ニュースリリース

1973年05月15日ニュースリリース

ホンダ汎用エンジン<GS65>/<G42>を発売

 本田技研はこのたび、汎用エンジン<GS65><G42>の2機種を発売いたします。

 汎用エンジンは、農業・漁業・土木建設用機械、運搬用機械の動力源として、労力の軽減と能率の向上をもたらし、またレジャー用にも使われ、その用途は広範におよんでいます。
  本田技研は、昭和27年より汎用エンジンを扱っており、すぐれた耐久性と使い易さで好評を得ていますが、このたびのエンジン発売により、2.8馬力から6.5馬力まで5機種、17タイプがそろい、いっそう広い要望にこたえられることになります。

ホンダGS65―セルモーター付の汎用エンジン

  6.5馬力(最大出力)の力強いエンジンが、スイッチで軽くスタートできるセルモーター付です。

 ひんぱんにエンジンを使ったり、寒冷時の始動でその威力が発揮できるほか、遠隔操作、自動運転への可能性にも拡がり、これまでにない新しい分野への活用が期待できます。

 本田技研では、このエンジンを広く作業機械とマッチングさせ、新しい用途を拡げるために、タンクなし、マフラーなしなど、作業機メーカーの必要に応じた仕様でも販売します。

発売日

昭和48年6月1日

標準価格

64,000円(標準仕様B型)

生産計画

当初月産 500台

ホンダG42―最も用途の広い4.5馬力エンジン

  好評のホンダパワーティラーF42のエンジンを<G42>として、単体販売します。最高出力4.5馬力のこのエンジンは、取扱いの容易さ、軽量小型、汎用性を重視しており、用途の一番多いクラスです。

 脱こく機、もみすり機、噴霧機、ポンプなど農作業全般に、土木建設用として、ベルトコンベアー、コンクリートミキサー、発電機に、漁業用として網の巻き上げにも、又ゴーカートなどの遊園地乗物など広い用途に適しています。

発売日

昭和48年5月16日

標準価格

G42S 33,500円
G42SR(自動遠心クラッチ付1/2減速機) 38,000円

生産計画

月産 5,000台

ホンダ汎用エンジンの主な特長

  • 汎用性にすぐれた設計
    小型軽量で作業機とのセットが容易にできるエンジン。
  • 耐久性にすぐれた設計
    ねばり強く、安定した出力が得られ、排気音や振動音が静かな4サイクルエンジン。しかも燃費が少く経済的です。
  • 取扱いの簡単な設計
    日常点検では一目で分る配慮(チェック箇所を黄色で表示)をしています。減速機は、自動遠心クラッチを内蔵し、負荷をかけたままでエンジン始動が可能です。エンジン始動は、スターターロープを引くだけです。さらにセルモーター付スイッチを廻すだけでスタートできる機種もあります(GS65)。
  • 安全性を十分配慮した設計
    回転部分とマフラーはカバーされており、万一の作業災害を防止します。

主要諸元

  GS65B G42S
エンジン型式 空冷4サイクル 空冷4サイクル
総排気量(cc) 240 170
最大出力(PS/rpm) 6.5/4,000 4.5/4,000
連続定格出力(PS/rpm) 5.0/3,600 3.3/3,600
燃料/タンク容量(L) ガソリン/5.8 ガソリン/3.4
乾燥重量(kg) 31.0 18.0
全長×全幅×全高(mm) 455×305×465 395×325×405
始動方法 セルモーター リコイルスターター

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