ニュースリリース

1983年04月20日ニュースリリース

DOHCで放射状4バルブ単気筒エンジンを搭載したロードスポーツバイク「ホンダ・CBX250RS」を発売

 本田技研工業(株)は、操縦性にすぐれ、扱いやすさで好評の「ホンダ・CB250RS」の 基本的な性格を受けつぎ、新設計の高性能空冷・4サイクル・DOHC・(※)RFVC単気筒 エンジン(249cc)を搭載したスポーツバイク「ホンダ・CBX250RS」を5月20日 より発売する。

※RFVC・Radial Four Valve Combustion Chamberの略 (放射状4バルブ方式燃焼室)

ホンダ・CBX250RS

ホンダ・CBX250RS

 このCBX250RSは、高性能で、しかも乗り易いベーシックスポーツモデルを追求して開 発。エンジンは、理想的な燃焼効率が得られる半球型燃焼室を、放射状に配置した4バルブで実現した画期的なRFVCシステムを採用。これにより、吸・排気それぞれのバルブ径の拡大や、 火炎伝播性能を高めるセンタープラグ方式を可能にし、燃焼効率と吸排気効率を大幅に向上させ ている。さらにDOHCシステムの採用により、高速回転高出力化を計り最高出力30PS、最 大トルク2.4kg-mの高性能を発揮させるとともに、58Km/L(50Km/h定地走行 テスト値)の燃料経済性を同時に実現している。また低速から高速まで吸入効率の向上を計った。

販売計画(国内・年間)

18,000台(予定)

全国標準現金価格

368,000円

(北海道、沖縄価格は、6,000円高その他一部離島を除く。)

 デュアルキャブレターシステムの採用とあいまって、中・低速域でのレスポンスの良さと扱いやすさ、高速域でのハイパワーを実現させている。
 フレームは、軽量、高剛性のセミダブルクレードルを採用。足まわりは、前輪には、すぐれた制動力を発揮する、ホンダ独自のデュアルピストンキャリパー装着の油圧式ディスクブレーキを採用。また前後輪に新設計の偏平断面の太径スポークを採用、使用本数の減少により、軽量化と メンテナンスの向上に寄与している。リアクッションには、熱ダレの少ないリザーバータンクを装備。さらに、足つき性の良い770mmの低シート高などにより、一段と扱いやすく、高性能なロードスポーツバイクとなっている。
 これにより、ホンダの250ccクラスのスポーツバイクは、オンロードからオフロード、トレッキングまで10機種14タイプと充実。より幅広いお客様の要望に応えられるものとなった。

主要諸元表

型式 MC10
全長(m) 2.020
全幅(m) 0.745
全高(m) 1.060
軸距(m) 1.360
最低地上高(m) 0.175
シート高(m) 0.770
車両重量(kg) 142
乾燥重量(kg) 129
乗車定員(人) 2
燃費(km/L) 58.0(50km/h定地走行テスト値)
登坂能力(tanθ) 0.46(約25度)
最小回転半径(m) 2.3
エンジン型式 MC10E・空冷4サイクルDOHC4バルブ単気筒
排気量(cm3) 249
圧縮比 10.5
最高出力(PS/rpm) 30/9,500
最大トルク(kg-m/rpm) 2.4/8,000
キャブレター型式 PH02
始動方式 セルフ式
点火方式 CDI
潤滑方式 圧送飛沫併用式
潤滑油容量(L) 2.0
燃料タンク容量(L) 15
クラッチ形式 湿式多板コイルスプリング
変速機形式 常時噛合式6段リターン
変速比 1速 2.923
2速 2.000
3速 1.550
4速 1.304
5速 1.125
6速 1.000
減速比 2.714
キャスター(度) 27
トレール(mm) 98
タイヤサイズ 90/90-18 51S
110/90-18 61S
ブレーキ形式 油圧ディスクブレーキ
機械式リーディングトレーリンク
懸架方式 テレスコピック式
スイングアーム式
フレーム形式 セミダブルクレードル
ホンダ・CBX250RS

ホンダ・CBX250RS

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