ホンダホームページへ
モータースポーツへ
INFOSへ

 
All Japan Grand Touring Car Championship
INFOS_LOGO


2000 全日本GT選手権シリーズ

第6戦 CP MINEサーキット

2000年 10月1日開催
天候:快晴  気温:28℃ コースコンディション:ドライ
観客:32,900人

 
シリーズランキング 前のレース 次のレース INFOS INDEX
 
     

脇阪/金石組、2位入賞!
NSX勢、3人が王者決定戦へ


2位の脇阪/金石組、ポールポジション記者会見

全日本GT選手権シリーズ第6戦は、山口県セントラルパークMINEサーキットで開催された。土曜夕方には雨模様にもかかわらずMINE名物の入場待ち行列が正面ゲート前にできあがった。

金曜日の練習走行、土曜日の公式予選とMINEサーキットは雨に見舞われウェットコンディションとなった。この悪条件で圧倒的な速さを見せたのがNSX勢だった。「雨はNSXに有利ではあったけれども絶対的なものではなくて、コンディションによっては他のクルマも速かった」と言いながら脇阪寿一は予選タイムアタックでベストタイムを記録しポールポジションを獲得。2位には64号車(伊藤大輔/ドミニク・シュワガー)3位には16号車(道上龍/光貞秀俊)、4位には100号車(飯田章/服部尚貴)、7位に8号車(鈴木亜久里/土屋圭市)と、NSXが予選上位を占めることとなった。


打ち合わせ中、ランク2位の道上

決勝日、MINEサーキットは快晴に恵まれた。気温はみるみる上昇、決勝スタート直前には真夏を思わせる28度に達した。前日までの雨で、各チームともドライコンディション向けのセッティングの確認は決して充分ではない。決勝は、路面温度上昇によるタイヤ消耗が勝敗の分かれ目になると予想された。

スタートで飛び出したのは2番手の64号車シュワガーだった。だが1コーナーの立ち上がりで18号車の脇阪が接触、シュワガーはスピン。これをきっかけに多重クラッシュが発生してしまった。この事故で64号車、8号車が走行不能になりリタイア、100号車はコースオフして順位を下げてしまった。8周のローリングの後、18号車が1位、16号車が2位の状態で再スタートがきられた。だがドライコンディションとなり直線スピードを増したGTRに攻め込まれ、18号車は2位、16号車は4位へ後退、それぞれ前を行くライバル車を必死に追撃したが惜しくもそのままフィニッシュを迎えた。なお100号車は、途中4位まで追い上げたが、コースオフ時のダメージからサスペンションにトラブルが発生、リタイアを喫した。

このレースの結果、シリーズポイントランキング首位にはエリック・コマスと影山正美が進出、道上龍は1ポイント差で2位、脇阪/金石は14ポイント差の5位につけ、鈴鹿サーキットでの最終戦でシリーズチャンピオンを賭け戦うこととなった。

気温が上昇、決勝前にドライバーとマシンを冷却
18号車を2位でフィニッシュさせた直後の金石

脇阪 寿一(2位/TAKATA 童夢 NSX)
クルマは、今シーズン最もバランスが良かった。思いどおりに動いてくれるし、動きも感じ取れた。でも、相手が速すぎた。ぼくが前半にもう少し後ろを引き離しておければ良かったんですけどね。首位を走りながら、ちょっと苦しいかなと思っていた。鈴鹿はNSX向きだし、テストでも調子がいいから頑張りますよ。

金石 勝智(2位/TAKATA 童夢 NSX)
むかつきます。後半はクルマに遜色はなかったけど、接触でステアリングが曲がってしまい、前のクルマに追いついて追い抜くまでにはいけなかった。ただ2位に入賞してチャンピオンの可能性を残すことができたので、それで納得することにします。

     
 

 

  全日本GT選手権 第6戦 結果表  

POS CLASS DRIVER CAR LAP TOTAL
1 GT500 星野 一義/本山  哲 カルソニックスカイライン 76 2:05'47.059
2 GT500 脇阪 寿一/金石 勝智 TAKATA 童夢 NSX 1.656
3 GT500 E.コマス/影山 正美 ロックタイト・ゼクセルGT-R 28.848
4 GT500 道上  龍/光貞 秀俊 Castrol 無限 NSX 1'06.123
5 GT500 野田 英樹/W.ガードナー エッソウルトロン タイガースープラ 1'16.789
6 GT500 竹内 浩典/立川 祐路 FK/マッシモ セルモスープラ 75 1Lap
7 GT500 木下みつひろ/織戸  学 エンドレス アドバン スープラ 1Lap
8 GT500 影山 正彦/R.ファーマン デンソーサードスープラGT 1Lap
9 GT500 荒  聖治/鈴木 利男 カストロール・トムス・スープラ 1Lap
10 GT500 一ツ山幹雄/中谷 明彦 ZEROマクラーレンGT-R 1Lap
11 GT500 長谷見昌弘/田中 哲也 ユニシア・ザナヴィ スカイライン 74 2Laps
12 GT500 古谷 直広/高橋  毅 ノマド ディアブロGT-1 73 3Laps
13 GT300 松田 秀士/福山 英朗 シェルタイサン アドバンGT3R 72 4Laps
14 GT300 余郷  敦/和田  久 ナインテン ウェディング アドバン ポルシェ 4Laps
15 GT300 須賀 宏明/柴原 真介 RDタイサンBPGT3R 71 5Laps
16 GT300 山野 哲也/松本 晴彦 RE雨宮マツモトキヨシRX7 5Laps
17 GT300 大八木信行/青木 孝行 ダイシン ADVAN シルビア 5Laps
18 GT300 小林 且雄/谷川 達也 クスコスバルインプレッサ 5Laps
19 GT300 城内 政樹/竹中 正信 シグマテック911 5Laps
20 GT300 西澤 和之/M.アピチェラ 986ボクスター 70 6Laps
21 GT300 松永 雅博/佐藤 久実 ネッツアペックススピリットMR-S 6Laps
22 GT300 山田 英二/田崎 貴英 DUPLEXタイサンADバイパー 69 7Laps
23 GT300 袖山 誠一/尾本 直史 C-WEST オートスタッフ ADVAN シルビア 7Laps
24 GT300 石橋 義三/小宮 延雄 外車の外国屋 アドバンポルシェ 7Laps
25 GT300 田中  実/松田 晃司 BP・KRAFT・トレノ 7Laps
26 GT300 新田 守男/高木 真一 スーパーオートバックス アペックス MR-S 67 9Laps
27 GT300 脇阪 薫一/原  貴彦 ウェッズスポーツセリカ 59 17Laps
--- 以上完走 ---
R GT500 飯田  章/服部 尚貴 RAYBRIG NSX 32 44Laps
R GT500 山路 慎一/P.ラファネル マツモトキヨシ・トムススープラ 30 46Laps
R GT300 木下  淳/桧井 保孝 アビリティ・マリオポルシェ 23 53Laps
R GT500 木下 隆之/近藤 真彦 cdma One セルモスープラ 14 62Laps
R GT500 片山 右京/M.クルム カストロール・ニスモGT-R 0
R GT500 岡田 秀樹/松田 次生 綜警 McLaren GTR
R GT500 関谷 正徳/土屋 武士 カストロール・トムス・スープラ
R GT500 伊藤 大輔/D.シュワガー Mobil 1 NSX
R GT500 鈴木亜久里/土屋 圭市 ARTA NSX

 

無断転載を禁止します。