A・Bに分けられた予選、Aグループトップには池/岸本(Y)がふたりのトータルタイム4分37秒994でトップに立つ。Bグループは4分37秒206で岡田/高倉がPPを獲得する。注目を集めたモリワキの森脇/古川は5番手。MOTO
WIN RACINGの鈴木/稲垣が6番手。リトルウイング+α&鈴鹿工業の森井/寺田が9番手とHonda
CBR600F4iを駆るチームも上位に食い込んだ。
決勝スタートでPPの岡田/高倉が出遅れ、最後尾からの追い上げとなってしまう。ホールショットは石川/西口(Y)だったが、130Rで森脇/古川がトップに立ち、石川/西口組、鈴木/稲垣組による激しいトップ争いとなる。その争いから森脇/古川組が逃げ、レースをリードし始める。だが、1回目のライダー交代直後に転倒しトップ争いから脱落。変わってトップに立ったのは鈴木/稲垣組。ふたりは2番手の森真/松村一人(Y)を引離しにかかる。PPの岡田/高倉も猛然と追い上げていたが転倒してしまう。
1時間経過すると鈴木/稲垣が2位に14秒ものアドバンテージを築く。だが、松井/片桐(Y)が追い上げトップを奪う。しかし、鈴木/稲垣も食らいつきトップに返り咲くチャンスを伺う。3位争いは森/松村、山川/古田で争われる。山川/古田は3位争いを制すると松井/片桐を交わし、66ラップ目には遂にトップに立つ。そこからは、ふたりがレースをリードする。安定したペースで完璧なピットワークを見せトップを不動のものとする。独走体制を築いた山川/古田が初のST600の勝者として感動のチェッカーを潜り抜けた。その後方で、激しい2位争いは松井/片桐(Y)が競り勝ち、3位山崎/小島(K)となった。一時トップを走った鈴木/稲垣は6位となった。岡田/高倉は37位。
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