本田技研工業(株)は、次代のクルマに求められる、高水準の環境保全対応とクルマ本来の魅力である操る楽しさを、数々の先進技術により高次元で両立した<先進・高機能スポーティセダン>「アコード」&<先進・高機能スペシャリティワゴン>「アコード・ワゴン」を発表するとともに、新型セダン「トルネオ」をあらたに設定。
9月5日より「アコード」を全国のクリオ店、「トルネオ」を全国のプリモ店及びベルノ店、また、10月9日より「アコード・ワゴン」を全国のクリオ店から発売する。
この新型アコードシリーズは、「環境保全対応」や「安全性能」など社会適合性の実現を基本に、エンジンの高出力化やシャシーの高性能化による「操る楽しさ」、国内ベストサイズとスペースユーティリティの両立を目指した「高効率・高機能」、そして内外装デザイン領域における「強い主張」の追求をコンセプトに国内専用車として開発。
それらを具体化したうえで、高いバリューフォーマネーを追求し、お求めやすい価格設定を実現した。
排出ガス中に含まれる有害物質を従来規制値の10分の1レベルまで低減した「HONDA LEV」のタイプ設定をはじめ、全車、7都県市/6府県市指定低公害基準をクリア。
また、低燃費と高出力を両立した1.8L VTECエンジンを新開発するなど環境保全に積極対応。
全方位衝突安全設計ボディの採用をはじめ、ABS、両席SRSエアバッグシステムを標準装備。また、クラス初のディスチャージヘッドライトの採用や車両挙動安定化制御システム「VSA」、世界初・ふらつき運転検知機能搭載ナビゲーションシステムをオプション設定するなど、多角的に安全性を追求。
全エンジンにVTECを採用し、高出力・高効率化を図るとともに、新開発の「5リンク・ダブルウイッシュボーン・リアサスペンション」をはじめ、新EPS(電動パワーステアリング)+VGR(可変ステアリングギアレシオ)などを採用し、操る楽しさを追求。
また、アコードシリーズでは初めてリアルタイム4WDを採用。
旧型3ナンバー車と同等のゆとりのスペースユーティリティとコンパクトな国内ベストサイズの両立などにより、機能性、扱い易さを実現。
アコードは、1976年に誕生以来、世界11ヶ国で生産、140ヶ国以上で販売され、本年6月で累計930万台以上を生産。常にアコードのネーミングが意味する「人と社会とクルマの調和」をコンセプトに進化を続け、国際車としての高い評価を獲得してきた。
今回、6代目となる新型アコードシリーズにおいては、さらなる「調和」を目指し、世界各地域のニーズによりきめ細かく対応すべく、さらなる「現地生産化」の推進と「地域最適発想の開発」を融合。ホンダ独創の「世界共通フレキシブルプラットフォーム」を基本に、日本、米国をはじめ、アジア、欧州の各地域に専用モデルを投入予定である。
9,000台
消費税含まず
消費税含まず、単位:千円
エンジン | タイプ | 駆動方式 | 東京 | 名古屋 | 大阪 | 福岡 | 仙台 | 札幌 | 沖 縄 | |||
1.8L | VTEC | 1.8VTS | FF | MT | 1,703 | 1,711 | 1,717 | 1,730 | 1,719 | 1,744 | 1,785 | |
AT | 1,798 | 1,806 | 1,812 | 1,825 | 1,814 | 1,839 | 1,880 | |||||
2.0L | 2.0VTS | MT | 1,903 | 1,911 | 1,917 | 1,930 | 1,919 | 1,944 | 1,985 | |||
AT | 1,998 | 2,006 | 2,012 | 2,025 | 2,014 | 2,039 | 2,080 | |||||
4WD | AT | 2,198 | 2,206 | 2,212 | 2,225 | 2,214 | 2,239 | 2,280 | ||||
2.0LEV | FF | AT | 1,998 | 2,006 | 2,012 | 2,025 | 2,014 | 2,039 | 2,080 | |||
DOHC VTEC |
SiR | AT | 2,198 | 2,206 | 2,212 | 2,225 | 2,214 | 2,239 | 2,280 | * | ||
SiR-T | MT | 2,148 | 2,156 | 2,162 | 2,175 | 2,164 | 2,189 | 2,230 |
エンジン | タイプ | 駆動方式 | 東京 | 名古屋 | 大阪 | 福岡 | 仙台 | 札幌 | 沖 縄 | |||
2.3L | VTEC | 2.3Vi | FF | AT | 2,148 | 2,156 | 2,162 | 2,175 | 2,164 | 2,189 | 2,230 | |
4WD | 2,348 | 2,356 | 2,362 | 2,375 | 2,364 | 2,389 | 2,430 | |||||
2.3VTL | FF | 2,348 | 2,356 | 2,362 | 2,375 | 2,364 | 2,389 | 2,430 | * | |||
4WD | 2,548 | 2,556 | 2,562 | 2,575 | 2,564 | 2,589 | 2,630 |
*印は掲載写真モデル
(分類記号;◆セダン専用技術 ◇ワゴン専用技術 ■セダン&ワゴン共通技術)
環境への配慮を基本に高出力と低燃費、低公害性を達成するとともに、操作性や操縦安定性を高めるなど、走る楽しさ、操る楽しさを徹底的に追求。
単位:10・15モード(g/km)
2.0LEV諸元値 | 0.20 | 0.02 | 0.03 |
1.8VTS諸元値 | 1.00 | 0.11 | 0.10 |
国内自動車排出ガス規制値(平均規制値) | 2.10 | 0.25 | 0.25 |
7都県市/6府県市指定低公害車基準値 | - | - | 0.12 |
タイプ | ミッション | エンジン | 最高出力 (PS/rpm)* |
最大トルク (kgm/rpm)* |
燃費(km/L) (10・15モード) |
|
アコード トルネオ |
SiR-T | 5MT | 2.0L DOHC VTEC | 200/7,200 | 20.0/6,600 | 12.2 |
SiR | 4AT | 2.0L DOHC VTEC | 180/7,000 | 19.6/5,500 | 11.8 | |
2.0VTS | 5MT | 2.0L VTEC | 150/6,000 | 19.0/5,000 | 13.8 | |
4AT | 2.0L VTEC | 150/6,000 | 19.0/5,000 | 12.4 | ||
2.0LEV | 4AT | 2.0L VTEC LEV | 145/6,000 | 18.2/5,000 | 12.4 | |
2.0VTS 4WD | 4AT | 2.0L VTEC | 148/6,000 | 18.7/5,000 | 12.2 | |
1.8VTS | 5MT | 1.8L VTEC | 140/6,100 | 17.2/5,000 | 16.2 | |
4AT | 1.8L VTEC | 140/6,100 | 17.2/5,000 | 15.6 | ||
アコード・ ワゴン |
2.3VTL | 4AT | 2.3L VTEC | 160/5,700 | 21.8/4,900 | 12.4 |
2.3VTL 4WD | 4AT | 2.3L VTEC | 158/5,700 | 21.5/4,900 | 12.4 | |
2.3Vi | 4AT | 2.3L VTEC | 160/5,700 | 21.8/4,900 | 12.4 | |
2.3Vi 4WD | 4AT | 2.3L VTEC | 158/5,700 | 21.5/4,900 | 12.4 |
*ネット値:「ネット」とはエンジンを車両搭載状態で測定したものです。
アコード&トルネオSiRとアコード・ワゴン全タイプに、ドライブシーンに応じてATモードとシーケンシャルモードが選択できるSマチックを搭載。
新EPSは操舵力特性を自由に設定することが可能なため、ノーマルモードに加え、プラスモード(重め)、マイナスモード(軽め)を設定。インパネ部に設置した切り換えスイッチを操作することで、ドライバーの好みに応じた操舵力特性の選択が可能。
(分類記号;◆セダン専用技術 ◇ワゴン専用技術 ■セダン&ワゴン共通技術)
クルマのすべての性能の基本前提として捉えたうえで多角的に取り組み、世界最高水準をめざし、アクティブセーフティ、パッシブセーフティともに徹底的に追求。
後輪スリップによる車両の巻き込みを、フロント外輪ブレーキによって外向きのモーメントを発生させるとともにフロントのコーナリングフォースを低減し、スピンモーメントを減少。
駆動輪(前輪)スリップによる軌跡のはらみを、エンジントルクの低減とフロント内輪へのブレーキ制御によって前輪のサイドフォースを確保することで、トレース性を向上。
左右輪で路面状況が異なる場合の発進時などは、低μ路側の車輪にブレーキをかけ、高μ路側の車輪にエンジントルクを回し込むことでより力強い発進・加速力を獲得。
横Gセンサーが、高横G旋回時に4チャンネル制御に切り換え(直進時および低横G旋回時は3チャンネル)、後輪外側にも大きな制動力を持たせ、旋回制動時の性能を向上。
ナビゲーションシステムの振動ジャイロセンサーと車速センサーの信号から走行中の軌跡を求め、その軌跡から中心基準線を予測し、横ずれ量を算出することでふらつきを検知。
(分類記号;◆セダン専用技術 ◇ワゴン専用技術 ■セダン&ワゴン共通技術)
斬新と洗練の躍動感に満ちた融合。ダイナミックな走りを予感させる、スポーティの主張。
アコードには立体感のあるグリル回りなど、力強い線の構成でシャープな勢いのある表情に。トルネオはワイドなメッシュグリルを採用するなど、躍動感のある新鮮なイメージに仕立てた。
ノーズを短くしたフォワードキャビンと、安定感のあるスッキリとしたロングテールによる先進イメージ。 ウェッジを強く利かせ、疾走感あふれる姿を表現。
トランクリッドにスポイラーを思わせる形状を与え、シャープで力強い後ろ姿をアピール。アコード、トルネオそれぞれに独自のリアコンビネーションパネルを採用し、個性を演出。
ワイドフェンダーボディによる地に足の着いたがっしり感。フロントスタイルだけでもアコード・ワゴンであることが認識できる、オリジナルの表情を与えた。
開放的なグラッシーフラッシュキャビンと、ルーフからリアエンドまでの流れるようなハイデッキスラントテールゲート。ワイドなグラスエリアと流麗なフォルムが美しさを存分に表現。
曲面を持たせながらフラッシュサーフェイス化されたワイドなテールゲートウインドウが、ボディ全体を包み込むような一体感を演出。
(分類記号;◆セダン専用技術 ◇ワゴン専用技術 ■セダン&ワゴン共通技術)
セダンは5ナンバーサイズにゆとりの確保を、ワゴンはゆとりに加え自由度の拡大を追求。さらに、快適装備の充実をめざした。
低ボンネットフードで良好な前方視界を確保。最小回転半径は5.4mと小さく、しかもフロントオーバーハングが短いため優れた取り回し性を実現。
ヘッドクリアランスやニースペース、足入れ性など、実際に広さを感じる部分に余裕を持たせることで、3ナンバーサイズに匹敵するほどのゆとりを確保。
大きく広い開口はバンパーラインから開くので荷物の出し入れが容易なうえ、従来モデルを上回る446L*の大容量を確保。
低ボンネットフードで前方視界が優れているうえ、ワイドなグラスエリアでサイドや後方の良好な視界も確保。最小回転半径は5.5mに抑え、取り回しの良さを実現。
ヘッドクリアランスやニースペース、足入れ性など、実際に広さを感じる部分に余裕を持たせ、ゆとりを確保。また、6:4分割可倒式リアシートは大容量の荷室として活用が可能。
テールゲートは開閉軌跡のオーバーハングを短くし、後方に余裕のない場所でも開閉を容易にするなど高い機能性を実現。カーゴスペースの広さや長さはスーツケースなど実用モジュールをベースに設定し、多くの荷物をすっきり収納することが可能。
高精度な性能に多彩な付加機能を備えたうえで、さらに高機能の充実を図った。
インターネット通信方式を用いて目的地設定や情報検索などが可能な、双方向通信機能を搭載。 携帯電話と対応アダプターを接続することで通信が可能('98年1月よりサービス開始予定)。
注意力が散漫な運転時に起きる車両の微妙なふらつきを検知し、ドライバーに画面表示と警告音で警告を与える、安全運転補助機能を搭載。
フロント/リアドアに設置したフルレンジスピーカーにより、全席でクリアな音場を再現。リアトレイ中央に設置したNdスピーカーにより全席で歪みのない豊かな重低音を獲得。
Ndスピーカーをカーゴルーム左サイドに設置。荷物の積載量に影響されずに、豊かな重低音を再現。カーゴルームリアコーナーに中高音域をカバーする2インチ、ツィドラーを採用し、空間特性を活かした音のバランスを獲得。