1980年09月10日ニュースリリース
FF・ノッチバックスタイルの「ホンダシビック4ドアセダン」新発売
本田技研工業（株）は、日本をはじめ世界各国で好評を得ているFF・ハッチバックスタイル のシビックを基に開発した、FF・ノッチバックスタイルの「ホンダ・シビック 4ドア セダ ン」（1500cc）を9月11日より全国のホンダ店を通じ発売する。
シビック 4Dセダン EX
シビック 4ドア セダンは、17．5km／l（10モード・運輸省審査値・CL、CFタ イプ）と1500ccでトップクラスの燃料経済性と高い動力性能を発揮するCVCC－IIエ ンジン（1，488cc）を搭載している。
このクルマは、生産実績235万台（7月末現在自工会調べ）のシビック・ハッチバックが持 つ信頼性と機能性、合理性など、数々のすぐれた特長を継承しながら、同時に〈居住性〉〈静粛 性〉〈質感〉を追求した広く快適な室内をもつ、本格的FF・ファミリーセダンである。
さらに、運転操作のしやすいことで好評のホンダ独自のオーバードライブ機構付ホンダマチッ クや車速応動型パワーステアリングなど充実装備を持つタイプを用意した。
バリエーションは、ギアミッション車がCL、CF、EXの3タイプと、オーバードライブ機 構付ホンダマチック装着車がCF、EXの2タイプ、合せ計5タイプである。
これにより、シビックシリーズは、ハッチバックスタイルのシビック1300・1500とシ ビックカントリー、シビックバンにこのシビック4ドア セダンが加わり、合せて5機種となり、 より巾広いお客様の要望に応えられることになった。
なお、シビック4ドア セダンの販売計画は、当面国内を中心に3，000台を予定している。
シビック 4ドア セダンの主な特長
エンジン
- ・すぐれた燃料経済性と高い動力性能を発揮するEM型CVCC－IIエンジン（1，488c c）。最高出力80馬力／5，500回転、最大トルク12．3kg－m／3，500回転。 10モード燃料消費率17．5km／l（運輸省審査値、CL、CFタイプ・マニュアル車）、 60km／h時燃料消費率28．0km／l（運輸省届出値、CFタイプ・マニュアル車）
スタイリング
- ・シビックがもつ低重心、台形ボディを基調にした安定感あるデザイン。セダンとしての落ち着 きと親しみを感じさせる4ドアノッチバックスタイル。
居住性
- ・FF横置きエンジンのメリットを活かした広く機能性に富む室内。
- ・ボディ、シャーシの静粛設計がもたらす静かな室内。
- ・高い質感をつくり出すフルトリムドアライニング（CF、EX）、一体式フロアカーペットと カラーコーディネイトされた室内。・助手席スペースを広く確保したクリフカットのインスト ルメントパネル。
- ・広い室内をもちながら、しかも容量の大きなトランクスペース（296l、ECE方式測定値）を確保。
- ・豊かなグラスセクションがもたらす明るく開放感あふれる室内。
走行性
- ・走破性にすぐれ、安定した走りを発揮するホンダ伝統のFF機構とストラット方式4輪独立懸架。
- ・快適な乗り心地を実現するオフセットスプリング式サスペンション。
- ・的確なハンドリングが得られるラック＆ピニオン式ステアリング。
充実した装備
- ・すぐれた特長をもつホンダ独自のオーバードライブ機構付ホンダマチック（CF、EX）。
- ・発進、加速、坂道での力強さを発揮する“パワフル走行”＝（L）
- ・低速から高速まで、変速ショックのない“なめらか走行”＝（☆）
- ・高速時でのすぐれた燃料経済性と静粛性を発揮する“エコノミー＆サイレント走行”＝（OD）
- ・ドライバーの意志で自由に変速を楽しめる“スポーティ走行”＝（L）（☆）（OD）
- ・低速で軽く、速度が増すにつれて適度な重さになるホンダ独自の車速応動型パワーステアリン グ（EX）。
- ・パワーウインド（EX）。
- ・トランクリッドオープナー（CF、EX）、フューエルリッドオープナー（EX）。
安全性
- ・剛性が高く、衝撃吸収性にすぐれたサイドパネル一体式モノコックボディ。
- ・前輪に大径サーボ（油圧真空倍力装置）付ディスクブレーキ、後輪にはオートアジャスト機構 付ドラムブレーキを採用。
- ・2方向衝撃吸収ステアリング。
- ・チャイルドプルーフ機構付リアドア。
その他
- ・ボディ塗装は厚い塗膜と防錆効果の高いカチオン電着塗装。
主要地区標準現金価格
（単位：千円）
| 地区／タイプ | CL | CF | EX |
| 東京 | 925 | 952 | 1,122 |
| 名古屋 | 927 | 954 | 1,124 |
| 大阪 | 931 | 958 | 1,128 |
| 仙台 | 946 | 973 | 1,143 |
| 福岡 | 946 | 973 | 1,143 |
| 札幌 | 964 | 991 | 1,161 |
●O．D．付ホンダマチック車は3万円高（CLは除く）
●仙台、札幌地区価格は、寒冷地仕様分5千円を含む。
●エアコンは14万5千円。
主要諸元表
| 仕様／タイプ | 1500 | ||||||
| 4ドアセダン | |||||||
| CL | CF | EX | |||||
| 型式 | E-ST | ||||||
| トランスミッション | 4速マニュアル | ● | |||||
| 5速マニュアル | ● | ● | |||||
| OD付ホンダマチック | ● | ● | |||||
| 寸法・重量 | 全長(m) | 4.090 | |||||
| 全幅(m) | 1.580 | ||||||
| 全高(m) | 1.350 | ||||||
| ホイールベース(m) | 2.320 | ||||||
| トレッド(m) | 前 | 1.360 | |||||
| 後 | 1.380 | ||||||
| 最低地上高(m) | 0.165 | ||||||
| 車輌重量(kg) | 785 | 790 | 800 | 830 | 835 | ||
| 乗車定員(名) | 5 | ||||||
| 室内寸法(m) | 長さ | 1.755 | |||||
| 幅 | 1.290 | ||||||
| 高さ | 1.115 | ||||||
| エンジン | エンジン型式 | EM | |||||
| エンジンタイプ | CVCC水冷直列4気筒横置OHC(無鉛ガソリン使用) | ||||||
| 燃焼室型式 | 副燃焼室付ウェッジ型 | ||||||
| 弁機構 | 1頭上カム軸3バルブベルト駆動 | ||||||
| 総排気量(cm3) | 1,488 | ||||||
| 内径×行程(mm) | 74.0×86.5 | ||||||
| 圧縮比 | 8.8 | ||||||
| 燃料供給装置形式 | キャブレター式 | ||||||
| 燃料タンク容量(L) | 46 | ||||||
| 潤滑方式 | 圧送式 | ||||||
| 潤滑油容量(L) | 3.6 | ||||||
| 点火方式 | ポイントレス・トランジスタ式 | ||||||
| 性能 | 最高出力(PS/rpm) | 80/5,500 | |||||
| 最大トルク(kg-m/rpm) | 12.3/3,500 | ||||||
| 登坂能力(tanθ) | 0.43 | 0.47 | 0.43 | ||||
| 10モード燃料消費率 (運輸省審査値) |
17.5km/l | 17.5km/l | 12.5km/l | 14.5km/l | 12.5km/l | ||
| 60km/h時燃料消費率 (運輸省届出値) |
27.0km/l | 28.0km/l | 23.0km/l | 25.0km/l | 23.0km/l | ||
| 最小回転半径(m) | 4.9(車体5.4) | ||||||
| 制動停止距離(m) 初速50km/h時 |
13.5 | ||||||
| 動力伝達装置 | クラッチ形式 | マニュアル車:乾式単板ダイヤフラム OD付ホンダマチック車:3要素1段2相形 |
|||||
| 変速機操作方式 | フロアチェンジ式 | ||||||
| 変速比 | 1速 | 2.916 | 2.916 | L 2.047 ☆ 1.370 OD 0.969 |
2.916 | L 2.047 ☆ 1.370 OD 0.969 |
|
| 2速 | 1.764 | 1.764 | 1.764 | ||||
| 3速 | 1.181 | 1.181 | 1.181 | ||||
| 4速 | 0.846 | 0.846 | 0.846 | ||||
| 5速 | - | 0.714 | 0.714 | ||||
| 後退 |
2.916 | 2.916 | 1.954 | 2.916 | 1.954 | ||
| 減速比 | 3.875 | 3.875 | 3.105 | 4.428 | 3.105 | ||
| その他 | カジ取り形式 | ラック&ピニオン式(EXはパワー仕様) | |||||
| タイヤ | 6.15-13-4PR | 145SR-13 スチールラジアル |
155SR-13 スチールラザアル |
||||
| 主ブレーキの種類・形式 | 前 | 油圧真空倍力装置付ディスク | |||||
| 後 | 油圧真空倍力装置付リーディングトレーリング | ||||||
| 懸架方式 | 前 | マクファーソン式独立懸架 | |||||
| 後 | マクファーソン式独立懸架 | ||||||
- ・燃料消費率は、定められた試験方法の もとでの値です。従って運転条件・運転習慣及び車の整備状況等により異なることがあります。
- ・道路運送車両法による新型車届出書数値。
お客様からのお問い合わせは、 「お客様相談センター 0120-112010（いいふれあいを）」へお願い致します。