ニュースリリース

1996年11月01日ニュースリリース

HRCトライアルコンペティションマシンRTL250R発売のご案内

(株)ホンダ・レーシングは、全日本トライアル選手権はもとよりワールドチャンピオンシップトライアル(WCT)にも参戦可能なトライアルコンぺティションマシンRTL250Rを発売します。

RTL250R

RTL250R

開発コンセプトを「世界最軽量マシン」とし、トライアルワークス活動で得たノウハウはむろん、スペイン・モンテッサホンダが長期に渡りWCTの、実戦で蓄積した技術を導入すると共に、ロードレースワークスチームのノウハウをも投入したこのマシンはエンジン、フレームの全てを新設計とし、世界最軽量マシンの実現とコストパフォ一マンスに優れたハイポテンシヤルマシンとなっています。

発売予定

平成9年3月

メーカー希望小売価格

687,000円(運賃、消費税別途)

ご予約、お問い合わせ

HRCサービスショップ、ホンダ二輪製品取扱い店又は、
各地ホンダ二輪ディストリビューターまで。

ご予約期間

平成8年11月l日より受け付け。

商品概要

HRCワークスマシンRTL、WCT’96チャンピオンマシンのフルレプリカ、RTL250R。 新設計「目の字」断面アルミツインチュープフレーム、プロリンクリアサスペンションと新たに採用したパイオリ社製正立フロントフォーク、更にRTL250Rの為に新開発された(株) ショーワ社製リアダンパーによる高次元バランスの足廻り。エンジンは低回転から高回転にいたるまで幅広い領域で常に安定したパワーを発揮する3本リング新開発ピストンと、デロルト社製 キャプレタ一の採用。あらゆるシーンで適合する5速ギアミッション。そして、トライアルマシンとして最も重要な軽快性を生む為に車輌の軽量化を徹底追求した結果、世界最軽量(72.5Kg)を達成しました。

主な特徴

エンジン

3本リングピストン、カーボンリードパルプ、デロルト社製キャブレター等の採用と、クランクをショートストローク化し極低回転域からの粘り強いトルク特性とピークがら先で更に伸びるエンジン特性を実現。ミッジョンギア等のスチール製品に計算された肉抜きやアルミシフトドラム、R/Lマグネシュウムケースカバーを採用し軽量化に大 きく貢歓しています。
幅広いエンジン特性から、5遠ミッションを実現。軽量、コンパクト化に寄与しています。
WCTでの過酷なクラッチワークにも安定したコントロール性を発揮できる油圧クラッチを採用。

フレーム

超コンパクト、スリム、軽量と強度、耐久性を両立させたNewフレーム。当社比1.5Kgの軽量 化を達成。更にリアフレームレスとし軽量化に大きく貢献。フロントサスペンションには正立 フォークを採用。低重心化と軽量化を図ると共にインナーチューブにチタンコーティングを採用 する事により摺動性と耐久性を大輻に向上。リアサスペンションはRTL250R専用として開発。クッション全長を短縮し低重心化と低シート化を実現。前後ブレーキには対抗ピストンキャ リパーとフローティングディスクを採用しあらゆるシーンで信頼出来るコントロール性を実現。

  • HRC:Honda Racing Corporation(株式会社ホンダ・レーシング)