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第16戦 アメリカGPの見どころ  9月24日(月) レポート:柴田久仁夫





 ヨーロッパラウンドが終わり、残るはアメリカと日本の2戦だけとなった。しかし前戦イタリアGPの直前に起きたアメリカ同時多発テロ事件の余波が、F1GPにも大きく及んでいる。
 モンツァでの緊急ミーティングで、チームオーナーたちは残り2戦を予定通り行うことを確認した。しかしその後、通関や空輸の問題、そして警備上の問題などから、一時はアメリカGPの開催が危ぶまれたこともあった。だが週末には予定通り、ほぼ全チームの資材がアメリカに向けて飛び立った。関係者も週明けには続々インディアナポリス入りする予定で、今後の国際情勢がよほど急変しない限り、開催はほぼ間違いないだろう。

 ここでのみどころは、いっそう混沌としてきた選手権2位争い。イタリアGPでルーベンス・バリチェロが2位、ラルフ・シューマッハが3位表彰台に上がった。一方デビッド・クルサードはノーポイントに終わったことで、かろうじて2位を確保しているものの、3位のバリチェロとはわずか3点差。4位のラルフとも9点しか離れていず、残り2戦の成績次第では誰が2位になってもおかしくない。
 コンストラクターズ選手権も、マクラーレンとウィリアムズの差は、わずか8点。終盤に来ていっそう元気がないマクラーレン。反対にウィリアムズは、ついにフアン・パブロ・モントーヤも初勝利を上げて勢いに乗っている。ウィリアムズは今シーズン、このモントーヤの勝利でマクラーレンと同じ4勝を上げた。この上選手権2位を射止めれば、名門チーム復活の確固たる証左となるだろう。

 Honda勢では、ジャック・ビルヌーブが前回6位入賞。これでBAR Hondaは単独5位のポジションについた。4位のザウバーとは3点差。不本意な結果が続いている今シーズンだが、BAR Honda、ジョーダン Hondaともに、4位を獲得する可能性は十分にある。最終戦までに、ぜひその目標が達成されることを期待したい。


「インディアナポリス・サーキットのみどころ」
 インディアナポリス500マイルレースの開催地として、あまりにも有名。F1開催に際して、新たにインフィールドセクションを建設して、オーバルの一部が最終コーナーになっている。バンクの付いたこの最終コーナー、そしてそこから1コーナーまでを、F1マシンはエンジン全開で駆け抜ける。連続全開時間の長さは全17戦中トップで、エンジンへの負担は当然かなり厳しいものになる。しかし観客にして見れば、コタエられない「聴きどころ」である。特にこのサーキットはグランドスタンドが、ホームストレートの両側に山のようにそびえている。ここに反響するエキゾーストノートは、たまらない音色だ。入場料の安さも、ヨーロッパや日本では考えられないレベル。「アメリカンモータースポーツの聖地」の雰囲気も溢れている。日本から直行便がないのが難点だが、ヨーロッパにはない魅力をたたえたサーキットだ。


・開催地;アメリカ・インディアナポリス・モータースピードウェイ
・全長;4,192km
・周回数;73周
・2000年ポールポジション;ミハエル・シューマッハ(フェラーリ) 1分14秒266
・2000年優勝; ミハエル・シューマッハ(フェラーリ)