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1981年09月22日ニュースリリース

FF小型乗用車「ホンダ・アコード1800/1600シリーズ」4機種の快適性を向上し、フルモデルチェンジ 同時に数々の独自の新機構を採用し、新時代のクォリティ・カーとしてホンダ店から発売

 本田技研工業(株)は、昭和51年5月発売以来、世界を代表するFF小型車として約90ヵ 国の人々に愛用され、累計生産実績150万台を上げている(国内37万台)「ホンダ・アコー ド1800/1600シリーズ」4機種を5年ぶりにフルモデルチェンジし、全国のホンダ店を 通じ9月25日より発売する。

アコード1800 4D EX

アコード1800 4D EX

アコード1600 HB EX

アコード1600 HB EX

 このたびのフルモデルチェンジは、アコードに対するこれまでの国際的な評価をベースに、新 時代のFF小型車の新しい価値を生みだすことを目的として数々の要素、
 すなわち
・FF新時代の国際車としてのボディサイズ
・時代の要請であるすぐれた燃料経済性と走行性能
・運転をより快適にするエレクトロニクスをはじめとする数々の独自の新機構
などを、1800、1600のサルーン、ハッチバック車に盛りこみ、FF化が急がれる世界の 小型車市場をリードする「ワールド・クォリティ・カー」として開発されたものである。
 このシリーズの特長は、1800、1600のサルーン、ハッチバック車の全タイプに、日本 で初めてステアリングホイールに操作スイッチを設置したクルーズコントロールを標準装備。加えて

  • サルーン全タイプには、新たに開発した世界初の車速応動型バリアブルパワーステアリングを 標準装備。同時に、これも世界初の三次元リアダンパーを採用。
  • ハッチバック全タイプには、エレクトロニクス技術を導入した日本初の2P・4Wオートレベ リングサスペンション(2段階車高調整機構、4輪自動・車高制御装置)を標準装備。

したことである。
 1800シリーズには、EK型CVCC-IIエンジン(排気量1,750cm3、最高出力 97馬力)を搭載、1600シリーズには、EP型CVCC-IIエンジン(排気量1,601 cm3、最高出力90馬力)を搭載、このクラストップレベルの燃料経済性(1800シリーズ  13.5km/l、1600シリーズ15.0km/l、いずれも10モード燃料消費率、5 速車、運輸省審査値)を実現している。

 新型アコードシリーズは、ロングホイールベース(2,450m/m)、ワイドトレッド(前 輪1,430m/m、後輪1,420m/m)の国際車にふさわしいボディサイズを採用。その スタイリングは、安定感ある台形デザインを基調に、エアロダイナミックス等の追求等から生れ たウェッジシェイプとし、曲面と直線の調和を図り、エレガントで格調の高いものとなっている。
 室内は、世界初のマイルド プローベンチレーション システムを採用し、しかも広い視界を 確保した機能性にすぐれた斬新なデザインのフルトレータイプのインストルメントパネル、運転 する人と助手席に坐る人の使い勝手を考えた日本初の性格分けパーソナルシートなどが、ツート ンカラーにコーディネイトされた室内デザインによって快適で高質な雰囲気をつくりだしている。 とくに静粛性については、国産車中トップクラスの65dB(A)(室内中心騒音値100Km /h走行時、5速車=当社値)を実現。
 また、サルーンのトランクスペースは、このクラス最大の420l(ECE測定方式)の容量 を確保。ハッチバックのラゲッジスペースは、3通りに使い分けられるリアスプリット(分割) シートの採用により機能性にすぐれたものになっている。
 なお、車種構成は、1800シリーズで2機種5タイプ、1600シリーズで2機種6タイプ を用意、幅広いお客様のご要望に応えられるものとなっている。価格は、車格の向上と装備の充 実等を図りながらも、従来型アコードに対し1800サルーンEXで30千円高、その他のタイ プも20~60千円高におさえている。

販売計画は、

国内月販7,500台を予定している。

新型アコードの主な特長

エクステリア

  • ロングホイールベース、ワイドトレッドの台形デザイン。
  • エアロダイナミックス(CD=0.37、CLF=0.12、CYM=0.03ハッチバック、 サルーンはCYM=0.05)、ウェッジシェイプデザイン。
  • ボディサイドまで回りこんだポジションライト一体の大型変形へッドライト。
  • 空力を考慮した樹脂製フロント エアダム スカートとダックテール。

インテリア

  • インパネ全面、横一線の吹き出し口から、極微風をマイルドに送風する世界初のマイルドフロー ベンチレーションシステムを組みこんだ機能的で視界性を配慮したトレータイプのインストルメ ントパネル。
  • 日本初の運転席と助手席の使い勝手を配慮した性格分けパーソナルシート。
  • 日本初のステアリングホイールに操作スイッチを設置したクルーズコントロール機構。
  • 日本初のキャブレータ方式のエレクトロニックナビゲータ。
  • 世界初のトーションバー内蔵の車速応動型バリアブル パワーステアリング。
  • このクラス最大の420l容量のトランクスペース(サルーン)
  • 機能性にすぐれたリアスプリット(分割)シートとラゲッジスペース(ハッチバック)

エンジン

  • 1800シリーズには、EK型CVCC-IIエンジン(総排気量1,750cm3、最高出 力97PS/5,300rpm、最大トルク14.3kg-m/3,500rpm)を搭載。1 600シリーズには、EP型CVCC-IIエンジン(総排気量1,601cm3、最高出力9 0PS/5,300rpm、最大トルク13.5kg-m/3,500rpm)を搭載。

ボディ

  • ホンダ独自の軽量、高剛性のサイドパネル一体方式モノコックボディの採用。
  • 国産車トップクラスの静粛性(65dB(A)・室内中心騒音値・100Km/h 走行時・5速車=当社値)を発揮する3重ドアシール、トーボードインシュレーターなど。

サスペンション

  • ホンダ独自のFFマクファーソンストラット方式4輪独立懸架を採用。
  • フロントには、ハンドリングの応答性と直進性を向上させる低ロールセンター、コンプライア ンス特性を向上させるリンク方式のスタビライザー、スプリングオフセット方式などを採用。
  • リアサスペンションには、新機構のオフセットスプリング方式と、走行安定性の向上を図った ロングロアアームを採用。これらは、新採用の2P・4Wオートレベリングサスペンション、3次元リアダンパーなどと相いまってFF新時代のすぐれた走行性能、走破性を発揮している。な お、ハッチバックにはリアスタビライザーを採用(EX-T・LX-T)。

安全性

  • 8インチ大径サーボ機構付フロントディスクブレーキの採用(ハッチバックEX-Tは9インチ)。
  • デュアルPCV付X字二系統配管ブレーキ・システムの採用。
  • 前輪ベンチレーテッド4輪ディスクブレーキを採用(ハッチバックEX-T)。
  • すぐれた視界を確保するフルトレータイプのインストルメントパネルの採用。
  • 2方向衝撃吸収ハンドルの採用。
  • ワンタッチのパワードアロック(サルーンEX-R)の採用。
  • リアドアチャイルドプルーフの採用(サルーン)。
  • 的確な予防情報を絵で表示するセーフティインジケータの採用。
  • バッテリー上りを防止するライト消し忘れ警告ブザーの採用。
  • 3点式ELRフロントシートベルトの採用。

など。

主要地区標準現金価格(5速車)

(単位:千円)

機種 タイプ 東京 名古屋 大阪 福岡 仙台 札幌
1600 ハッチバック SL 1,038 1,042 1,046 1,065 1,072 1,097
LX 1,181 1,185 1,189 1,208 1,207 1,232
EX 1,290 1,294 1,298 1,317 1,316 1,341
1600 サルーン EL 1,064 1,068 1,072 1,091 1,098 1,123
EF 1,186 1,190 1,194 1,213 1,212 1,237
EX 1,285 1,289 1,293 1,312 1,311 1,336
1800 ハッチバック LX-T 1,350 1,354 1,358 1,377 1,376 1,401
EX-T 1,467 1,471 1,475 1,494 1,493 1,518
1800 サルーン EF 1,225 1,229 1,233 1,252 1,251 1,276
EX 1,325 1,329 1,333 1,352 1,351 1,376
EX-R 1,508 1,512 1,516 1,535 1,534 1,559
  • SL、ELタイプは受注生産。
  • OD付ホンダマチック仕様車は40千円高。
  • 札幌、仙台は寒冷地仕様分7千円含む。(SL、ELタイプは15千円含む。熱線入りリアウインドウデフォッガー分8千円)
  • LX-Tの電動スモークドガラス・サンルーフ仕様車は100千円高。

お客様からのお問い合わせは、 「お客様相談センター 0120-112010(いいふれあいを)」へお願い致します。