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第10戦 フランスGPの見どころ  6月26日(火) レポート:柴田久仁夫





 かろうじてフェラーリが勝ったものの、ウィリアムズの完全復活を印象付けたヨーロッパGP。連戦となる今週のフランスGPは、ウィリアムズとBMW、そしてミシュランのパッケージは、いっそうの強さを発揮するだろうと予想されている。
 その理由はまず、高速コーナーもあるが、基本的にストレートをヘヤピンやシケインで結んだレイアウトであること。コーナー立ち上がりのトラクションでタイムを稼ぐウィリアムズのマシンがもっとも得意とするコースの性格なのだ。
 そしてここはミシュランのお膝元である。さらにヨーロッパGP前にここで行なわれたテストで投入したニュータイヤも、ブリヂストンをしのぐ性能を発揮している。もしかすると今シーズン初めて、ポールポジションをミシュラン勢に奪われるのでは、という観測すらある。

 またここから、ルノーが新しいエンジンを投入するのも、大きな注目ポイントのひとつだ。今シーズン最下位付近をうろうろしているベネトン・ルノーだが、今回登場するエンジンが、はたしてどれほどのパフォーマンスを発揮するか。来年新生ルノーとして再出発するこのチームの、ポテンシャルを計る糸口となるだろう。

 Honda勢は、とにかく信頼性の確立が急務である。レースでトラブルが出なければ、コンスタントにポイントを稼ぐ力はある。そしてここマニクールは、BAR・Hondaのジャック・ビルヌーブが昨年4位、そしてジョーダン・無限Honda時代のハインツ・ハラルド・フレンツェンが優勝を遂げたゲンのいいサーキットでもある。表彰台で、黄色か白のレーシングスーツを(両方ならもっといいが)、ここで見たいものである。


「マニクール・サーキットのみどころ」
 サーキットは、パリから南へ約300km。ワインで有名なブルゴーニュ地方のはずれに位置する。過疎に悩む農村地帯だったのを、91年に当時のミッテラン大統領が村おこしの目的で、南仏のポールリカールからこちらにGPを移動させた。この地方は、社会党の強固な地盤だったからである。
 パリからクルマで3時間足らずだが、周囲には何もない。ちょうどフランスはこの時期バーゲンシーズンだが、ブティックもない。ひたすらレースにのめりこむだけである。


・開催地;フランス中部・マニクールサーキット
・全長;4,251km
・周回数;72周
・2000年ポールポジション;ミハエル・シューマッハ(フェラーリ) 1分15秒632
・2000年優勝; デビッド・クルサード(マクラーレン)