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第3戦 ブラジルGPの見どころ  3月26日(月) レポート:柴田久仁夫





 メルボルン、セパンを経て、ここがヨーロッパ外でシーズン序盤に行われる、最後のGPとなる。前2戦では、ミハエル・シューマッハが連続ポール・トゥ・ウィン。シーズンオフのテストでフェラーリの好調はある程度わかっていたものの、ここまでの独走を予想していた人は少なかったのではないだろうか。
 今年もシューマッハとタイトルを争うと見られていたミカ・ハッキネンは、依然ノーポイント。昨年の今頃は、速いが壊れるという状態だった。しかし今年は、あらゆる面でフェラーリに劣っているようだ。マクラーレンはマシンの戦闘力のなさを認め、根本的な見直しに入ったという。

 マクラーレンがこのままズルズルと落ちて行くことは考えにくい。しかし中団チームが彼らを追い落とす、今が絶好のチャンスなのは確かだ。
マレーシアの予選ではBMW・ウィリアムズのラルフ・シューマッハがフェラーリとポールポジションを争い、レースではJordan Hondaのハインツ・ハラルド・フレンツェンがハッキネンを抑えて4位入賞を果たした。ブラジルGPでも、マクラーレンがうろうろしているようだと、どちらかが先行する可能性は十分ありそうだ。

 一方BAR Hondaは、これもハッキネン同様まさかのノーポイント。しかし不運が重なった部分が多く、戦闘力が劣っているわけではない。ブラジルでとりあえず入賞して、嫌な気分をふっ飛ばしたいところだ。

「インテルラゴス・サーキットのみどころ」
 全17戦中ふたつしかない、反時計回りのサーキットの一つである。ユニークなのはそれだけでなく、路面の凹凸のひどさにドライバーたちは例年泣かされる。激しい振動で運転しづらいだけでなく、安定したハンドリングのクルマでないと、挙動も大きく乱されてしまうからだ。予選では、後半の低中速セクションに合わせたセッティングの方がタイムは出る。しかしレースでは、2本の長い直線でオーバーテイクできるように、高速寄りのセッティングを施す。限られた二日間のセッションで、その両者をどこまで煮詰められるか、チームやドライバーの実力が露わに出てしまうコースでもある。日本からは地球の裏側で、最遠のGP。しかし実際に足を運んでも、後悔はしないと思う。最終コーナーから1コーナーに向かっての長いストレートは、毎年名勝負が繰り広げられる、一番の観戦ポイントになる。南米最大の日本人街のあるサンパウロの町も、実に魅力的である。

・開催サーキット;インテルラゴス・サーキット(アウトドローモ・ジョゼ・カルロス・パチェ)
・全長;4,309km
・周回数;71周
・2000年ポールポジション;ミカ・ハッキネン(マクラーレン)1分14秒111
・2000年優勝;ミハエル・シューマッハ(フェラーリ)