本田技研工業(株)は昭和54年10月24日、汎用製品の生産累計400万台を達成した。これは、昭和28年10月に農業用H型エンジンの生産を開始して以来、26年間で達成したものである。
ホンダ汎用製品は小型高性能なエンジン技術をいかし、現在では発電機、ポンプ、船外機、汎用エンジン、耕うん機など約40機種におよぶ幅広い製品をそろえ、土木、建築、農業、漁業、レジャーなどに活用されている。
400万台の製品内訳は、汎用エンジン150万台、発電機129万台、耕うん機90万台、船外機11万台、その他20万台である。国内販売の累計は約114万5千台。輸出は昭和38年に開始して以来、総生産の約67%に当たる268万台(昭和54年9月末)にものぼり、その輸出先はヨーロッパ、北米、東南アジア、アフリカなど約100ヶ国と広範にわたっている。また、ユーゴスラビア(耕うん機)、マレーシア、インドネシア(発電機)の3ヶ国で海外KD生産を行っている。
また、国内販売における1KVA以下の携帯発電機は圧倒的な強さをもっている。耕うん機は生産台数で21%のシェア(昭和53年 通産省調べ)を占め、各々業界をリードするなど、優れた製品特性が高く評価されている。
汎用機部門の体制をより充実させるため、昭和54年4月(株)本田技術研究所に汎用製品専門の研究開発機関、朝霞東研究所を設置。一方、国内販売網も汎用専門営業所の増設をはかるなど、二輪車、四輪車につぐ第三の柱としての位置づけ強化を積極的に展開している。
総生産台数 (昭和54年10月24日現在) |
総販売実績 (昭和54年9月末 |
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国内 | 輸出 | ||
エンジン | 1,504,489台 | 443,721台 | 977,113台 |
発電機 | 1,298,587台 | 262,757台 | 1,004,627台 |
耕うん機 | 900,122台 | 411,611台 | 448,312台 |
船外機 | 111,482台 | 11,118台 | 94,361台 |
その他(ポンプ・芝刈機etc) | 186,242台 | 16,555台 | 160,026台 |
計 | 4,000,922台 | 1,145,762台 | 2,684,439台 |
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