名称 GX22
形式 強制空冷4ストローク単気筒ガソリンOHV
総排気量(cm3) 22.2
最大出力[kW(PS)/rpm] 0.74(1.0)/7,000
始動方式 リコイル式(メカニカルデコンプ装備)
燃料タンク容量(L) 0.45
オイル容量(L) 0.1
動力噴霧機 薬剤タンク容量(L) 15 15 22
ポンプ形式 カスケードポンプ プランジャー水平対向 プランジャー水平対向
ノズル噴霧量(L/分) 1~1.5 2~2.6 2~2.6
圧力(kgf/cm2) 7~10 15(固定式) 0~25
付属ノズル 1頭口 2頭口 2頭口
噴霧ホース(mm×m) 直径6.5×1.2 直径6.5×1.2 直径6.5×1.2
遠心クラッチ
噴霧圧力調整 手元