ニュースリリース

1985年02月22日ニュースリリース

小型高性能DOHC・16バルブエンジン搭載の「ホンダシビック4ドア・Si」を発売

 本田技研工業(株)は、国際車として高い評価を得ているシビックシリーズに、昨年11月に 発売して以来好評の小型高性能DOHC・16バルブエンジン(1590cc)を搭載した「ホ ンダシビック4ドア・Si」をタイプ追加し3月8日より発売する。

 このDOHCエンジンは、吸排気効率を大幅に向上させ高回転・高出力化を可能とした4バル ブ内側支点スイングアーム方式のシリンダーヘッドを採用。これにより吸気バルブで10.3m m、排気バルブで9.0mmの(※1)ハイリフトを達成するとともにシリンダーヘッドのコン パクト化を同時に実現。また、カム形状に沿って内部を肉抜きした、異形中空カムシャフトや小 型軽量の4連アルミシリンダーブロックを採用するなど数々の軽量化を計り、135PS/65 00rpmの最高出力と15.5kg-m/5000rpmの最大トルクを実現させるとともに、 14.8km/l(10モード走行燃料消費率 運輸省審査値・5速マニュアル車)のすぐれた 燃料経済性を達成している。
 サスペンションは、ホンダ独自の(※2)スポルテックサスペン ションで、フロントに操縦性、回頭性にすぐれたトーションバー・ストラット式を、リアには路 面追従性にすぐれたトレーリングリンク式ビームを採用。また、フロントには、放熱効果や耐 フェード性にすぐれたベンチレーテッド・ディスクブレーキやセミメタルブレーキパッド、等長 ドライブシャフトを採用し、高性能車にふさわしいスポーティな走りを可能としている。

 外観は、高速走行時、後輪の接地性を高めるリアスポイラーや、ボディカラーと同色の大型一 体カラードバンパーを装備し、スポーティセダンにふさわしいデザインとしている。

  • ※1バルブの開口面積を広くとることにより、多量の混合気を吸入し高出力化を可能として いる。
  • ※2スポルテック(SPORTEC)フロントサスペンション〈SPACE ORIENTE DREACTION TUBE TORSION-BAR TECHNOLOGY スペース を考えぬいたリアクションチューブのトーションバーを使ったフロントサスペンション〉スポ ルテック(SPORTEC)リアサスペンション〈SPACE ORIENTED RESP ONSIVE TRAILING-LINK TECHNOLOGY スペースを考えぬいた 応答性のよいトレーリングリンク式機構のビーム・リアサスペンション〉

その他の主な特徴

  • エンジンオイルの温度上昇を抑え、ハードな走行でのエンジンの信頼性をさらに向上させる水 冷多板式オイルクーラーを装備。
  • DOHCのパワーをダイレクトに伝達し、力強い加速と小気味よいレスポンスを発揮するロッ クアップ機構付ホンダマチック3速フルオートを採用。
  • ハードな走行時にも、ホールド性のよいサイドサポートアジャスター付ドライバーズシートを 採用。
  • スポーツセダンにふさわしい、高級感あふれるブロンズガラスを全面に採用。(パワーステア リングとセットで装着車を設定)

販売計画(月間・国内)

500台

標準現金価格

(単位:千円)

東京 名古屋 大阪 福岡 仙台 札幌
1,465 1,467 1,471 1,486 1,481 1,499


・価格は、マニュアルミッション車。
・ロックアップ機構付ホンダマチック3速フルオートは、5万円高。
・パワーステアリング+ブロンズガラスは、6万円高。
・フェンダーミラー付様車は、△5千円。

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