本田技研工業(株)は、ゴルフ場、野球場、芝育成業など広範囲の芝刈作業に適し、作業性にすぐれたユニークなデザインで、我国初の車体中央部床面にエンジンをレイアウト(ミッドシップエンジン)した「ホンダ・ライディングモアHT-R3009」を7月3日より発売する。
この芝刈機は、経済性、耐久性にすぐれた高出力4サイクルOHV(オーバーヘッドバルブ=270cc)エンジンを、車体中央部床面(ミッドシップに搭載することにより理想的な重量バランス(前32%・後68%=空車時)が得られ、また前方視界が良く、小廻りの効くフレーム設計と合いまって優れた操縦性を発揮するものとなっている。
変速機は、クラッチ操作のいらない、ホンダ独自の開発による新しい変速機構(MAT=メカニカル・オートクラッチ・トランスミッション)を採用、これによりレバー1本で発進、変速ができ作業効率を一段と向上させるものとなっている。
更にエンジン始動は、(1)作業者が運転席に座わり、(2)変速レバーが中立位置(ニュートラル)で、(3)刈取クラッチレバーが切位置(OFF)の時のみ始動する三重インターロックシステムを採用、また運転者がオペレーターシート(運転席)から離れると自動的にエンジンが切れるなど安全に配慮した機構となっている。
1,000台
HT-R3009 430,000円
刈幅は約760mmで、ホンダ独自のハウジングとローラーにより芝を、きれいに刈り上げることが出来る。
装備面では、芝を傷めない新設計の高グリップタイヤや、残量が一目で分かる半透明の、燃料タンクなどを採用している。
これによりホンダ芝刈機シリーズは、歩行型3タイプ、乗用型3タイプの合計6タイプとなり作業目的に合わせて最適なタイプを選ぶことが出来るものとなった。
HT-R3009 | |
エンジン 型式 | 強制空冷4サイクルOHV(G×V270) |
エンジン 総排気量 (cc) | 270 |
エンジン 最大出力(PS/rpm) | 8.5/3,600 |
エンジン 点火方式 | トランジスタマグネット点火 |
エンジン 始動方式 | セルフスターター |
エンジン 燃料タンク容量 (L) | 2.0 |
フレーム 全長×全幅×全高 (mm) | 1,535×1,070×1,000 |
フレーム 軸距 (mm) | 1,100 |
フレーム 輪距 (mm) | 前:570 後:635 |
フレーム 乾燥重量 (kg) | 163 |
フレーム 変速段数 | 前進5段 後進1段 |
フレーム 車速 (km/h) | 1速:2.4 2速:3.7 3速:5.7 4速:7.0 5速:7.9 後進:2.8 |
フレーム タイヤサイズ | 前:11×4.00-5 後:16×6.50-8 |
フレーム 刈幅 (mm) | 約760 |
フレーム 刈取り高さ調整幅 (mm) | 約19~約82(6段調整) |
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