ニュースリリース

1989年06月20日ニュースリリース

無段階の変速ができる高性能の乗用型芝刈機ホンダ・ライディングモア「H3011H/H3013H」の2機種を発売

 本田技研工業(株)は、このクラス初のデフ機能一体型HST(ハイドロ・スタティック・トランスミッション)を採用。レバー一本の操作で無段階の変速ができ、広い範囲の芝をより均一、かつ効率的に保守管理できる乗用型芝刈機、ホンダ・ライディングモア「H3011H/H3013H」の2機種を6月21日より発売する。

 このホンダ・ライディングモア「H3011H/H3013H」は、高い作業効率を可能にするワイドな刈幅(H3011H=約760mm、H3013H=約970mm)を持ち、エンジンは、安定した出力と高い静粛性を兼ね備えた4サイクル空冷OHVエンジン(H3011Hは337cc、11PS/3,600rpm、H3013Hは389cc、13PS/3,600rpm)を搭載。
 ていねいな仕上げができ、収納性にも優れた刈り取りブレードや、芝にやさしいラウンドタイヤを装備するなど、きめ細やかでひときわ美しい仕上げを可能にしている。

  • ハイドロ・スタティック・トランスミッション
    油圧により、様々な作業に応じた最適速度が選択できる無段階変速機構。エンジンからの動力は、油圧ポンプに無駄なく伝えられ、油圧により回転する油圧モーターを通して、デファレンシャルギア(差動ギア)によって無段階の変速が可能。
H3013H(輸出モデル)

H3013H(輸出モデル)

販売計画(国内・年間)

2機種合計 500台

希望小売価格(消費税含まず)

H3011H 515,000円
H3013H 575,000円

 また、このクラス初のデフ機能一体型HST(ハイドロ・スタティック・トランスミッション)は、エンジンの出力を効率的に引き出すだけではなく、発進から様々な作業まで、作業条件に応じて最適な速度を無段階でスムーズかつ簡単に選択でき、オペレーターにもやさしい優れた操作性を実現している。
 さらに、パーキングブレーキを引いたまま走行すると、即座にブザーで知らせ、数秒後にエンジンが停止するオートストップ機構や、無段階のスライドシートを採用しているほか、機能別に色わけされたコントロールレバーを扱いやすい位置に配するなど、操作性や居住性にも細やかな配慮を施した設計としている。

 なお、ホンダ芝刈機シリーズは、広さや作業目的に合わせて乗用型5タイプ、歩行型3タイプの中から最適機種を選ぶことができる。

●その他の主な特長
・耐久性にも優れた角型高剛性フレームを採用。
・ガソリンの残量がひと目でわかる、大容量の半透明燃料タンクを搭載。

主要諸元

型式 H3011H H3013H
エンジン 名称 GXV340 GXV390
形式 強制空冷4サイクル1気筒(OHV)
総排気量(cc) 337 389
最大出力(PS/rpm) 11/3,600 13/3,600
点火方式 トランジスタ式マグネット点火
始動方式 セルフ式スターター
使用燃料 自動車用無鉛ガソリン
燃料タンク容量(L) 2.5
フレーム 全長×全幅×全高(mm) 1,550×1,070×1,000 1,550×1,260×1,000
軸距(mm) 1,100
輪距(mm) 前:570 後:660
乾燥重量(kg) 178 192
変速段数 油圧式無段変速方式
車速(km/h) 芝刈:5.3 最高:7.5 後進:2.7
タイヤサイズ 前:11×4.00-5 後:16×6.50-8
刈幅(mm) 約760 約970
刈取り高さ調整幅(mm) 約19~約82(6段調整)

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