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第17戦/最終戦 日本GPの見どころ  10月8日(月) レポート:柴田久仁夫





 いよいよ最終戦。依然として同じ多発テロ事件は終結していないけれども、日本GPは予定通り行われることになりそうだ。
 休養宣言を出して逆に吹っ切れたのか、フェラーリを制してアメリカGPに勝利したミカ・ハッキネン。このまま引退してしまうと予想する関係者も多いが、シューマッハと5分に闘えるのはやはりこの人。ぜひ1年後には戻って来てもらいたい。そのハッキネンの、とりあえず見納めのレースとなる。

 そしてチームメイトのデビッド・クルサードもアメリカで3位に入って、ドライバーズ選手権の2位争いでルーベンス・バリチェロに7点差。クルサード優位で最終戦を迎えることになる。もしバリチェロが鈴鹿で優勝しても、クルサードは4位以上に入れば選手権2位が確定する。このまま行けば、フェラーリにやられっぱなしのシーズンということにはならないようだ。コンストラクターズ選手権も、前戦でBMW・ウィリアムズがノーポイントに終わったために、マクラーレン・メルセデスの2位が確定している。

 Honda勢にとっては、4位確保の大事な一戦となる。ジョーダン Hondaのヤルノ・トゥルーリは、アメリカで4位でチェッカーを受けたものの、車両違反で失格裁定。今のところジョーダンとBARは同率5位で、4位のザウバーに5点差を付けられている。これをひっくり返すには、最低でも一人は表彰台に上がりたいところ。しかし今シーズンの両チームは、終始ポイント獲得に苦労してきた。チームメイトが揃って入賞したのは、ジョーダンがサンマリノGPで1回。BARは残念ながら、一度もない。そこからすると、5点差の挽回はけけっこうキビしい。しかしHondaのホームグランプリであるスズカで、ぜひ有終の美を飾ってほしいところだ。

 有終の美は、上述のハッキネンにしても同様だ。これまで2度獲得した世界タイトルは、いずれもこのサーキットで勝ち取ったもの。そして3年連続チャンピオンを狙った昨年も、やはりタイトル決定の場はスズカだった。この時は望みは叶わなかったものの、シューマッハと素晴らしいバトルを繰り広げてくれた。もしかしたらハッキネンの最後のレースとなるかもしれない今年の日本GPで、二人の名勝負の再現を期待したい。


「鈴鹿サーキットのみどころ」
 大幅な改修工事を施され、生まれ変わった鈴鹿サーキット。ピットエリアが拡幅され、コースも一部レイアウト変更された。マシンやタイヤのパフォーマンスが上がったことと相俟って、今年は97年以来のコースレコードが更新されるかもしれない。
 スズカと言えば、全17戦中唯一の立体交差のレイアウト。そして1コーナーからデグナーまで連続するリズミカルなコーナー、有名な130Rなどが配置され、多くのF1ドライバーが「スパと並んで最高のグランプリサーキット」と高い評価を下す、チャレンジングなコースだ。


・開催地;三重県鈴鹿市・鈴鹿サーキット
・全長;5,859km
・周回数;53周
・2000年ポールポジション;ミハエル・シューマッハ(フェラーリ) 1分35秒825
・2000年優勝; ミハエル・シューマッハ(フェラーリ)