ニュースリリース

1985年04月30日ニュースリリース

広い場所の芝刈作業に適した乗用タイプの芝刈機 「ホンダ・ライディングモアHT3810/HT3813」 の2タイプを発売

 本田技研工業(株)は、ゴルフ場、野球場、芝育成業など広範囲の芝刈作業に適し、数々の新機構を採用した初の「ホンダ・ライディングモア(乗用芝刈機)HT3810(空冷エンジン搭載)と「HT3813(水冷エンジン搭載)の2タイプを5月1日より発売する。

 この芝刈機は経済性、耐久性にすぐれた高出力4サイクルエンジン(HT3810 406cc 10PS HT3813 359cc 13PS)を搭載。特にHT3813は、水冷OHCエンジンの採用により静かで粘り強いエンジンとなっている。
 また、変速機には、クラッチ操作のいらない、ホンダ独自の開発による新しい変速機構(MAT=メカニカル、オートクラッチ、トランスミッション)を採用。これにより誰でもレバー1本で発進、変速ができ、作業効率を一段と向上させるものとなっている。
 さらに、エンジンの始動は、作業者が運転席に座わり、変速レバーを中立位置(ニュートラル)にし、刈刃クラッチレバーが切位置(OFF)のときに始動し、運転者が運転席(オペレーターシート)から離れると自動的にエンジンが切れるなど、安全に配慮した機構となっている。

販売計画 国内年間(予定)

100台

全国標準現金価格

HT3810(空冷タイプ) 650,000円
HT3813(水冷タイプ) 750,000円

 刈刃は、刈幅38インチ、2枚で、さまざまな種類の芝を効率良く刈り上げ、強制ファンによって、スムーズに放出することができる。
 装備面では、早朝、夕方などに便利な明るいツインヘッドライトや、着地性の良い芝目をいためない幅広タイヤ(後輪8.5インチ 前輪6.0インチ)を標準装備するなど、操作性、作業性に優れたものとなっている。
 これによりホンダの芝刈機シリーズは自走式、手押式3タイプにこの乗用2タイプが加わり作業目的に合った、最適なタイプを選ぶことができるものとなった。

主な特徴

  • 芝刈の高さも運転席のレバー操作で芝刈刃を7段階に調整でき、ひと目で分かる表示マークも採用している。
  • ヘッドライトと駐車ブレーキ表示灯のスイッチは、コントロールパネルに、扱いやすく配置し、又足元が滑りにくい、スコップフロアーマットなどを装備。
  • 刈り取った芝は、持ち運びに便利な収納袋を採用(ダブルグラスバック=オプション仕様)。220l(2袋)。
  • 給油に便利な燃料大型注入口と、見やすい燃料計を標準装備。

主要諸元表

  HT3810 HT3813
エンジン 型式 強制空冷4サイクルG400 水冷4サイクルGX360
エンジン 総排気量(cc) 406 359
エンジン 最大出力(PS/rpm) 10/3,600 13/3,600
エンジン 点火方式 トランジスタマグネット点火 トランジスタマグネット点火
エンジン 始動方式 セルスターター セルスターター
エンジン 燃料タンク容量(L) 7.1 7.1
フレーム 全長×全幅×全高(mm) 1,755×1,260×1,045 1,755×1,260×1,045
フレーム 軸距(mm) 1,160 1,160
フレーム 乾燥重量(kg) 247 252
フレーム 変速機 MAT(メカニカルオートクラッチトランスミッション) MAT(メカニカルオートクラッチトランスミッション)
フレーム 駆動方式 シャフトドライブ シャフトドライブ
フレーム 車速(km/h) 1速:1.8 2速:2.3 3速:3.3
4速:5.1 5速8.6 後進:2.9
1速:1.8 2速:2.3 3速:3.3
4速:5.1 5速8.6 後進:2.9
フレーム タイヤサイズ 前:15×6.00-6 後:18×8.50-8 前:15×6.00-6 後:18×8.50-8
フレーム 刈刃装置 2枚刃(強制放出ファン付) 2枚刃(強制放出ファン付)
フレーム 刈幅(mm) 約965(38インチ) 約965(38インチ)
フレーム 刈高さ調整幅(mm) 約20~約102(7段調整) 約20~約102(7段調整)

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