ニュースリリース

1983年11月18日ニュースリリース

50ccスクーターで世界初の水冷2サイクルエンジンを搭載 スポーツスクーター「ホンダ・ビート」を発売

 本田技研工業(株)は、スクーターで世界初の水冷2サイクル49ccエンジンを搭載、さらに、デュアルハロゲンヘッドライトの装備など、スポーツ感覚あふれるスクーター「ホンダ・ビート」を12月1日より発売する。

ビート

ビート

 このホンダ・ビートは、コンパクトな半球型燃焼室を採用した最高出力7.2馬力の水冷・2サイクル・49ccエンジンを搭載。さらに、低回転域と高回転域でトルクの2段階切り替えが可能な新設計のV-TACS(可変トルク増幅排気システム)を採用。これらにより、力 強さとなめらかな走りを実現させている。
 サスペンションは、前輪にスタビライザーを装着した本格仕様のテレスコピック式、また、後輪にはユニットスイング式を採用。さらに、前・後輪ともオイルダンパーを装着。これらの充実した装備により快適な走行を可能にしている。
 スタイリングは、力強い直線でデザインされたボディに防風効果に優れた半透明のカウリングを装着、さらに、本格的なエキスパンジョンチャンバーの装着など力強さを表現したものとして いる。
 装備面では、50ccクラスのスクーターで世界初のデュアルハロゲンヘッドライト(18W×2)を装備。さらに、2輪車で世界初の軽量・コンパクトなMF(メンテナンス・フリー)バッテリーを採用。これにより、補水の必要がないうえに液もれの心配もなく、さらに、低自己放電なので長期放置後のセル始動も容易な設計としている。また、前輪ブレーキには空気取り入れ口を設け、冷却効果の向上を図るなど随所に充実した装備を取り入れている。
 なお、このビートは第25回東京モーターショウに参考出品したモデルである。

  • V-TACSとはバリアブル・トルク・アンブリフィケーション・チャンバー・システムの略である。(Variable Torgue Amplification Chamber System)

販売計画は、

国内・年間(予定) 50,000台

全国標準現金価格は、

159,000円

(北海道・沖縄は3,000円高。その他、一部離島を除く。)

その他の主な特長

  • 新機構V-TACSの作動状況がわかるバリアブルパワーインジケーター付タコメーターを装備。
  • フロント部分に、オープンタイプの大型インテリアボックスを装備。
  • 優れた走行性を発揮する新開発のハイグリップパターンタイヤを装着。
  • 新鮮なデザインのゴールドホイールを装備。

主要諸元

全長(mm) 1,690
全幅(mm) 580
全高(mm) 985
ホイールベース(mm) 1,140
車両重量(kg) 65
乾燥重量(kg) 60
シート高(mm) 695
エンジン型式 AF07E水冷2サイクル
排気量(cm3) 49
始動方式 セルフ式
点火方式 CDI
燃料タンク容量(L) 4.0
潤滑油容量(L) 1.2
最高出力(PS/rpm) 7.2/7,000
最大トルク(kg-m/rpm) 0.73/7,000
登坂能力(tanθ) 0.46(約25度)
燃費(km/L) 67.0(30km/h)
最小回転半径(m) 1.8
変速機形式 無段変速式
タイヤサイズ(前・後) 3.00-10-2PR

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