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2ドア市販車による国内最高峰のレース、全日本GT選手権は、スーパーカーの競演ともいえるカテゴリーでファンも多く、今季も毎戦多くの観客を前に息詰まる熱戦が繰り広げられた。

'97年よりN-GT仕様NSXを開発し、JGTCへ参戦中の「無限×童夢プロジェクト」は、4年目となる今シーズン、4チーム/5台体制でエントリー。
「無限×童夢プロジェクト」チーム擁する2台のNSXは、開幕戦でCastrol 無限 NSX(中子 修/道上 龍組)が2位表彰台、続く第2戦でTAKATA 童夢 NSX(脇阪 寿一/金石 勝智組)がポールtoフィニッシュと、新型2000年モデルのNSXを参戦2戦目にして優勝に導く幸先の良いスタートを切る。

以降、第3戦、第4戦とMobil 1 NAKAJIMA RACING(伊藤 大輔/D.シュワガー組)、AUTOBACS RACING TEAM AGURI(鈴木 亜久里/土屋 圭市組)が優勝を飾り、NSXが3連勝!
毎戦優勝車が変る激戦のシーズンにあって、NSXは、その安定した強さを発揮した。

終盤第6戦では、NSXが予選上位4番手までを独占する圧倒的な速さを見せつけ、決勝に大きな期待がかかったが、スタート直後のアクシデントにより、リタイア続出の大波乱。TAKATA 童夢 NSXが渾身の走りで2位表彰台を飾り、チームタイトル獲得に向け、王手をかけた。

迎えた最終戦。
NSX勢は前半から順位を上げ、Mobil 1 NAKAJIMA RACING(伊藤 大輔/D.シュワガー組)、AUTOBACS RACING TEAM AGURI(鈴木 亜久里/土屋 圭市組)、RAYBRIG NSX(飯田 章/服部 尚貴組)、Castrol 無限 NSX(道上 龍/光貞 秀俊組)と1-2-3-4態勢でチェッカー。
レース後の再車検により、鈴木/土屋組、飯田/服部組NSXは、現在失格の裁定を受けており、順位認定は留保中となってはいるが、
本日の結果により、無限×童夢プロジェクトがチームチャンピオンに、道上 龍がシリーズチャンピオンに輝いた。
皆様の熱いご声援、ありがとうございました!
ARTA NSX(鈴木 亜久里/土屋 圭市組)、RAYBRIG NSX(飯田 章/服部 尚貴組)は、最終的に失格となりました。
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