ニュースリリース

1981年03月11日ニュースリリース

ミニ・ティラー ホンダ「こまめ」シリーズを充実「ハウス用」「水田用」「茶園用」3機種の「こまめ」を新発売

 本田技研工業(株)は、軽量、コンパクトで操作の簡単なミニサイズのティラー(耕運機)ホンダ「こまめ」シリーズの充実をはかり、新たに農家向けバリエーションとして、ハウス用こまめ(F200M)、水田用こまめ(F200N)、茶園用こまめ(F200P)の3機種を追加し、3月12日より発売する。

ハウス用こまめ

ハウス用こまめ

 「ハウス用こまめ」は、ハウス内での床づくり作業に適した足長ミッションと、ハンドルの位置を左右に固定できる(片側200mm)スイングハンドルを装備。専用アタッチメントとして攪拌ローターを標準装備している。乾燥重量(専用アタッチメント付)は33kgと軽量でコンパクトな設計となっている。

水田用こまめ

水田用こまめ

茶園用こまめ

茶園用こまめ

 「水田用こまめ」は、水田の代掻に適したウォーターシール、延長フェンダーを装備。専用アタッチメントとして、水田を耕しならすのに便利なホンダ独自のカゴ車輪(砕土・整地用車輪)とレーキ(ならし板)を標準装備している。乾燥重量(専用アタッチメント付)は29kgと軽量、コンパクトで取り扱いやすいものとなっている。

主要諸元

名称 ハウス用こまめ 水田用こまめ 茶園用こまめ
F200M F200N F200P
エンジン型式 G100F・バーチカル4サイクル空冷76cc
最大出力 2.0PS/4,200rpm
始動方式 リコイルスターター
点火方式 CDI(電子点火装置)
燃料タンク容量 0.85L
乾燥重量 33kg 29kg 41kg(フロントウエイト6kg)
全長×全幅×全高(mm) 1060×800×1084 1060×585×960 1245×390×1090
ハンドルスイング幅 400mm(片側200mm)
車軸回転数 68rpm 低速71rpm、高速117rpm 35rpm
変速段数 前進一段 前進二段 前進一段
ミッション形式 シングル遊星減速式 デュアル遊星減速式 シングル遊星減速式
クラッチ形式 シュークラッチ
ローター耕幅(爪径) 耕幅800mm(爪径400φ) 耕幅520mm(爪径280φ) 耕幅内爪202mm 外爪300mm

 「茶園用こまめ」は、深耕作業用に威力を発揮する足長ミッションを採用。さらに茶葉を傷めにくい護葉カバーを装備している。専用アタッチメントとして、ホンダ独自の深耕ローターを標準装備している。乾燥重量(専用アタッチメント付)は41kgと軽量で扱いやすい設計になっている。

 これらの機種は、軽量、コンパクトで操作性にすぐれていることで、家庭菜園などで女性にも簡単に操作できるミニサイズのティラーとして人気を得ているホンダ「こまめ」をもとに、本格的農作業用として開発したものである。これによって、ホンダのミニティラーは、すでに発売し好評を得ている。「こまめ」「うねたてこまめ」を含めて5機種となり、家庭菜園から農作業まで幅広い用途に応えられるようになった。

販売計画は、

年間、国内で「ハウス用こまめ」2,000台、「水田用こまめ」6,000台、「茶園用こまめ」5,000台の計13,000台を予定。

標準現金価格は

「ハウス用こまめ」113,000円(118,000円)、「水田用こまめ」115,000円(120,000円)、「茶園用こまめ」130,000円(135,000円)である。

( )内は、北海道及び一部離島価格。

ハウス用こまめ(F200M)の主な特徴

・乾燥重量(専用アタッチメント付)は33kgと軽量
・ハウス内床づくり作業に適した足長ミッション採用
・作業に便利なスイングハンドル付
・ホンダ独自の攪拌ローターを標準装備

水田用こまめ(F200N)の主な特徴

・乾燥重量(専用アタッチメント付)は29kgと軽量
・ウォーターシール、延長フェンダーなどによる防水対策
・ベルトスリップ等の心配がないシャフトドライブ方式
・ホンダ独自のカゴ車輪、レーキを標準装備

茶園用こまめ(F200P)の主な特徴

・乾燥重量(専用アタッチメント付)は41kgと軽量
・深耕作業に便利な足長ミッションを採用
・茶葉を傷めにくい樹脂製の護葉カバー
・このクラスでは初めて30cmの深耕を実現

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