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All Japan Grand Touring Car Championship
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2000 全日本GT選手権シリーズ

第5戦 TIサーキット・英田

2000年 9月10日開催
天候:快晴  気温:31℃ コースコンディション:ドライ
観客:49,200人

 
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道上/光貞組、2位入賞!
新コンビ、初戦で大戦果をあげる


新たに道上のパートナーになった光貞がスタートの準備

全日本GT選手権シリーズ第5戦は、まだ残暑厳しい岡山県TIサーキット・英田で開催された。観客席には前夜からの徹夜組を含め49,200人のファンが詰めかけた。第4戦から全車が最新の2000年モデルとなったNSX勢のうち、16号車は今回から道上龍/光貞秀俊の新コンビネーションで戦いに臨む。

金曜日の練習走行で、NSX勢は揃ってストレートスピードの不足に悩んだ。この状況は土曜日の公式予選でも大きくは変わらず、予選最上位は16号車(道上/光貞)の3位、8号車(鈴木亜久里/土屋圭市)が5位、18号車(脇阪寿一/金石勝智)が8位、100号車(飯田章/服部尚貴)が9位、64号車(伊藤大輔/ドミニク・シュワガー)が11位と、シリーズここまでで最も厳しい結果に終わった。なお、公式予選2回目は、終了直前におとずれた突然の集中豪雨で赤旗中断、そのまま終了している。


残暑のレース、つるされた装備品

快晴にめぐまれた決勝レースは激しい展開となった。レース序盤、まず8号車と100号車が揃って順位を上げにかかったが、24周目飯田の乗る100号車がスピンで遅れ、その直後鈴木の乗る8号車がGTRから4位を奪い取ろうとして接触、コースオフしてレースを終えた。31周目にはそこまで着々と順位を上げていた金石の18号車がスピンして順位を落とし、3位につけていた光貞は、路面温度上昇によるタイヤ消耗からペースダウンを余儀なくされ、予定より早いピットインを強いられた。ただ1台、マイペースを保っていた64号車も、ピットイン直後、シュワガーがスピン、これでNSX勢は全車が何らかの予期せぬ問題に直面することになった。

だがレース後半、NSX勢は本来の強みを発揮した。16号車を引き継いだ道上はタイヤをいたわりながら2位を維持。序盤のスピンで遅れた100号車の服部もじわじわと追い上げた。炎天下82周の長丁場は結局スープラ38号車の優勝で終わり、NSXの4連勝はならなかったが、NSX16号車は2位入賞を果たし、一旦は遅れた100号車は5位、以下18号車は10位、64号車は16位で完走した。

暫定表彰式直後、取材を受ける2位、光貞
2位入賞のシャンペンと疲労の見える道上

道上  龍(2位/Castrol 無限 NSX)
光貞さんの状況を見て、ぼくはソフトではなくミディアムを履いた。それでいたわりながら走ったけれど、やはり厳しかった。終盤、首位との差が縮まりだしたんだけど、残り周回数を見て、2位キープを決めた。

光貞 秀俊(2位/Castrol 無限 NSX)
クルマにはまったく問題はなく快調だったんだけど、タイヤが予想よりも早く消耗してズルズルの状態になってしまった。それでラップタイムが大幅に落ちた。このまま走り続けても意味がないということで、早めにピットインする決断を下した。

     
 

 

  全日本GT選手権 第5戦 結果表  

POS CLASS DRIVER CAR LAP TOTAL
1 GT500 竹内 浩典/立川 祐路 FK/マッシモ セルモスープラ 82 2:07'40.269
2 GT500 道上  龍/光貞 秀俊 Castrol 無限 NSX 6.693
3 GT500 E.コマス/影山 正美 ロックタイト・ゼクセルGT-R 10.610
4 GT500 岡田 秀樹/松田 次生 綜警 McLaren GTR 48.606
5 GT500 飯田  章/服部 尚貴 RAYBRIG NSX 50.667
6 GT500 星野 一義/本山  哲 カルソニックスカイライン 1'00.365
7 GT500 野田 英樹/W.ガードナー エッソウルトロン タイガースープラ 1'19.702
8 GT500 木下みつひろ/織戸  学 エンドレス アドバン スープラ 1'43.858
9 GT500 山路 慎一/P.ラファネル マツモトキヨシ・トムススープラ 81 1Lap
10 GT500 脇阪 寿一/金石 勝智 TAKATA 童夢 NSX 1Lap
11 GT500 片山 右京/M.クルム カストロール・ニスモGT-R 1Lap
12 GT500 荒  聖治/鈴木 利男 カストロール・トムス・スープラ 1Lap
13 GT500 木下 隆之/近藤 真彦 cdma One セルモスープラ 1Lap
14 GT500 関谷 正徳/土屋 武士 カストロール・トムス・スープラ 1Lap
15 GT500 長谷見昌弘/田中 哲也 ユニシア・ザナヴィ スカイライン 1Lap
16 GT500 伊藤 大輔/D.シュワガー Mobil 1 NSX 80 2Laps
17 GT500 一ツ山幹雄/中谷 明彦 ZEROマクラーレンGT-R 78 4Laps
18 GT300 余郷  敦/和田  久 ナインテン ウェディング アドバン ポルシェ 76 6Laps
19 GT300 大八木信行/青木 孝行 ダイシン ADVAN シルビア 6Laps
20 GT500 古谷 直広/高橋  毅 ノマド ディアブロGT-1 75 7Laps
21 GT300 脇阪 薫一/原  貴彦 ウェッズスポーツセリカ 7Laps
22 GT300 城内 政樹/田中 正信 シグマテック911 7Laps
23 GT300 北浦 健吾/桧井 保孝 アビリティ・マリオポルシェ 74 8Laps
24 GT300 松永 雅博/佐藤 久実 ネッツアペックススピリットMR-S 8Laps
25 GT300 松田 秀士/福山 英朗 シェルタイサン アドバンGT3R 8Laps
26 GT300 須賀 宏明/柴原 真介 イクリプス RDタイサンGT3R 8Laps
27 GT300 田中  実/松田 晃司 BP・KRAFT・トレノ 8Laps
28 GT300 石橋 義三/小宮 延雄 外車の外国屋 アドバンポルシェ 73 9Laps
29 GT300 井倉 淳一/真希 遊世 JIM-C TWS F355 72 10Laps
30 GT300 佐々木孝太/西澤 誠剛 ヒマラヤ D-PROJET RSR 67 15Laps
31 GT300 西澤 和之/M.アピチェラ 986ボクスター 66 16Laps
32 GT300 平川  晃/橋村 俊英 PCJ塩見設計&千成ポルシェ 61 21Laps
33 GT300 袖山 誠一/尾本 直史 C-WEST オートスタッフ ADVAN シルビア 55 27Laps
--- 以上完走 ---
R GT300 小林 且雄/谷川 達也 クスコスバルインプレッサ 46 36Laps
R GT300 新田 守男/高木 真一 スーパーオートバックス アペックス MR-S 45 37Laps
R GT500 影山 正彦/R.ファーマン デンソーサードスープラGT 26 56Laps
R GT300 山野 哲也/松本 晴彦 RE雨宮マツモトキヨシRX7 56Laps
R GT500 鈴木亜久里/土屋 圭市 ARTA NSX 23 59Laps
R GT300 羽根 幸浩/日置 恒文 大黒屋ARCぽるしぇ 13 69Laps

 

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