ニュースリリース

1984年04月03日ニュースリリース

好評のミニ・ティラー「ホンダこまめ」シリーズに新エンジンを搭載した「セル付こまめ」「茶園用こまめ」2タイプを追加し発売

 本田技研工業(株)は、専業・兼業農家をはじめ一般ユーザーまで、小型軽量で扱い易いミニ・ティラーとして好評のこまめシリーズに、静かで粘り強く安定した出力を発揮する4サイクル新エンジン(GV100)を搭載した2タイプ「セル付こまめ」と「茶園用こまめ」を追加し、4月4日より発売する。

F210茶園用こまめ

F210茶園用こまめ

 セル付こまめ(F210KS)は、耕うんや中耕・除草作業などに適したミニ・ティラーとして開発。エンジン始動は、女性でも楽に始動できるセルフスターターとリコイルスターターを併用。また、ローターパイプに、ドラムや平プレートを装着した新設計のフレンチローターを採用したことにより、ローターへの草などの巻付きを少なくし、効率のよい作業を可能としている。さらに、使う人の背丈や作業条件にあわせて適切な高さが選べる3段階調節ハンドルを採用。またハンドルのスイング幅が、左右44度(左22度・右22度)に調節できる機構の採用により壁ぎわや、植込みぎわ、ハウス内での支柱ぎわの作業などにも適したものとしている。

F210 セル付きこまめ

F210 セル付きこまめ

 茶園用こまめ(F210P)は、傾斜地や狭いうね間が多い茶園での管理作業に適したミニ・ティラーとして開発。深くしっかりと耕す深耕ローターの採用により、深耕作業(深耕能力30cm)に威力を発揮、また葉の生育にかかせない根切もこなすなど、茶園の管理作業にすぐれたものとしている。さらに樹脂製護葉カバーの装備や、マフラーの排気口を下方に設置するなど、枝葉とエンジン部の両方をいたわる配慮をしている。加えて、使う人の背高や作業条件にあわせて適切な高さが選べる3段階調節ハンドルを採用し、狭いうね間での管理作業に適したものとしている。

 これにより、ホンダこまめシリーズは2機種12タイプ、耕うん機シリーズでは13機種40タイプとなり、作業目的に合った最適なタイプを選ぶことができるものとなった。

販売計画は、

国内4,000台を予定

希望小売価格は

セル付こまめ(F210KS) 97,000円
茶園用こまめ(F210P) 134,000円

主な特徴

  • 経済性、耐久性にすぐれ、静かで安定した出力を発揮する空冷4サイクル新エンジン(最大2.4馬力)を搭載。
  • 防水効果の高いウォーターシールを車軸部分に装備。
  • 女性でも楽に指導できるセルフスターターとリコイルスターターを併用。(セル付こまめ)
  • バッテリーは液漏れの心配がない無漏液型鉛蓄電池を採用。(セル付こまめ)
  • ハンドルの高さを調節レバー1つで選べる3段階調節方式の採用。
  • 水やゴミが一目でわかるフューエルストレーナーを装備。
  • 運搬や車載に便利な折りたたみ式ハンドルの採用。
  • ローターパイプにドラム、平プレートを装着し、草などの巻付きを減少。(セル付こまめ)
  • ハンドルのスイング幅が左右44度(左22度・右22度)に調節でき、壁ぎわ、植込みぎわ、ハウス内での支柱ぎわの作業に威力を発揮。(セル付こまめ)

主要諸元

タイプ セル付こまめ 茶園用こまめ
型式 F210 F210P
エンジン 名称 ホンダGV100 ホンダGV100
型式 空冷4サイクル1気筒横形ガソリン 空冷4サイクル1気筒横形ガソリン
排気量(cc) 90 90
最大出力(PS/rpm) 2.4/4,200 2.4/4,200
定格出力(PS/rpm) 1.4/3,600 1.4/3,600
燃料タンク容量(L) 0.9(無鉛ガソリン) 0.9(無鉛ガソリン)
点火方式 トランジスタマグネット点火 トランジスタマグネット点火
始動方式 リコイルスターター、
セルフスターター併用
リコイルスターター
バッテリー容量 12V・2.5Ah -
機体寸法 全長(mm) 1,070 1,250
全幅(mm) 585 535
全高(mm) 960 1,090
装備重量(kg) 31 43.5
変速段数 前進一段 前進一段
メインクラッチ シュークラッチ式 シュークラッチ式

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