本田技研工業(株)は、災害等の停電時に自動的に電気を供給する非常用電源として、独自に開発した自動起動/停止装置(ATS※1)と、ホンダディーゼル発電機を組み合わせた、軽量コンパクトな自動起動式設置型発電機「EX4.5D-ATS」を開発、11月1日より発売する。
この自動起動式設置型発電機「EX4.5D-ATS」は、停電を感知すると自動的に発電機を始動させ電気の供給を開始する。連続24時間以上の運転が可能で、停電が回復すると自動的に停止する。今回自動起動/停止装置(ATS)をホンダ独自で開発し、高い信頼性と優れた経済性で好評のホンダディーゼル発電機と組み合わせたことで、軽量コンパクトな一体型システムとすることが出来た。
定置型としても使用される標準モデルと、発電機だけを取り出し単体で、多目的・多用途発電機としても使用できるマルチモデルの2タイプを設定している。
今後、「EX4.5D-ATS」に加えて、用途に応じて小容量から大容量まで開発を推進し、シリーズ化も併せて計画している。
自動起動式設置型発電機「EX4.5D-ATS」の主な特長は、
ホンダは、1964年に1号機を発売以来30年にわたり発電機を生産してきた。本機は、その発電機技術を結集し、ホンダが独自開発したATSと組み合わせることで、コンパクトな一体型とすることができ、オフィスや銀行などのビジネス関連のみならず、コンビニエンスストアやガソリンスタンド等身近な生活周辺から各種公共機関などの、コンピュータ端末機や通信等の停電対応非常用電源として、最適なものとしている。さらにマルチモデルは、地域社会での催事(光源、熱源、音源等)にも活用できる多用途性を持たせたものとしている。
合計1000台
2,200,000円
2,400,000円
数値は標準モデル、()内はマルチモデル
機種名 | EX4.5D-ATS | ||
定格 | 周波数(Hz) | 50 | 60 |
出力(kW) | 3.7 | 4.5 | |
電圧(V) | 100 | ||
電流(A) | 37 | 45 | |
回転数(rpm) | 3000 | 3600 | |
寸法 | 全長(mm) | 1,060(1,090) | |
全幅(mm) | 600 | ||
全高(mm) | 1,080 | ||
乾燥重量(kg) | 345(400)〔ATS 15kg〕 | ||
使用温度範囲(℃) | -15~+45 | ||
騒音(dB(A)/7m) | 68 | 70 | |
発電機 | 型式 | 2極界磁回転形 | |
相数 | 単相 | ||
構造 | 自己通風防滴形 | ||
励磁方式 | 自己励磁 | ||
電圧調整方式 | トランジスターAVR | ||
絶縁種別 | E種 | ||
エンジン | 名称 | ホンダ GD411 | |
形式 | 強制空冷4サイクル単気筒直噴式ディーゼル | ||
総排気量 | 411 | ||
圧縮比 | 20 | ||
使用燃料 | 軽油 | ||
燃料タンク容量(L) | 50(76) | ||
連続運転時間 | 29(44) | 25(40) |