F1世界選手権 CARTチャンピオンシップ・シリーズ全日本GT選手権ロードレース世界選手権スーパーバイク世界選手権全日本ロードレース選手権モトクロス世界選手権全日本モトクロス選手権AMA スーパークロストライアル世界選手権全日本トライアル選手権
Honda ホームページへ
MotorSports
HondaRacing Topへ
Honda Racing SPECIAL RACE
2001 鈴鹿選手権シリーズ第9戦
  鈴鹿4時間耐久ロードレース(鈴鹿サーキット)
 
  2001年 8月4日開催    
  天候:薄曇り 気温:35.9℃ コースコンディション:ドライ 観客:46,000人   
     
  初開催のST600での4耐
初代勝者に山川/古田組(CBR600F4i)が輝く!
 
 
 
優勝の山川/古田組、ウイニングラン 最後のライダー交代を行う山川/古田組 チェッカー後、喜びのチーム・ヨシハル ST600での4耐、初代王者に山川/古田組(中)
 
 

真夏の祭典、鈴鹿8時間耐久ロードレースと併催で行われる鈴鹿4時間耐久(4耐)が開催された。今年からSP250/400からST600へとリニューアルされた鈴鹿4耐は初代勝者を目指し熱戦が繰り広げられた。ポールポジション(PP)は岡田謙吾/高倉純一(ハニービー&シャトルワン)が獲得する。だが、決勝スタートで出遅れ最後尾スタートから転倒再スタートで37位。優勝はチーム・ヨシハルの山川義弘/古田浩となる。山川/古田は予選17番手スタートから追い上げ66ラップ目にトップに立つと安定したペースでトップをキープし、99ラップを走り切り歓喜のチェッカーを受けた。2位には松井秀樹/片桐秀樹(Y)、3位山崎茂/小島尚樹(K)が入り表彰台に登った。

 
   

A・Bに分けられた予選、Aグループトップには池/岸本(Y)がふたりのトータルタイム4分37秒994でトップに立つ。Bグループは4分37秒206で岡田/高倉がPPを獲得する。注目を集めたモリワキの森脇/古川は5番手。MOTO WIN RACINGの鈴木/稲垣が6番手。リトルウイング+α&鈴鹿工業の森井/寺田が9番手とHonda CBR600F4iを駆るチームも上位に食い込んだ。

決勝スタートでPPの岡田/高倉が出遅れ、最後尾からの追い上げとなってしまう。ホールショットは石川/西口(Y)だったが、130Rで森脇/古川がトップに立ち、石川/西口組、鈴木/稲垣組による激しいトップ争いとなる。その争いから森脇/古川組が逃げ、レースをリードし始める。だが、1回目のライダー交代直後に転倒しトップ争いから脱落。変わってトップに立ったのは鈴木/稲垣組。ふたりは2番手の森真/松村一人(Y)を引離しにかかる。PPの岡田/高倉も猛然と追い上げていたが転倒してしまう。

1時間経過すると鈴木/稲垣が2位に14秒ものアドバンテージを築く。だが、松井/片桐(Y)が追い上げトップを奪う。しかし、鈴木/稲垣も食らいつきトップに返り咲くチャンスを伺う。3位争いは森/松村、山川/古田で争われる。山川/古田は3位争いを制すると松井/片桐を交わし、66ラップ目には遂にトップに立つ。そこからは、ふたりがレースをリードする。安定したペースで完璧なピットワークを見せトップを不動のものとする。独走体制を築いた山川/古田が初のST600の勝者として感動のチェッカーを潜り抜けた。その後方で、激しい2位争いは松井/片桐(Y)が競り勝ち、3位山崎/小島(K)となった。一時トップを走った鈴木/稲垣は6位となった。岡田/高倉は37位。

 
 

山川 善弘(優勝)
今年は4耐優勝を目指して鈴鹿選手権のST600とSP400の両方にエントリーして準備してきました。でも、働きながらレース活動をしているので4耐の練習時間が思うように取れなかったことや、予定していたペアライダーが出ることが出来なくなってしまうなど、これまで順調とはいえませんでした。でも、古田さんは以前から速いライダーとして認めていた人で、一度組んでみたかったライダーです。声をかけたら快く承諾してくれました。マシンのベースポテンシャルが高いので、きっと、いいレースが出来ると信じていました。Hondaの方にも助けてもらい、この優勝でチーム・ヨシハルの社長やスタッフにやっと恩返しが出来た。

古田  浩(優勝)
テストはほとんどできずぶっつけ本番という感じで、予選では思うようにタイムを出すことが出来ませんでしたが、マシン性能が高いので決勝を走りながら調子を上げていったという感じです。優勝を目指してはいましたが、本当に優勝できるとは思わなかった。土曜日まではメカニックも到着できずにふたりで力を合わせて頑張りました。日曜日にはチームスタッフが完璧にバックアップしてくれたことでいいレースが出来たと思います。

 
       
 
     
  鈴鹿4時間耐久ロードレース 結果表  
 
■ST600クラス
POS RIDER MACHINE TEAM LAPS TIME
1 山川 善弘/古田  浩 Honda CBR600F4i チーム・ヨシハル!! 99 4:00'38.824
2 松井 秀樹/片桐 秀樹 Yamaha YZF-R6 チームモトスペース 4:00'54.110
3 山崎  茂/小島 尚樹 Kawasaki ZX-6R グリーンクラブ山科カワサキ 4:00'54.482
4 森   真/松村 一人 Yamaha YZF-R6 advance&横井ENG 4:01'11.084
5 手島 雄介/高井  剛 Yamaha YZF-R6 SP忠男・プレイメイト・RT 4:01'14.063
6 鈴木 慎吾/稲垣 琢真 Honda CBR600F4i MOTO WIN RACING 4:01'20.458
7 池  溶哲/岸本 直樹 Yamaha YZF-R6 ドッグファイトレーシング 4:01'26.345
8 本多 克己/中村  泰 Kawasaki ZX-6R Team38&MECH BOX 4:01'39.095
9 下地 申悟/津田 拓也 Honda CBR600F4i チームヨシハル&SRSJ 4:01'48.556
10 小倉 浩靖/向山 将弘 Yamaha YZF-R6 MOTO Sports 4:02'51.125
11 森井 威綱/寺田 健太 Honda CBR600F4i リトルウイング+α&鈴鹿工業 98 4:00'59.710
12 田中 潤司/戸田 義弘 Kawasaki ZX-6R テクノワークス&BSルイ 4:01'19.918
13 高田 昌明/荒  朋勝 Yamaha YZF-R6 RSR ブリヂストン 4:01'45.298
14 水野 正人/岩谷 圭太 Honda CBR600F4i TSR電波時計はCASIOと犬 4:02'41.670
15 高橋  誠/工藤 利久 Suzuki GSX-R600KI 浜松チームタイタン 4:02'58.397
16 岩月 繁幸/浅見  隆 Kawasaki ZX-6R ニッシン松田塾LOOK火の玉R 97 4:01'50.277
17 田島 大輔/南川 浩司 Honda CBR600F4i 赤い3輪車レーシングクラブ 4:01'55.910
18 山本 耕平/片山  晃 Yamaha YZF-R6 磐田レーシングファミリーMK 4:02'03.227
19 中山 英樹/水谷 吉成 Yamaha YZF-R6 慶一郎TEAMたけふみビーグル 4:02'51.332
20 高森 久志/金澤 隆弘 Yamaha YZF-R6 チームロンドベル 96 4:01'06.299