ニュースリリース

1985年07月26日ニュースリリース

ホンダ汎用製品 生産累計1000万台達成

 本田技研工業(株)は、昭和60年7月25日 汎用製品の生産累計が1000万台を達成したため、浜松製作所において、これを記念するラインオフ式典を挙行した。

 汎用製品の生産は、昭和28年10月の農業用H型汎用エンジン初号機に始まり、同44年に100万台、同56年4月に500万台、同58年4月に700万台を各々記録、現在に至っている。

 ホンダ汎用製品とは、耐久性、燃費等にすぐれた小型高効率の4サイクルエンジン技術を活かした≪汎用エンジン、発電機、ポンプ、耕うん機、除雪機、船外機、芝刈機、草刈機≫などの豊富な製品群の総称であるが、これらは土木、建設、農業、レジャーなど、国内外の多様な分野において高い人気を博している。

 生産累計1000万台の製品内訳は、汎用エンジン約369万台、発電機約287万台、耕うん機約157万台、船外機約21万台、芝刈機その他、166万台である。また、国内、輸出の販売内訳は国内約201万2000台、輸出約767万6000台となっている。(昭和60年6月末ホンダ調べ)

 輸出は昭和38年に開始、現在仕向地はヨーロッパ、北米、東南アジア、大洋州、アフリカなど約140ヶ国にのぼっている。

 生産拠点は浜松製作所、熊本製作所であるが、ユーゴスラビア(耕うん機)、インドネシア(発電機)、アメリカ(ローン・モア)の海外3ヶ国にノックタウン工場がありそれぞれの市場ニーズに適合した製品を供給している。

 尚、これら引続き第4の海外拠点として昭和61年にフランスのオルレアン市近郊でローン・モア及び耕うん機の生産がスタートする予定となっている。

主なホンダ汎用製品の歴史

昭和28年 10月 汎用H型エンジン生産・販売開始
29年 4月 浜松製作所葵工場完成
34年 6月 ホンダ初の耕うん機「F150」発売
36年 4月 浜松製作所新工場完成
38年   輸出開始(フランス向け)
39年 7月 ホンダ初の超小型発電機「E40」発売
ホンダ初の船外機「GB30」発売
41年 10月 ホンダ初の水ポンプW20、W30の生産・販売開始
44年   汎用製品生産累計100万台達成
48年 12月 ホンダ初の田植機「ホンダ二条田植機アクト号」発売
49年   汎用製品生産累計200万台達成
50年   汎用製品を2輪、4輪に続く、ホンダの第3の柱として「三本柱構想」を打ち出す
52年   汎用製品生産累計300万台達成
54年 4月 汎用製品専門の朝霞東研究所設立
汎用製品生産累計400万台達成
55年 3月 小型軽量耕うん機「こまめF200」発売
56年 4月 汎用製品生産累計500万台達成
58年 1月 OHV採用の汎用エンジンGX110、GX140発売
4月 汎用製品生産累計700万台達成
6月 浜松製作所の汎用製品専門工場竣工
8月 米国ローン・モア工場生産開始
60年 5月 小型草刈機「刈丸」発売
ホンダ初のライディングモア「HT3810・HT3813」発売
6月 フランス汎用機工場建設開始
7月 汎用製品生産累計1000万台達成

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