本田技研工業（株）は、軽量・コンパクトで高性能な水冷・４サイクル・直列４気筒エンジン を搭載し、力強い走り味と、扱い易く素直な操縦フィーリングのスーパースポーツバイク「ホンダＣＢＲ６００Ｆ」のエンジン出力特性や、足廻り、外観の一部を変更するなど、総合性能を一 段と向上させ４月２５日より発売する。

　このＣＢＲ６００Ｆは軽快な乗り味のミドルウェイトスポーツモデルとして欧米で好評を得て いるモデルで、軽量級から重量級まで幅広いスポーツバイクを経験したエキスパートライダーに あわせ開発したスーパースポーツモデルである。

２００台

７５５，０００円

　エンジンは、軽量・コンパクトな水冷・４サイクル・ＤＯＨＣ・直列４気筒・５９９ｃｃを搭 載。今回、新たに２系統のダクトによって走行中の外気を直接エアクリーナーを介してキャブレ ターに導入するホンダ独自のダイレクト・エア・インダクション・システムを採用。さらに、ス ロットル開度センサーを新設し、スロットル開度とエンジン回転数を検知し、走りに応じた理想 的な点火時期を供給することで、一段と幅広い回転域で力強いパワーフィーリングを発揮させて いる。 

　フレームは、コンパクトなエンジン形状にあわせながら、しなやかさと剛性を高次元でバランスさせたスチール製ツインチューブ・フレームを採用。 

　足廻りは、フロントサスペンションに高剛性の大径インナーチューブに、ハイグレード・カートリッジタイプのダンパーを組み合わせて採用することで、スムーズな減衰力特性を発揮させて いる。また、リアサスペンションには、ハードな走行時にも安定した減衰力特性を発揮させるリ ザーバータンク付きダンパーを装備し、ミドルクラスのスポーツモデルならではの軽快でダイナ ミックな走行を可能としている。 

　ブレーキは、フロントに油圧式ダブルディスクを採用し、今回ディスクプレートの径を大径化するとともに、ディスクパッドには焼結タイプを採用することで、優れた制動力を確保している。 また、リアには油圧式シングルディスクに、焼結パッドを組み合わせて採用している。 

　外観は、今回、フロントカウリングの形状をよりスラント化させるなど、徹底したエアマネジメントを追求した抵抗の少ないダイナミックなデザインとし、カラーリングをクリーンなイメー ジのホワイトを基調に、ブルーとレッドを効果的に配したニュートリコロールを採用することで、 力強く、軽快なイメージとしている。 
　また、燃料タンクの内部構造を変更し、容量を１７Lとするとともに、リア・グラブレールやツーリングなどに役立つ荷掛けフックを左・右計４箇所に装備し使い勝手の良いものとしている。