MENU

HONDA

検索


第14戦 ベルギーGPの見どころ  8月27日(月) レポート:柴田久仁夫





 前戦ハンガリーGPで、フェラーリとミハエル・シューマッハがタイトルを獲得してしまった。開幕直後からの絶好調、それとは対照的にライバルであるマクラーレンとミカ・ハッキネンが出足から大きく躓いたこともあって、これほど早い決着となった。

 タイトル争いの興味はなくなってしまったが、残り4戦のみどころはまだいくらでもある。まずシューマッハの、最多勝記録。前回アラン・プロストと並ぶ51勝目を上げたが、スパで勝てば単独の記録保持者となる。デビュー以来、ほぼ3戦に1回のペースで勝っている彼だけに、その可能性は十分にあるだろう。
 そしてドライバーズ選手権の2位争い。現在デビッド・クルサードとラルフ・シューマッハ、ルーベンス・バリッチェロが、数ポイント差でデッドヒートを演じている。コンストラクターズ選手権にしても、マクラーレンとウィリアムズが激しく2位を争っている。ラルフとウィリアムズにしてみれば、2位を勝ち取ってマクラーレンを蹴落としたいところだろう。実際、残り4戦での走りは、来シーズンの動向をうかがう重要な指標となりそうだ。

 Hondaにとっても、ベルギーから始まる終盤4戦は重要だ。現時点でザウバーに奪われている選手権4位の座は、なんとしてでも獲得したい。そして結果もさることながら、今までの不完全燃焼気味のレースを忘れさせてくれるような、目の覚めるような走りも見てみたい。残り4戦の舞台はスパ、モンツァ、インディアナポリス、鈴鹿と、挑戦しがいのあるサーキットばかり。ぜひ有終の美を飾ってほしいところだ。


「スパフランコルシャンのみどころ」
 全長ほぼ7km。全17戦中もっとも1周の長いサーキットである。しかも有名なオー・ルージュを始め、アップダウンの多いレイアウト。そして低速シケインから高速コーナー、長い直線まで揃っており、マシンとエンジン、ドライバーの総合パッケージが試されるサーキットだ。天候が変わりやすいことでも有名。ピット付近が晴れていて、奥の方は大雨ということも珍しくない。94年のルーベンス・バリチェロの初ポール、98年スタート直後の大クラッシュなど、不順な天候が引き起こした大波乱は、数え切れないほどある。一番の観戦ポイントは、やはりオー・ルージュ。セッティングが決まらないと、ここでまったくアクセルが踏めない。それが音でこれだけはっきりわかるコーナーは、他にはない。また、まさに覆い被さるような急勾配は、TV中継や写真ではいまひとつわかりづらい。このコーナーを見るためだけに、スパに行く価値はある。


・開催地;ベルギー・スパフランコルシャン・サーキット
・全長;6,968km
・周回数;44周
・2000年ポールポジション;ミカ・ハッキネン(マクラーレン) 1分50秒846
・2000年優勝;ミカ・ハッキネン(マクラーレン)