Honda F1ニューエンジン、シルバーストーンテストにてデビュー
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(2001年1月15日)
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2001年F1シーズンに向けた本格的なテストが始まった。 Hondaの2001年型モデルとなるRA001Eエンジンが搭載されたBAR003のシェークダウン・テストがシルバーストーン・サーキットで実施され、オリビエ・パニスがドライブした。1月10日に実施されたこのテストにおいて、パニスは37周を走行。その後、1月13日、 シルバーストーン・サーキットで、Jordan Hondaが同じ仕様のエンジンをEJ11に搭載し、シェークダウン・テストを実施した。 Jordan Hondaのテスト・ドライブは、リカルド・ゾンタが行った。
◇西澤一俊 Hondaレーシング・デベロップメント テクニカル・ダイレクターのコメント
「BAR Hondaのテストは非常に満足のいくものとなりました。 新型シャシーへのエンジン搭載作業もスムーズに出来ましたし、必要なチェック作業も全て順調に終了しました。 一方、Jordan Hondaのテストでは初めてHondaのF1エンジンがジョーダンの車に搭載されました。 このシェークダウン・テストでは基本機能の確認が第一の目的です。 トータルとしてエンジンを含めての確認ができました。 エンジン音が非常にクリーンであることが印象的であり、 Jordan Hondaとして確実な一歩がふみ出せました。」
◆佐藤琢磨、BAR Hondaチームの一員となる
23歳の日本人、佐藤琢磨がBAR Hondaのテストドライバーとなったと、先週月曜日に発表された。 昨年、佐藤琢磨は非常に競争の熾烈なイギリスF3選手権で活躍し、今年も引き続きカーリン・モータースポーツより無限Hondaエンジンを駆ってイギリスF3にエントリーする。 彼の今年の第一の目標は、このイギリスF3でチャンピオンを獲得することだが、BAR Hondaチームの一員となることで、彼の夢に向けた新たな第一歩を踏み出すこととなる。
・佐藤琢磨のコメント
「これからも与えられたチャンスを十分に活かし、今後につなげていくために頑張ります。最終目標はF1ですが、まず今年はイギリスF3でのチャンピオン獲得を目指していきたいと思います。」
◆今週の予定
「Jordan Honda発表会」
16日火曜日にJordan Hondaチームの2001年発表会が開催され、Honda ワークスエンジンを搭載したEJ11型マシンが披露される。 発表会の後、17日から、シルバーストン・サーキットで新マシンの三日間のテストが実施される。
「BAR Honda ヘレステスト」
BAR Hondaチームは、今週の日曜日よりスペイン・ヘレスにおいて4日間にわたるテストを実施する。 このテストでは、昨年モデルのマシンと共に2001年型マシンも持ち込まれる。レースドライバーのジャック・ビルヌーブとオリビエ・パニスに加え、テストドライバーの佐藤琢磨もテストに参加する予定である。
BAR Hondaの発表会は1月26日に開催される予定である。
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