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第4戦 サンマリノGPの見どころ  4月9日(月) レポート:柴田久仁夫





 F1GPが、ここからヨーロッパに戻ってくる。すでに前週から、各チームのレギュラードライバーたちがシルバーストンやヘレス、マニクールなどで精力的なテストを行なった。開幕以降これまでも、マシンには細かい手直しがされてきたが、本格的な改良バージョンが登場するのも、ここ以降からである。

 序盤3戦を終えて、やはり一番目を引いたのは、フェラーリとミハエル・シューマッハの好調ぶり。ただし第3戦では、2位にこそ入ったものの、モントーヤ(ウィリアムズ)とクルサード(マクラーレン)の二人にすっぱり抜かれ、さらに雨の中で2度もスピンという、シューマッハらしからぬレース展開だった。
 とはいえ、シューマッハの優位がしばらく動くことはないだろう。クルサードが優勝して一矢を報いたマクラーレンだが、数々の改良を施したMP4-16を以ってしても、まだフェラーリとの差は埋まっていないからだ。

 その隙を縫って進境著しいのが、BMW・ウィリアムズ。そしてミシュランだ。ウィリアムズの速さにミシュランがどれほど貢献しているのか正確にはわからないにせよ、予選での速さ、そしてレースでのコンスタントさは、ブリヂストン陣営にとって脅威である。ミシュランはヨーロッパラウンドから次々に新開発のタイヤを投入してくると言っており、ここからが本当のタイヤ戦争の開戦となるだろう。

 前回、惜しい表彰台を目前で逃したホンダ勢。両チームとも、ここイモラでは空力や足回りをある程度見直したマシンが投入される予定だ。特にBARは前週のテストで、このサーキットで特に必要とされる、立ちあがり加速でのトラクション不足を補うための改良に力を注いだ。またホンダとしては、ブラジルで遭遇したエンジントラブルの再発だけは避けたいところだ。


「イモラ・サーキットのみどころ」
  正式名称を「Autodromo Internazionale Enzo e Dino Ferrari」、フェラーリの創設者エンツォと夭折した息子ディーノの名前が付けられているように、ここは文字通りフェラーリのお膝元のサーキットである。この観客席に座れば、フェラーリがいかにイタリア人たちに愛されているかが、よくわかるだろう。フェラーリの本拠地マラネロだけでなく、近くのモデナはマゼラッティやランボルギーニが生まれた土地でもある。
 そしてモデナといえば、有名なバルサミコ酢。そして近くには、パルメザンチーズの生産地も控えている。ボローニャは食の都としても、名高い。昼はレースを観戦、そして夜はボローニャ料理を存分に堪能できる。

 前戦のブラジル・インテルラゴスと合わせ、全17戦中この二つだけが反時計回りに走る。当然ドライバーの首への負担は、他とは違うキツさだ。94年のアイルトン・セナの事故をきっかけに、シケインがいくつか増設され、すっかりストップ・アンド・ゴーの性格の強いレイアウトに変わってしまった。昔のような豪快な高速コーナーは、残念ながら見る影もない。エンジンパワーとブレーキが、勝負のポイントとなる。レース中はほとんど抜けないために、一つでも上のグリッドを獲得することが、上位入賞の絶対条件となある。

・開催サーキット;イモラ・サーキット
・全長;4,933km
・周回数;62周
・2000年ポールポジション;ミカ・ハッキネン(マクラーレン)1分24秒714
・2000年優勝;ミハエル・シューマッハ(フェラーリ)