2018年9月11日(火)

Acura DPiのファン・パブロ・モントーヤ/デイン・キャメロン組が第11戦ラグナ・セカで3位フィニッシュ

#86 Meyer Shank Racing Acura NSX GT3

IMSAウェザーテック・スポーツカー・チャンピオンシップ・シリーズの第11戦がカリフォルニア州の風光明媚なモントレーで開催され、ファン・パブロ・モントーヤ/デイン・キャメロン組のAcura ARX-05が3位でゴールし、表彰台に上りました。

西海岸の大都市サン・フランシスコからクルマで南西に2時間ほど走ったところにあるラグナ・セカ・レースウェイは、1957年にオープンした歴史あるサーキットで、ユニークかつチャレンジングなレイアウトでドライバーにもファンにも高く評価されています。

終盤を迎えているIMSAシリーズ、ラグナ・セカでのアメリカズ・タイヤ250は降り注ぐ日差しの下で2時間40分に渡り、数々の名勝負が行われて来た全長2.230マイルのコースで激しく争われました。

今シーズンからIMSAのトップカテゴリーであるプロトタイプクラスに参戦しているAcuraは、3.5リッターV6ツインターボ・エンジン搭載のARX-05をラグナ・セカでも2台走らせ、予選では2、3番手につけました。そして、レースではスタート直後に予選2番手のキャメロン、予選3番手だったエリオ・カストロネベスがそろってポールポジションスタートのキャディラックをパスし、1-2体制でレースをリード。ミッドオハイオ以来となる優勝に向かって周回を重ねました。

レース終盤のトラフィックをかいくぐりながらのバトルでライバル勢の先行は許しましたが、粘り強く戦い抜いたモントーヤ/キャメロン組は3位でフィニッシュし、Acuraは今季6回目の表彰台に上りました。カーナンバー7(カストロネベス/リッキー・テイラー組)は終盤戦のバトルで他車に接触され、悔しいリタイアを喫しました。

GTDクラスでは2台出場するAcura NSXのうちの1台、アルヴァロ・パレンテ/キャサリン・レッグ組のカーナンバー86がクラスのポールポジションからスタート。ピットタイミングを違えて上位を狙うライバルたちが前を走り、レース終盤にはピットでの小さなトラブルでトップから4番手まで下がることもありました。そして、終始安定して速いペースを保ち続けたパレンテ/レッグ組はトップ争いに残り続け、ゴールまで10分を切ってからトップを奪還、レッグにとって今シーズン2勝目、パレンテにとっての初勝利を挙げ、シリーズ・チャンピオンの可能性を残して最終戦を迎えることとなりました。

コメント

デイン・キャメロン(3位)
「レース序盤にトップを走れたのはよかったと思います。しかし、ピットタイミングが少し早く、終盤の戦いでは苦戦を強いられました。今日のレースでの私たちは、スピードが優勝できるだけのものにわずかに届いていませんでした。表彰台フィニッシュはできましたから、このレースでのパフォーマンスを土台として、次のレース、最終戦のプチ・ル・マンに臨みます。優勝のチャンスはあると思います」

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