ニュースリリース

1993年02月16日ニュースリリース

米国において開発、生産されたスタイリッシュな「シビック クーペ」を輸入し発売

 本田技研工業(株)は、スタイリッシュな2ドア車「シビック クーペ」を輸入し、2月19日より全国のプリモ店から発売する。

シビッククーペ

シビッククーペ

 この「シビック クーペ」は、ホンダの米国拠点で開発、生産されたモデルで、シビックの斬新な基本コンセプトと高性能はそのままに、クーペとしての洗練されたスタイリングを実現したものである。 
 米国におけるホンダは、四輪車の生産開始から10年余を経て、現在では研究・開発から生産 ・販売にいたるまでの一貫した活動を行なっている。こうした体制のもと、「シビッククーペ」は、アコード クーペ、アコード ワゴンに続き米国で開発・生産され、北米地域において、昨年(’92年)10月より販売開始し、好評を得ている。

主な特長

  • 空力性能と美しいフォルムの両立による、洗練されたスタイリング
  • クーペでありながら、後席にも快適な居住スペースを確保した室内空間
  • 高性能と低燃費を高次元でバランスさせた1.6リットルVTEC130馬力エンジン
  • 運転席用SRSエアバッグやAR(※)サウンドシステムを採用するなど、安全・快適な装備を充実 ※米国アコースティック・リサーチ社

これにより、シビック、シビック フェリオ、シビック クーペとシリーズのラインナップは一層充実し、幅広いお客様の要望に応えられるものとなった。

販売計画台数(国内・年間)

5,000台(’93年輸入予定台数)

シビック クーペの概要

エクステリア

  • シビック(3ドア)の躍動感あふれるスポーティで斬新なデザイン思想と、シビックフェリオ(4ドア)の機能性に優れたパッケージングを実現している最新のエクステリアコンセプトとの融合から生まれた、新世代のクーペフォルム。
  • スラントしたフロントウィンドウから流麗なリアウィンドウへのエレガントなシルエット、前後を絞り込んだボディ、ワイドなガラス面、流れるようなリアピラー部など、空力特性に優れた美しいデザインとしている。

インテリア

  • スタイリッシュなクーペスタイルでありながら、広々とした室内空間を実現。特に後席は、従来のクーペの概念を超えた広い居住スペースを確保。
  • 革新的なオーディオシステムの開発で有名な、米国アコースティック・リサーチ社との提携による6スピーカーのサウンドシステムをはじめ、オートエアコンディショナーやアッパーベンチレーションシステム、パワーステアリング、パワーウィンドウ、パワードアロックなどの快適装備により、優れた居住性を実現。

エンジン&サスペンション

  • 最高出力130馬力、最大トルク14.8kgmを発揮するとともに、ATミッションながら10・15モード燃費14.0km/lを達成した、1.6リットルVTEC+PGM-FIエンジンを搭載。高速回転域と低・中速回転域用の2種類のカムを持つ可変バルブタイミング・リフト機構(VTEC)により、優れた加速感や乗りやすさを実現する出力特性と低燃費を両立。
  • サスペンションには、低バネレート、ロングストローク化した4輪ダブルウイッシュボーンを採用。フロントのロールセンター高やL字形ロアアームを最適な設定とし、スポーティなハンドリングとしなやかな乗り心地としている。

安全性

  • 運転席用SRSエアバッグシステム、前・後席3点式ELRシートベルト、ハイマウント・ストップランプを標準装備。 
  • 後席中央は2点式マニュアル
  • 高強度ボディ設計やドアビームの採用、さらに内装のカーペット、ライニング、シート地、パッドに難燃材を使用するなど安全性を追求。

尚、このシビック クーペは、1.6リットルVTECエンジン搭載、4速AT、右ハンドル仕様の1タイプのみの設定とした。 

希望小売価格(消費税含まず・単位千円)

4速オートマチック車のみの設定

主な標準装備

  • 運転席用SRSエアバックシステム
  • 前・後席3点式ELRシートベルト
  • オートエアコンディショナー
  • AR(アコースティック・リサーチ)サウンドシステム
  • オートアンテナ
  • パワーステアリング
  • パワーウィンドウ
  • パワードアロック
  • ボディ同色電動リモコンドアミラーなど
東京 名古屋 大阪 福岡 仙台 札幌
1,771 1,779 1,785 1,798 1,787 1,812

主要諸元

車名・型式 ホンダオブアメリカ・E-EJI
トランスミッション ロックアップ機構付7ポジション4速オートマチック
全長(m) 4.390
全幅(m) 1.695
全高(m) 1.345
ホイールベース(m) 2.620
トレッド(m) 前 1.475 後 1.465
最低地上高(m) 0.150
車両重量(kg) 1,070
乗車定員(名) 5
客室内寸法(m) 長さ1.845 幅1.350 高さ1.095
エンジン型式 D16A
エンジン種類 水冷直列4気筒横置 (無鉛ガソリン使用)
燃焼室形式 ペントルーフ形
弁機構 SOHCベルト駆動 吸気2 排気2
総排気量(cm3) 1,590
内径×行程(mm) 75.0×90.0
圧縮比 9.2
燃料供給装置形式 電子制御燃料噴射装置 (ホンダPGM-FI)
燃料ポンプ形式 電動式
燃料タンク容量(L) 45
潤滑油容量(L) 4.0
潤滑方式 圧送式
点火装置形式 フル・トランジスター式バッテリー点火
最高出力(PS/rpm)※ 130/6,600
最大トルク(kgm/rpm)※ 14.8/5,200
10・15モード走行燃料消費率(km/L) 14.0(運輸省審査値)
最小回転半径(m) 5.0
制動停止距離(m) 15.5(初速50km/h時)
クラッチ形式 3要素1段2相形 (ロックアップクラッチ付)
変速機形式 常時噛合式
変速機操作方式 フロア・チェンジ式
変速比 1速 2.600
2速 1.393
3速 0.926
4速 0.673
後退 1.954
減速比 4.333
ステアリング装置形式 ラック・ピニオン式 (パワーステアリング仕様)
タイヤ(前・後) 185/60R14 82H
主ブレーキの種類・形式 油圧式ベンチレーテッドディスク
油圧式リーディング・トレーリング
制動倍力装置形式 真空倍力式
作動系統及び制動車輪 2系統式 ・前右1輪-後左1輪 ・前左1輪-後右1輪
サスペンション方式 ダブルウイッシュボーン式(前/後)
スタビライザー形式 トーション・バー式(前/後)
  • ネット値:「ネット」とはエンジンを車両に搭載した状態とほぼ同条件で測定したものです。同じエンジンで測定した場合、「ネット」は「グロス」よりも約15%程度低い値(自工会調べ)となっています。
  • モード走行時における燃料消費率の表示「10・15モード」は都市内高速走行等が加味されているため、同じ車両で測定した場合「10モード」より平均的には小型・普通乗用車で約10%程度高い値(自工会調べ)となります。
  • 燃料消費率は、定められた試験条件のもとでの値です。実際の走行時には、この条件(気象、道路、車両、運転、整備などの状況)が異なってきますので、それに応じて燃料消費率が異なります。
  • PGM-FIは、本田技研工業株式会社の登録商標です。VTECは本田技研工業株式会社の商標です。
  • 道路運送車両法による型式指定申請書数値
  • 製造事業者:Honda of America Mfg.,Inc.(製造国:アメリカ合衆国)
  • 輸入発売元:本田技研工業株式会社