開発ストーリー

story

アーティストが目の前にいるかのような音を。

ライブ会場にいるかのような臨場感。
演者がまるで目の前にいるかのようなリアルなサウンド。
ハイグレードスピーカーシステムの音はいかにして生まれたのか。
その狙いと音に込めた想いを開発担当者が語ります。

音響設計担当

熊井 駿介

構造設計担当

山中 麻由

デザイン担当

大濱 裕史

艶のある歌声と、リアルな音質のために。

熊井

音響機器にこだわっている方だけでなく、これからクルマで音楽を楽しんでみようかな?と思っている方にも、クルマで音楽を聴く気持ち良さや楽しさを実感して欲しい。そのような想いでハイグレードスピーカーシステムの開発をはじめました。音源が本来もっている良さやアーティストが込めた意図まで届けるために、低音から高音まで、どの帯域の音もきれいに出せるようにバランスを整えています。バランスを整えたことでジャンルを問わず、様々な楽曲の良さを引き出せるスピーカーに仕上げています。

山中

ライブ会場で体感する臨場感のある音を、クルマでも同じように楽しめる音響空間を目指しました。実際、ライブに来ていると錯覚するような臨場感が体感できるかと思います。

熊井

昨今サブスクリプションサービスの普及に伴い音楽のトレンドも変わり、サビから始まる楽曲が増えていることなどを踏まえ、ボーカルがいかに気持ちよく聴こえるかが音作りを考える上で重要な要素になると考えます。今回の開発では、「中音域の美しさや音の広がり」に軸を置いて音作りをすすめました。ボーカルの声の質感において、中音域は外せない帯域となります。艶のある歌声やリアルな音質を中音域で表現することで、演者が目の前にいるかのようなリアルさにつなげています。スピーカーの部品一つ一つの細かい形状にまでこだわることで、音の広がりや中音域の美しさを生み出しています。

また、内部の材料選定にもこだわり、耳あたりの良い艶のあるボーカルが楽しめるようにしています。

山中

さらに、ボーカル帯域の中音域を良くするために、ツィーターの開口をぎりぎりまで拡大しました。

大濱

お客様から見えるオンダッシュツィーターのデザインは、Hondaの水平基調のインテリアデザインに合わせてフラットなフォルムにし、車室空間との調和を目指しました。また、リビングで使う音響機器のようなイメージをもとに、落ち着いたマットな質感にしています。そうすることでより多くのユーザー層に受け入れてもらえるデザインを目指しました。

走行中も停車中も、いい音を変わらずに。

熊井

より多くの方にいい音を楽しんでいただくために、お客様の使い方も想定して性能の向上を図っています。音楽を聴く環境として、クルマの中というのは特殊な環境と言えます。通勤やお出かけで走っているとき。誰かを待って停車しているとき。走行中も停車中も変わらずいい音が楽しめることが大事です。また、一人のときも、複数で乗るときも、全席で同じように気持ち良く音が聴こえるように音作りをしています。

山中

環境に左右されにくい性能を維持するために、構造の観点でもアプローチしており、いつでもどのクルマでも私たちの設計した音が楽しめます。例えば、スピーカーの内部にあえて空洞と空気の通り道をつくり、狙いの音域がノイズにかき消されないようにうまく共鳴させることで、クルマが停まっているときでも、走っているときでも変わらずに、しっかりと私たちが設計した音が聴こえるようにしています。

大濱

実際に聴いてみると、思った以上に「こんなにいい音が出るのか!」と感じてもらえるはずです。音響機器が好きな方だけでなく、若い方々にもぜひハイグレードスピーカーシステムをご購入いただき、友人やご家族といい音を楽しんでいただきたいです。

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