ニュースリリース

1986年04月11日ニュースリリース

水冷4サイクルDOHC4気筒エンジン搭載のスーパースポーツバイク「ホンダ・CBR250FOUR(フォア)」を発売

 本田技研工業(株)は、250ccクラスで初めてカムシャフトをギア(歯車)で駆動する水冷・4サイクル・DOHC4気筒エンジン(最高出力45PS/14,500rpm)搭載や、 軽量・高剛性のアルミ製フレーム採用のスーパースポーツバイク「ホンダ・CBR250 FOUR」を4月25日より発売する。

CBR250FOUR

CBR250FOUR

 この新設計エンジンは、カムシャフトをギアで駆動することにより、高回転時のより正確な弁作動と摩擦抵抗の低減を実現。さらに、クロームモリブデン浸炭コンロッドを採用するなど、往復運動部品の軽量化を徹底して追求。また、新型4連キャブレターから燃焼室までの吸気経路をほぼ一直線とした設計や、大径弁の採用とあいまって、高い吸・排気効率を実現。これらにより、低回転域から高回転域まで、どの回転域でも俊敏で応答性にすぐれスポーツ走行に適したエンジンとなっている。
 車体は、ホンダ独自の製造技術による軽量・高剛性の「目の字」断面 構造を採用したアルミ製ツインチューブ・ダイヤモンド式フレームを採用。また、足回りには、競技用二輪車で開発してきた軽量と高剛性を合わせもつ、新設計「S字」断面スポーク採用のアルミ製キャストホイールや、新設計の偏平タイヤ(前輪80%、後輪70%)を採用。さらに、強化されたフレームと偏平タイヤの特性に合わせた、極太の後輪スイングアーム(プロリンク式サスペンション)とド・カルボン型リアクッションなどの採用により、路面追従性にすぐれた軽快なスーパースポーツバイクとなっている。
 デザインは、ライダーの疲労を軽減させるために、徹底して空力特性を追求することから生まれた大型フロント・フェンダーや、ヘッドライトと一体化したハーフ・フェアリング(風防)、リア・カウルなどを採用。これらが、新感覚のタンク形状と一体となり、新世代のスーパースポーツバイクを感じさせる強く美しいフォルムを作り出している。

販売計画(国内・年間予定)

28,000台

全国標準現金価格

549,000円

(北海道・沖縄、その他一部離島を除く。)

主要諸元

型式 MC14
全長(m) 2.000
全幅(m) 0.685
全高(m) 1.120
軸距(m) 1.370
最低地上高(m) 0.140
シート高(m) 0.750
車両重量(kg) 153
乾燥重量(kg) 138
乗車定員(人) 2
燃費(km/L) 48.2(50km/h定地走行テスト値)
最小回転半径(m) 2.6
エンジン型式 MC14E・水冷4サイクルDOHC4バルブ4気筒
総排気量(cm3) 249
内径×行程(mm) 48.5×33.8
圧縮比 11.0
最高出力(PS/rpm) 45/14,500
最大トルク(kg-m/rpm) 2.5/10,500
始動方式 セルフ式
点火方式 フルトランジスタ式
潤滑方式 圧送飛沫併用式
潤滑油容量(L) 2.7
燃料タンク容量(L) 14
クラッチ形式 湿式多板コイルスプリング
変速機形式 常時噛合式6段リターン
キャスター(度) 26°00′
トレール(mm) 97
タイヤサイズ 100/80-17 52H
130/70-17 62H
ブレーキ形式 油圧式ダブルディスク
機械式リーディングトレーリング
懸架方式 テレスコピック(円筒空気バネ併用)
スイングアーム(プロリンク)
フレーム形式 ダイヤモンド

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