本田技研工業（株）は、簡単な操作できわ刈りや、木の根元などの狭い場所でも優れた芝刈り性能を発揮する歩行型芝刈機（自走式）ホンダ・ロータリーモア「HRA216」を3月10日より、ゴルフ場や、芝育成業、緑地管理業など広い場所での芝刈作業に適した乗用型芝刈機ホンダ・ライディングモア「HT4213」を2月20日よりそれぞれ発売する。

　ホンダ・ロータリーモア「HRA216」は、よりハードな使用にも耐えられる歩行型芝刈機として開発。
　エンジンは、経済性、耐久性に優れた高出力4サイクルOHVエンジン（163cc・5.5PS/3,600rpm）を搭載。しかも軽い力で始動ができるメカニカルデコンプ機構付リコイルスターターとトランジスター点火装置の採用により始動性にも優れたものとなっている。
　 また、刈幅21インチ（約530mm）の刈刃や、レバー操作で刈取り高さを約16mm～76mmまで調整できる機構を採用。加えて、カタツムリ形の独特なハウジング形状とあいまって効率の良い芝刈作業を可能としている。

　さらに刈取った芝は、スムーズに収納できる芝収納袋（容量73L）を標準装備している。
　また操作は、取り回しの楽なシンプル設計とし、クラッチ操作は、刈刃クラッチレバーと歩行クラッチレバーを別々に操作することが可能で、歩行は、歩行クラッチレバーを握ると走行、離すとブレーキが作動し停止する刈刃回転停止装置を採用するなど安全にも配慮した設計となっている。

　ホンダ・ライディングモア「HT4213」は、いちだんとワイドな刈幅で効率良く作業ができ、しかも、静かでパワフルな乗用型芝刈機として開発。
　 エンジンは、静かで粘り強く、安定した出力を発揮する4サイクル水冷OHCエンジン（359cc・13PS/3,600rpm）を搭載。
　 刈刃は、3枚刃で42インチ（約1,060mm）のワイドな刈幅とあいまってさまざまな種類の芝を、効率良くきれいに刈取るものとしている。
　 また変速機は、クラッチ操作のいらない、ホンダ独自の開発による変速機（MAT＝メカニカル・オートクラッチ・トランスミッション）を採用。これによりレバー一本で発進・変速ができ作業効率を一段と向上させるものとなっている。
　 さらにエンジン始動は、(I)作業者が運転席に座り、(II)変速レバーが中立位置（ニュートラル）で、(III)刈刃クラッチレバーが切位置（OFF）の時のみ始動する三重インターロックシステムを採用。また運転者がオペレーターシート（運転席）から離れると自動的にエンジンが切れるなど安全に配慮した機構となっている。
　 塗装は、フレーム、ボディ、カッターデッキに、四輪車と同様のカチオン電着塗装^※1を採用し、防錆能力も向上させている。
　 これらによりホンダ芝刈機シリーズは、歩行型4タイプ、乗用型5タイプとなり作業目的に合わせて最適なタイプを選ぶことができるものとなった。

HRA216　1000台
HT4213　500台

HRA216　165,000円
HT4213　790,000円